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雀の手箱

折々の記録と墨彩画

筑後の櫻

2011年04月13日 | 雀の足跡
 昨年末の大掛かりなリホームのときに駆けつけてくれ、片付けの中心で大活躍してくれた娘に、今回は骨休めの温泉をプレゼントするつもりで希望を聞くと、近くでお湯のいいところというので、先般西日本新聞で見た「満足度通信簿」で、九州山口の風呂部門で九州二位の得票を得ていた筑後川温泉の宿をとりました。

 県内の通いなれた行程なので、初めてだという秋月と日田を、櫻の季節だからとコースに予定しました。
 東京へ帰る日程から逆算して日曜日に宿を予約しました。これが大失敗で、秋月は長い車の渋滞で、脇道を採っても予定した時間より30分も遅れてしまい、人、人で混みあっていました。いつも行く手漉き和紙の店に車を駐めさせてもらい、本通りを避けて、田んぼ道を”杉の馬場”へと向いました。途中の西念寺はひっそりと人気もなく参道に散り敷く櫻の風情を愛でることができました。

 筑後川温泉の宿は評判どおりのいいお湯でした。かすかな硫黄の香と、とろっとした「美肌の湯」で、窓の外は満開の桜、貸切状態でゆっくりと手足を伸ばせました。
 余震に脅かされる東日本の人たちには申し訳ないなどと語らいつつも久しぶりに泉質のよさを満喫したことです。
 翌日の日田は予想に反して、人影もまばらで、雛祭りのころの喧騒が夢のようで、ゆっくり町並みを散策できました。





秋月の櫻と筑後川温泉