『世界』を読む会

寅さんの博も読んでいる『世界』を読んで、話し合おう。

「憎しみの連鎖を断ち切る」はスゴイ!

2019-01-30 16:53:17 | 日記

『世界』2月号の、笠原十九司「憎しみの連鎖を断ち切る」は、スゴイ!

                     須山敦行

題材は「通州事件」。

  

被害者の子どもであった姉妹への聞き取りを中心とした内容だ。

「■姉・久子さん(聞き取り後、筆者に寄せられた手紙より)
 私達って本当の姿は、もっと分裂していて、憎しみとか、諦めとか、怒りとか、悲しみとかがゴチャゴチャにまじり合って、一体自分が何者だか訳が判らなくなった人間でもあったのです。その状態から脱皮するのは簡単なことではありませんでした。それこそが、私達の本当の姿なのだと私は思っています。
 私は今でも父や母や妹を虐殺した者たちを許してはおりません。理解はしたつもりですけれど、忘れはしません。それでも尚、私は誰よりも大きな声で「憎しみの連鎖を絶て」と叫んでいます。」

憎しみの坩堝から、通州事件にたいする「憎しみの連鎖を断ち切る」ための歴史認識を自己のものとするための葛藤をしてきた 被害の当事者の久子さんと対照的に

櫻井よしこや藤岡信勝が、通州事件の記憶を中国人にたいする「憎しみの連鎖」の喚起に利用して、憲法九条改悪のために暗躍している。

結局は戦争はだめだということにつきます。戦争は人間が人間を殺すという馬鹿なことなのです。という、妹節子さんの声

通州事件を
  平和への決意へ  憎しみの連鎖を断ち切る  ことを目指す人と
  戦争へ進むために 憎しみの連鎖の喚起に   利用する人

『世界』二月号の、最も、お薦めの内容です。

http://historyjapanpwblog.net/tungchow-mutiny

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

16日、富岡の「世界」、1月例会は8名の参加で。

2019-01-19 00:01:56 | 日記

 稀勢の里、引退発表の1月16日(水)、8名の参加で、富岡の雑誌『世界』を読む会が行われました。
 オリンピックを巡る課題では、結構身近で身に迫る問題として熱い討論が。
 見るスポーツではなく、やるスポーツとして、大会参加者が楽しめる会の運営をなさっているという話。正月から、箱根駅伝とか大騒ぎするテレビに、うるさい!という声。メダル至上主義。勝利至上主義。電通のためのオリンピック。8月開催で、熱中症は。台風が来るんでは? ナショナリズムに利用される。でも、ジョコビッチ対錦織でも、ジョコビッチを応援するという、ナショナリズムを越えた人も。オリンピックを始め、大方の進めることに、自分はよそ者の感覚を持つという人。いや、色々ありました。
 もう一つの、歴史修正主義のトリックを見破る課題は、何か一つ分かったような内容でした。
 ...
共通テーマは、
○ 「「当たり前」化する政治」        坂上康博×鈴木直文
○ 「大衆動員の社会実験としての東京五輪」     本間 龍
○ 「歴史的デマゴギーへの対処法」          加藤直樹
                   でした。

その他のお薦めは、以下のモノでした。
● 郡山 「韓国・徴用工判決「解釈」を変えたのは誰か?」
                                山本晴太
     「消費社会とポスト・デモクラシーのゆくえ(上)」
               ステファーノ・バルトリーニ×中野佳裕
● 島崎 「報道の未来は、「弱さを見せる強さ」にかかっている」
                          林 香里×永田浩三
     「独立した公共放送は可能か」       チェ・スンホ
     「韓国の政権と公共メディア」        チェ・ヨンセ
     「熟議民主主義めぐる韓国の実験」     高野 聡
                   でした。
                          
◎ 富岡の雑誌『世界』を読む会、2月例会 の予定

●日 時 2月13日(水) 午前9時半
●場 所 富岡市生涯学習センター
●持ち物 雑誌『世界』2月号
○共通テーマ
  「コービン労働党の歴史的位置」        長谷川貴彦
 「チーム・コービンはイギリスを変える」     藤澤みどり
 「強制労働問題の和解への道すじ」       内田雅敏
 「戦後補償管見」                   新村正人
●郡山さんからのお薦め
 「リベラル・デモクラシーの終焉?」        三宅芳夫
 「消費社会とポスト・デモクラシーのゆくえ(下)」
             ステファーノ・バルトリーニ×中野佳裕

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

練馬は、小岩で新年会。6名で。

2019-01-11 23:16:55 | 日記

 1月10日は、練馬の『世界』を読む会1月例会でした。
 練馬の『世界』は、1月は恒例の新年会を兼ねた会です。小岩の櫻井さんの駅近い事務所を会場にお借りしました。  
 狭い道の左右に、色とりどりの店が並ぶ、下町らしい賑わいの小岩駅界隈、再開発の話があるようですが、人が歩いて交流するこういう街を壊してほしくないですね。ビルが建って、チェーン店が入るという、どこに行っても同じ顔の街にしてほしくないです。
 お酒も出る、ということで? ゲストとして根上さんが参加で、6名の賑やかな会になりました。
 根上さんは、会を楽しんでいただけたようで、多分、来月から続けて参加になると期待しています。...
 お昼前から始まって、終了は午後5時。
 よくしゃべり、よく飲み、よく食べた、新年例会でした。
 
今回の共通テーマは、
○ 巻さん提案の
  「「当たり前」化する政治」      坂上康博×鈴木直文
○ 須山提案の
  「熟議民主主義めぐる韓国の実験」       高野 聡
○ 櫻井さん提案の
  「消費社会とポスト・デモクラシーのゆくえ(上)」
             ステファーノ・バルトリーニ×中野佳裕
○ 伊藤さん提案の
  「自衛隊と災害救助 第2回」          島本慈子
○ 青木さん提案の
  「官製ヘイトに屈する司法」           中村一成
                     でした。

その他のお薦めは、以下のモノでした。
● 櫻井 「韓国・徴用工判決「解釈」を変えたのは誰か?」
                              山本晴太
    「トランプ・ザ・パニック」           北丸雄二
● 青木 「紛争地を取材する」    安田純平×野中章弘
● 巻  「報道の未来は、「弱さを見せる強さ」にかかっている」
                        林 香里×永田浩三
● 須山 「歴史的デマゴギーへの対処法」   加藤直樹
                   でした。
                          
◎ 練馬の『世界』を読む会、2月例会 の予定

●日 時 2月14日(木) 午後6時
● 場 所 喫茶アンデス
     練馬区豊玉北5-17-9 井上ビル 2F
      電話 03-5999-8291
      練馬駅[A2]から徒歩約1分
●持ち物 雑誌『世界』2月号
○共通テーマ
  「水道事業「民営化」その問題点と対応策」  橋本淳司
 「ゲノム編集した子の誕生と倫理問題」     島薗 進
 「独裁と権威主義に立ち向かう世界的民主運動を構築する」
                      バーニー・サンダース
 「ヨーロッパに幽霊が出ている」          廣瀬 純
 「憎しみの連鎖を断ち切る」          笠原十九司

● 連絡先 須山
     suyaman51@mail.goo.ne.jp

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新年の「世界」スタート。東久留米の1月例会、9名で。

2019-01-11 22:48:37 | 日記

  年が明けて、9日、東久留米の『世界』を読む会の2019年1月例会を行いました。
 冷え込みがきつく、風邪をおして参加の頑張り屋を含めて、また、新しく参加の方もあって、参加者は9名の盛会でした。
 髙木さんが、全国紙の新年の社説をコピーして資料提出して下さいました。
 また、SNSが一つのテーマで、それぞれのSNSの付き合いぶりなども交流しました。第二テーマの、消費社会論にしても、私たちの暮らしぶりと関係のある話題でした。

 なお、2月号の「岩波俳句」に、我らの巻さんの句が、連続で佳作入選していました。すごい!

 来月は、会場が市役所の向かいの「スペース105」ですので、お間違えないように。

共通テーマは、
○ 西崎さん提案の
   「SNSと言論の自由」              福田直子
○ 須山提案の
   「消費社会とポスト・デモクラシーのゆくえ(上)」
             ステファーノ・バルトリーニ×中野佳裕
                     でした。

その他のお薦めは、以下のモノでした。
● 富塚さん ・「大衆動員の社会実験としての東京五輪」 
                               本間 龍
● 巻さん  ・「「当たり前」化する政治」
                       坂上康博×鈴木直文
● 須山   ・「歴史的デマゴギーへの対処法」 加藤直樹
                      でした。

◎ 東久留米の『世界』を読む会、19年2月例会のお知らせ
●日 時 2月13日(水) 午後6時
●場 所 スペース105(市役所向かい)
●持ち物 雑誌『世界』2月号
○共通テーマ
  「リベラル・デモクラシーの終焉?」     三宅芳夫
  「憎しみの連鎖を断ち切る」         笠原十九司

※ 第2水曜が定例です。ご承知ください。

● 連絡先 須山
     suyaman51@mail.goo.ne.jp

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする