なんか疲れた

Bullshit, crap, whatever you want to call it.

シンガポール

2008-09-30 | Weblog
マレーシア出張中にマレー系マレーシア人のシンガポール人に対する感情を知る機会があった。

マレーシアやシンガポールの歴史は、イギリスや日本による植民地時代があり複雑だが、近代に関して簡単に表現すると、シンガポールは裕福な中華系が中心となってマレーシアから1965年に独立した国と言えるだろう。ある意味、巨大なチャイナタウンのようなものであろうか。

シンガポールは、マナー管理に関する厳しい法律で有名だ。どこでもかしこでも列を作って順番に並ぶというのも、他の地域の中華系とは異なる点だろう。

シンガポール人は規律ある社会に誇りを持っており、マレーシア人を見下しているらしい。例えば、シンガポールの空港や駅で人がごった返してる場合、係員が「ここはマレーシアじゃないのだからちゃんと並びなさい」と、余計な比喩を交えてアナウンスすることがあるらしい。公共の場所で、本当にそんなことを言っているとしたら、お粗末な話である。

しかし、マレーシア人に言わせると、シンガポール人は法令順守の精神を持ち合わせているわけではなく、罰則が怖いから守っているだけらしい。それを示す一例として、マレーシアの高速道路で大幅にスピードを超過して走っているのにはシンガポール人が多いということだ。マレーシア人はそもそも道路交通法を守ろうという気がないのだが、常識的(?)な範囲内で臨機応変に運転してる(らしい)。日本に似ているかもしれない。そんな中を200km/hを超えるスピードで飛ばしていくのがシンガポール人なのだそうだ。

シンガポールは裕福で高級車を持っている人が多いが、国が狭く交通規則も厳しくてスピードを出すところがない。そこで、マレーシアの高速道路で好き勝手やるのだそうだ。そういう偽善的なところがマレーシア人の癇に障るらしい。イスラム教徒であるマレー系マレーシア人は、どうやら内面的な規律を重んじているらしい。




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