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『世界』を読む会

寅さんの博も読んでいる『世界』を読んで、話し合おう。

東久留米の『世界』を読む会・昼の部・3月例会は、9名で。

2025-03-19 17:49:32 | 日記
東久留米の『世界』を読む会・昼の部、3月例会の報告
 
 東久留米の『世界』を読む会・昼の部の3月例会は、3月18日(火)、午後4時から、生涯学習センター学習会議室3で、9名の参加で行なわれました。
 
■ 今月のテーマは
 ・魚住 昭×清武英利「〝最後の独裁者〟の素顔」
 ・吉弘憲介「ポピュリズムの本質」
 ・倉地真太郎、佐藤一光、徐一睿「イノベーティブ福祉国家の可能性」
   の3本でした。
 
◎ 第1テーマ・魚住 昭×清武英利「〝最後の独裁者〟の素顔」
 能力の高い人だったのだろうが、権力との関係で良いジャーナリストとは言えなかった。独裁者を生んでしまうことの問題、独裁者は底辺を置き去りにしてしまう。又、№2以下を抑えてしまうので後継者が育たなかった。又、SNSの時代に適応することができなかった。情報を得るために、権力と接するうちに取り込まれてしまう「情報の魔力」の説明は、よく分かった。
◎ 第2テーマ・吉弘憲介「ポピュリズムの本質」
 短期的な利益に誘導されてしまうことは、さきざきに困難を招くのに、人びとが惑わされる状況が広がっている。SNSによる、ポピュリズムの浸透は、怖いものを感じる。①赤字国債の乱発による経済の破綻、②集合財の解体=公共の破壊という問題、③排外主義などが問題なのだ。問題の解決を、経済成長に求めているのは、どうだろうか。
◎ 第3テーマ・倉地真太郎、佐藤一光、徐一睿「イノベーティブ福祉国家の可能性」
 ケインズ型の福祉国家像でなく、「イノベーティブ福祉国家」という新しい福祉国家像を提起しているというが、ほとんど「イノベーティブ経済成長論」という、新しい経済成長論という感じだ。惑星的な思考の時代に生きていると言いながら、あくまでも経済成長を求めるという主張だ。デンマークから学ぶことは色々あるだろうが、世界がそうなれば解決というのはどうか。
 などと、話し合いました。
 
■ 3月号のその他のお薦め
 ・須山 「出生前検査と「生きられた障害」の時間」 二階堂祐子
  でした。
 
◎ 東久留米の『世界』を読む会(昼の部)4月例会のお知らせ
 ●日 時 4月16日(水) 午後4時
 ※ 第3水曜が定例です。
 ●場 所 生涯学習センター・集会学習室5
 ●持ち物 雑誌『世界』4月号
 ○共通テーマ
 ・「不登校をきちんと迷う」        貴戸理恵
 ・「自由民主主義と国際秩序 再構築の鍵」 遠藤誠治
 ・「いじめ後遺症 第2回」        斎藤 環
   (3月号の「第1回」も参考に)
 ※ この他に、zoomでの『世界』を読む会が、第2水曜の、午後7時からで開催されています。参加希望の方は、メールで申し込んで下さい。
 ● 連絡先 須山
           suyaman50@gmail.com
 
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