Mister Seahorseという絵本を買った。Eric Carleの作品だ。
http://www.eric-carle.com/rev-seahorse.html
腹ペコ青虫(The very hungry catapillar)で有名な絵本作家。オスが子育てをする魚の話だ。タツノオトシゴやヘラヤガラ、ティラピアがきれいな色彩で描かれている。
魚類ではオスが子育てをするケースが多い。理由ははっきりわからない。配偶子に最後に近くにいる性が子育てをする羽目になるという説もある。メスは自分が産んだ卵をオスが受精させているうちに姿をくらますという説。あまり説得力がない。理由はさてあれ、特にトゲウオ類ではオスが保育するケースが多く、タツノオトシゴを含むヨウジウオ科で最も極端な例が見られる。オスの腹部あるいは尾部に育児嚢という袋(あるいはヒダ)が発達して、カンガルーのように子育てをする。育児嚢内は浸透圧が体液と等張に保たれ胚胎は保護される。育児嚢上皮から酸素補給もされる。さらには、胚胎は栄養補給を受けると言われている(異論もある)。受精から産仔まで、オスとメスの役割がひっくり返ってしまっている不思議な魚類群だ。
ヨウジウオに関してはまた気が向いたら詳しく書いて見たい。
ところで、タツノオトシゴの尾は腹側に巻くのだが、この本では背側に巻いていることが多い。良くある間違いだ。どうでもいいことだが気になってしまう。
http://www.eric-carle.com/rev-seahorse.html
腹ペコ青虫(The very hungry catapillar)で有名な絵本作家。オスが子育てをする魚の話だ。タツノオトシゴやヘラヤガラ、ティラピアがきれいな色彩で描かれている。
魚類ではオスが子育てをするケースが多い。理由ははっきりわからない。配偶子に最後に近くにいる性が子育てをする羽目になるという説もある。メスは自分が産んだ卵をオスが受精させているうちに姿をくらますという説。あまり説得力がない。理由はさてあれ、特にトゲウオ類ではオスが保育するケースが多く、タツノオトシゴを含むヨウジウオ科で最も極端な例が見られる。オスの腹部あるいは尾部に育児嚢という袋(あるいはヒダ)が発達して、カンガルーのように子育てをする。育児嚢内は浸透圧が体液と等張に保たれ胚胎は保護される。育児嚢上皮から酸素補給もされる。さらには、胚胎は栄養補給を受けると言われている(異論もある)。受精から産仔まで、オスとメスの役割がひっくり返ってしまっている不思議な魚類群だ。
ヨウジウオに関してはまた気が向いたら詳しく書いて見たい。
ところで、タツノオトシゴの尾は腹側に巻くのだが、この本では背側に巻いていることが多い。良くある間違いだ。どうでもいいことだが気になってしまう。
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