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雀の手箱

折々の記録と墨彩画

山の雫

2015年11月04日 | 日々好日




 霜月らしく急に寒さを感じる朝夕となり、薄くなってしまったカレンダーが早かった一年を寒々しく示しています。今年は零余子(むかご)の付きが少ないようです。天候のせいでしょうか。それでも2回は零余子ご飯が炊けそうです。
 銀杏も一緒に炊き込みにするのが我が家流の伝統です。これは彩りでも秋を味わえるのですが、本当は零余子単独で、酒を加えた昆布だしで炊くのがいいと私はひそかに思っています。
 ともあれ、姑譲りのあるじの好物ご飯です。山の幸への感謝をこめてその雫をいただくとします。


子規の句
  ほろほろとぬかごこぼるる垣根かな