蒼い風の通り道

いつも爽やかな心でいられますように・・・

感動のコンク、困苦??

2009年05月31日 | 旅行
 美味しい朝食を食べて、いざ出発。この日も快晴です。
「フランスで最も美しい村」に認定された場所の中でも、これから訪れるコンク(Conques)は最高峰と言われています。コンクを変換すると困苦となり、私達の間でウケました。まだまだお箸がころがってもおかしい年頃なんですよ~。

他の村々が割りと近くに集まっているのに対し、コンクだけは離れていて、車で2時間ちかくかかります。行こうかどうしようか迷ったのですが、困苦に惹かれて行くことにしました。

山あいのクネクネ道を走って、下にコンクの村が見えてきたとき・・・心底、来てよかったと思いました。



全員が言葉を失くしたほど、神秘に満ちた村でした。





11~12世紀頃、巡礼者が多く訪れたそうですが、その当時のまま残っているかのようでした。

ここで昼食も食べ、いつまでも立ち去り難く、放心状態で石段に腰を下ろしていた私達でした。

ミディピレネーの美しい村々 1

2009年05月31日 | 旅行
 さて、私達の車は北上し、この日の宿はコルド・シュルシェル(
Cordes Sur Ciel)です。フランスの地名って読みにくいですね~。



途中の風景。緑の斜面をころがりたいと思うのは私だけでしょうか。



この村も遠くから見ると、今までのところと似ていますね。



村の中はこんな感じです。石造りの家が続きます。

ここではオーベルジュに泊まりました。☆付きだったので、ディナーもここで。



建物は古いのですが、新しさを取り入れているのが感じられます。食事をしながらキッチンが見えるのもそのひとつかな。





肝心の食事ですが、こうやって写真を見ても、何だったのか思い出せないのです。メインは少しずついろんなものが食べられるのがこのレストランの特徴らしいのですが。ホントに何を食べたのでしょう~??
この夜は一応、女性陣はドレスアップした・・・つもりです。
ヨーロッパではディナーのときは黒を着れば間違いないと誰かに聞いて以来、私はいつも黒のミディ丈のワンピースに決めています。そのため、ディナー時の写真はいつも同じ洋服なのですぅ・・・・。

ディナーは記憶がないのですが、ここの朝食は美味しかったです。写真がないのがザンネンですが、特にカヌレがgoodでした!どっしりとただ重いだけのカヌレしか日本で食べたことがない私。中がふんわりしっとりしたカヌレを食べて、カヌレの美味しさを初めて認識しました。


南仏への旅 2

2009年05月27日 | 旅行
 翌日から3夫婦、6人での旅です。ぐっとかしましくなりました。
まず向かったのは・・・えーと、正式な名前がわかりませんが、自然公園みたいなところです。いい加減ですね~、私ったら。ヨーロッパに来る直前まで仕事が忙しかったので、まったくの人まかせで、どこに行くのかもよくわかっていなかったのです。往きの飛行機の中でちょっとガイドブックを読んだのですが、ほとんど頭に入っていませんでした。

で、この公園ですが、ヨーロッパでここだけに野生のフラミンゴがいます。



いました、いました!いっぱいいました~!フラミンゴを見るのは初めてです。



飛ぶ姿は優美で、写真に撮りたかったのですが、意外とスピードがあり、全然ついていけませんでした。
その他、いろんな野鳥が生息し、野鳥好きの人にはたまらないだろうと思いますが、6人のうち、誰も野鳥には関心がないので、フラミンゴだけ見て、出発。
途中、お塩で有名なゲマルクに立ち寄り、次はスペインとの国境の町、コリウールです。



街並みが何となくスペインっぽいです。
ここでお昼を食べたのですが、メニューもスペインっぽく、いわしの塩焼きや海老のオリーブ焼き、烏賊のフライなど。日本人にはほっとする食事です。

この町ではちょっとゆっくり海を眺めて過ごし、いよいよカルカソンヌ(Carcassonne)へ。



遠くから城塞都市が見えた時は感激しました。ヨーロッパ最大の城塞が囲む様子は「カルカソンヌを見ずして死ぬな」と称えられるそうです。フランスではモンサンミッシェルに次ぐ観光地とか。




夜はライトアップされ、幻想的になります。夜の散歩もいいのですが、さすがに夜になると冷え込み、私はさっさとホテルに戻りました。

翌日は朝、もう一度カルカソンヌの城塞の中を歩いてから、トゥールーズ(Toulouse)に向かいました。ここはフランス6番目の大都市です。旧市街はピンクの粘土から作った赤レンガの家並みが連なり、「薔薇色の町」と言われるそうで、薔薇に弱い私は是非見たかったのですが、人も車も多く、大都会過ぎて疲れました。そのため、写真もロクなのがありません。



ジャコバン修道院・・・・だったかな?

このあたりでそろそろ一度和食でも、と思ったのですが、やっと見つけた日本料理店は「すしやき」という名前で、寿司とすき焼きを合わせたような店名がどうも怪しいということになり、やめました。この日の昼食は歩きながらのサンドイッチとなりました。

トゥールーズで疲れ果てた中年グループ。次のアルビ(Albi)はあまり気が進まなかったのですが、とにかく行ってみました。





アルビ大聖堂に入って、その豪華さにびっくり!金銀の細工や様々に彩色された彫刻があり、疲れも吹っ飛び、驚きの連続でした。
ちょうど、子供達が学校の社会科見学で来ていて、熱心に・・・そうでもない子もいたけど、先生のお話を聞いていました。

もうひとつの見どころ、ヴィュー橋(Pont Vieux)です。



ヨーロッパ最古の橋とのことで、ここをバックに写真を撮りまくってから気づきました。↑の橋は何でもない橋で、私達が立っているのがヴィユー橋であることに!



間抜けな自分達に大笑いするしかない私達でした。

南仏への旅 1

2009年05月27日 | 旅行
 身の程知らずのランチの後、いよいよ観光がスタートです。
今回は「フランスで最も美しい村」に認定されたところを巡る旅です。美しい村に認定されたのは130箇所以上あるそうですが、さて、何ヶ所廻れたかな・・・。

まず向かったのはオランジェ(Orange)です。



ここはローマ帝国が支配したことがある為、この時代の遺跡が残り、中でも世界遺産に登録された「ローマ劇場」が見どころです。これは劇場の外の写真ですが、内部は今でも舞台が上演されているとか。

次はゴルド(Gordes)です。



山塊の上に位置し、周囲はオリーブ畑やぶどう畑、牧草地が広がります。ゴルド村の建物は石で造られ、屋根はテラコッタタイル、フェンスは許可されず、石の壁のみになっているそうで、美しい村に認定される為には統一性が大切だと思いました。夕陽に照らされた村は何とも優雅でした。

この後は例の安ホテルに泊まりました。

翌日はルール・マラン(Lourmarin)に行き、そして、ナジャック(Najac)へと向かいました。



ナジャック城です。1100年に建てられたそうです。

次はリル・シュル・ラ・ソルグ(Lile sur la Sorgue)へ。ここは「南仏のヴェニス」と呼ばれ、街はいくつもの島からなっているそうです。



この河沿いのレストランでお昼を食べたかったのですが、この日はアンティークの市が開かれており、人と車でいっぱいだったので、断念。
アヴィニョン(Avignon)に向かいました。



有名な「アヴィニョン橋」です。本当は対岸まで22のアーチがあったそうですが、4つだけが現存しているそうです。途切れたままなのが、歴史を偲ばせますよね。



ノートルダム大聖堂と教皇宮殿です。青空に白い建物がよく映えます。裏通りなどを探せば、地元の人が行くレストランがあるのでしょうが、お腹が空いたのと暑さで、この目の前の如何にも観光客相手のレストランでランチにしました。でも、意外と美味しくて、何より安かった!

お腹が満たされた私達。さて次はポン・デュ・ガール(ガール水道橋Pont du Gard)です。




逆光だったのでうまく撮れていませんが、この橋が紀元前に造られたなんて信じられないです!!
2千年前に思いを馳せて、しばし無言になりました。

立ち去りがたかったのですが、強行軍の私達、次が待っています。ニーム(Nimes)dです。円形闘技場アリーナを訪れました。





下の写真はアリーナの外観です。
今でも闘牛が行われており、コンサートやイベントなども行われているそうで、石の椅子席にはちゃんと番号が記してありました。今のサッカースタジアムはここをお手本にしたのかしら。

充実した一日が暮れようとしています。今夜の宿はスペイン国境に近い海辺の町(名前を忘れました!)です。ここで、B夫婦と合流しました。B夫婦とは日本では5分も離れていないご近所さんなのですが、こんなところで会うなんて、私達も遠くに来たものです。

不相応な贅沢ランチ

2009年05月24日 | グルメ
 ジュネーブに着いた翌々日から南仏へ旅行に出かけました。一昨年のクロアチアと同じ、3夫婦での旅です。

朝、うちを出て、お昼前にA夫婦をリヨンでピックアップし、4人で最初のランチとなりました。
いつだったか、京料理の板前さんから、「フランスでおススメのレストランは、パリのラ・ミジャンとリヨン郊外のPIC」と聞いたことがあり、ちょうど通り道なので、PICを予約しました。
PICは3代続いて3つ星で、今のシェフは女性です。女性シェフでは唯一の3つ星とのことで、期待に胸は高鳴ります!
ちなみに、ラ・ミジャンはビストロで初めて☆を獲得した店だそうで、後で行った2夫婦によると、リーズナブルで格別に美味しかったそうです。

さて、PICですが、何てことない田舎町にかなりの存在感を示していました!
非常に洗練され、かつフレンドリーなスタッフが席に案内してくれました。近くの席にはどこかで拝見したお顔が・・・。料理評論家の山本益博さんでした。お金持ちそうな年配の方々とご一緒でした。思わず自分の服を・・・こんなんでよかったかしらん。

メニューを見て、男性陣が唸っています。女性のメニューには値段が書いていないのです。当然、安いほうのコースにしました。



まずアミューズです。非常に繊細で可愛らしい感じです。もう前のことなので、内容は忘れてしまいましたが、左端がフォアグラのムース、右端はアンチョビーの何とか・・・でした。



最初の前菜です。たしか、トリュフのムースに下はフォアグラのクリームブリュレでした。言葉を絶する美味しさです。



次の前菜。旬のホワイトアスパラガスです。ホワイトアスパラガスは家でも茹でてパクパク食べましたが、ここではあくまでも上品に一本のアスパラガスをいただきます。ソースが絶妙で、こんなに美味しいアスパラガスは初めてでした。



次はマッシュルームの下にはラビオリが隠れていて、これは何と表現したらいい味なんでしょう・・・。



何故か写真が小さくなりましたが、オマール海老です。ここまでのお料理、どれも小ぶりで、決しておちょぼ口とは言えない私なら一口でもOKなんですが、さすがにちょっと気取って、三口くらいで食べました~。



白身魚のソテーです。ソースが凝っていて、例えば右上のグリーンはズッキーニを使ったソースです。
この後、お口直しのシャーベットがでました。とってもさっぱりしたまさにお口直しができたシャーベットでしたが、残念ながら、写真が大ボケだったので削除しました。



お肉料理は・・・これは何だと思いますか?・・・鳩です!中華料理で鳩のミンチは食べたことがありますが、塊は初めて。しかも、レアです。ぎょぎょっ!恐る恐る食べたら、臭みが全くなく、おいし~い!上のつけ合わせはルバーブの中にフォアグラが詰まっているという凝りようです。



チーズワゴンです。女性陣はお腹がいっぱいだったので断ったら、とてもシンプルなドレッシングのグリーンサラダを持ってきてくれました。



デザート前の小菓子です。左のマカロンは下がストロベリーチョコがけで、上に小さなラズベリーがのっかっています。今までで一番美味しいマカロンでした。



一番目のデザートです。何だったか・・・忘れました~!何かのアイスの上に何かの泡がかかっていた、と思います。



二番目のデザートです。赤い筒のような部分は飴細工みたいな食感です。中はマスカルポーネを使ったクリームです。

ここで、例の女性シェフが各テーブルを廻って挨拶にきました。
とても気さくで腰が低く、好感の持てる方でした。快く写真撮影にも応じてくださいました。

その後、庭でお茶とまたチョコレートをいただいていたら、今度はキッチンまで案内してくれました。
「美味しかったね~!感じのいいところだね~!」と賞賛の嵐の中にいた私達。チェックを見て、唖然、呆然、愕然・・・。高~~っ!!
どれだけ高かったかは、その夜泊まったホテル(安宿ですが)の宿泊代とホテルで食べた夕食代、モチロン、ワイン込み、朝食代、全て4人分とこのランチ一人分がほぼ同じ値段、と言えばおわかりいただけるかと思います。

ランチだから、ワインもそんなに飲まなかったし、というか、値段が怖くて飲めなかったというのが本音。

お料理はそれは素晴らしかったです。京料理に通じるような繊細さと季節感がありました。サービスも大満足でした。
でも、でも、あまりにも高すぎます、私達には。

もう二度と行けないと思うけど、素敵な思い出にはなりました。

その後はランチもディナーもなるべく安くを心掛けたのは言うまでもありません。

お久しぶりです!

2009年05月22日 | Weblog
 4月30日から約3週間、ヨーロッパに滞在し、先日、帰ってきました。
向こうではマスク姿の人は皆無だったのに、日本では新型インフルエンザにピリピリムード。
帰国した日が関東の感染者と同じだったこと、帰りのルートもほぼ同じだったことで、ちょっとビビリましたが、私の便は朝8時に到着したので、全く問題なかったです。
でも、感染された方は気の毒ですよね。今後、言われ無き中傷を受けないようにと願います。
そして、早く終息してほしいです!マスクは嫌いなんです、私。

さて、これから暇を見つけてボチボチと旅行の記事をUPしていきたいと思います。

着いた翌日にまず行ったのは「ジュラ山脈」です。
ある方から教えていただいて、どこにあるのかな・・・と思っていたら、何と、家のバルコニーから遠くに見えました!



白い断崖が横に連なっていて、とても美しいです。車で30~40分で行けました
。ジュネーブはもう夏の陽射しでしたが、ここはまだ所々雪が残っていて、寒いこと寒いこと!
クロスカントリースキーのメッカでもあり、シーズン中は賑わうと思いますが、今は人影もまばらで、その分、美味しい山の空気をいっぱい吸い込んできました。

ここには「JURAワイン」と言って、とても個性的なワインが栽培されているということで、楽しみにしていたのですが、この日はメーデーでお店はほとんどお休み。あきらめかけたのですが、執念で開いているお店を見つけ出し、試飲して、ぎょっ!何!?この味~~~!?
顔をしかめていると、お店のマダム曰く、「コンテ(グリエールチーズ)と一緒に飲んでごらん、美味しいから」
確かに、チーズやナッツをつまみながら飲むと意外にイケます。
不思議なワインでした。
写真を撮らなかったのがザンネン・・・。

翌日から南仏への旅が始まるのですが、また明日にでも・・・。

そうそう、ついでにアパートの周囲の景色を。



どうですか~?すんごい田舎でしょう?一面、緑、緑です。

少し離れたところですが、まるで「冬のソナタ」のような並木道を見つけました。



ユジンになりきって歩いてみましたぁ。スイスでは流行らなかったのかしら?こんなそっくりな場所があるのにね。

Thank you!

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