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大事な大事な経済安全保障

2022-04-26 20:14:40 | 日記
以前から話題になっている台湾の半導体製造企業TSMCの熊本誘致。
先程テレ東BizというYou Tubeチャンネルでアップされた動画に、
誘致の必要性や、日本にもってくる意義なんかを、専門家の方が詳しく話していました。

半導体製造には、設計、前工程、後工程という作業が必要で、熊本工場では実は
前工程までしか行わず、そこまで作ったものを台湾へ輸出して後工程を行いその時点から製品
として出荷になるとのことでした。つまり日本の中では製品まで作らないという
経済安全保障といって良いのか非常に微妙なところだそうです。
一気通貫で最後まで国内で製造出来るなら、それこそが経済安全保障じゃないかとのこと。

そしてその工場で作られる予定の28ナノの半導体はずっと不足しているとされてましたが、
ここにきて実は足りていたとのこと。さらに工場の稼働予定の2024年には足りていると
されているそうです。

さらにその半導体は一昔前の技術だそうです。10年前の技術で全然最先端ではないそうです。
環境負荷の問題もあるそうで、工場の稼働には大電力が必要なのと、きれいな水を大量に
使うそうです。
以前に台湾で水不足や電力不足のニュースを聞いたことがありましたが、
雨が降らないんだなーとか、原発止めたのかなーとか、適当に聞いていたので、
もしかしたらこの工場が原因の一因なのかと思うと熊本の地下水は大丈夫かと心配に
なります。
まぁわざわざ誘致してきた経産省が細々とした取り決めをしてると思うので、
大丈夫だと思いますが。
そして人材、1700人の雇用を産むと謳っていますが、地元熊本大学でこれから毎年60人の
半導体技術者を育てるとしているそうですか、まだ始まったばかりで2024年に何名の
技術者が産まれ、雇用されるのか。はたまた外国籍の技術者が大量に入ってきて
その家族も連れて新しい菊陽町という国際都市が産まれるかもしれません。
売上はtsmcが持ってゆく、人材も多分日本人少数。多額の税金投入、すでに足りている
半導体の工場。この時点で経産省は何を考えてるのかわかりません。
自民党の政治家も誘致を強力に推し進めてましたか、そもそも日本の工場では
前工程までで、台湾へ持って帰って完成するというこのちぐはぐさ。
ここまで聞いて経産安全保障としてこの誘致が本当に必要なのか理解に苦しむようになりました。

工事はすでに着工しています。


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