『世界』を読む会

寅さんの博も読んでいる『世界』を読んで、話し合おう。

ドローン戦争の実態

2016-01-21 15:03:40 | 日記

「ドローン戦争は民間人を殺し、テロを煽る」という標題の、
『世界』2月号のインタビューは刺激的だ。        須山敦行

ここで出会う「用語・表現」は、実態を暴き出すものだ。

以下の言葉が何を語っているか、想像してみて下さい。
そして、興味を抱いたら、是非一読を勧めます。

・「窮極の『覗き魔』
・「ファンサイズド・テロリスト」  (「一口サイズのテロリスト」)
・「伸びる前に、草刈り
・「マルチタスク」、「タスクの完了
・「怯えた動物を壁ぎわ追い詰めるな。死に物狂いで反撃されるから
・「白い服を着ていれば誰でもいい
・「人を殺す責任は分割され、自分たちの行為に全責任を負っていると感じる者は誰もいない」
・「ラムシュタイン基地で働く人々はみな、ここを通過するすべての信号に責任がある」

 さらに、こんな部分は

 「ゴンザレス:
   ビデオゲームに熱中して育ったそうですね。ビデオゲームから戦争へ、という影響について話してください。
  ハース:
   この分野の人材募集でゲーマーが第一ターゲットになるのは、マルチタスクをこなす能力のためです。多くのタスクを無意識のうちに、反射的にこなすことができ、それについていちいち考えたりしません。この任務には、それが最も重要な能力なのです。でも、多くの部分は慣れによるものです……画面に映るものをみて、それを殺し、その後は何事もなかったかのように、さっさと別のことに頭を切り替える。タスクを一つ完了しただけなのです。」

   「実際に攻撃を遂行する過程には、多数の人たちがかかわっています。パイロットは引き金を引き、画像解析官は標的を選び出し、そして意思決定を下す人がいる。みんなで一つのシステムを形成しているのです。
   つまり、人を殺す責任は分割され、自分たちの行為に全責任を負っていると感じる者は誰もいない。」
  「このシステムが機能するために働く人間はひとり残らず結果に責任があります。」

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blogで、素敵な投稿が。

2016-01-15 20:24:22 | 日記

東久留米の「『世界』を読む会」の会員さんが、ご自身のblogで、「『世界』を読む」という、素敵な文章を書いて下さいました。
紹介します。
http://ameblo.jp/nishi42195/entry-12116119518.html



「世界」を読む。

...

January 11, 2016
テーマ:日常のこと

昨年12月、図書館の掲示板に「世界を読む会」への参加のポスターが貼ってありました。
電話で聞くと、昨年1年間友人と二人で世界を読んできたので、今後はこの市でもやろうということになり参加者を募集したとのことでした。

12月に参加してみたところ、10名ほどの読者が集まり世界の中の3本の論文を共通に読んできて、それを素材に討論する方式でした。

世界は岩波書店の月刊誌です。
2016年で創刊70年になる雑誌です。

この間、世界を読んでいきたいと思っていましたが、活字を読むのに目が悪くなり、ついつい遠のいていました。それで、自分に「強制」をかける意味でもこの読書会の参加に思い立ったのです。

世界を読んでみて、「過去・現在・未来」に関わる諸問題をさまざまな分野の方が執筆していて、いろんなことを知ることができます。現代に生きる私(たち)がとらえなければならない諸テーマ、諸課題を「民主」「立憲」「基本的人権」のスタンスから紐解いていきます。

年末に雑誌類を整理したら、たまたま「世界」の1995年1月号が出てきました。創刊50周年記念企画の一つとして「大江健三郎特別対談 初心から逃れずにきた」と題して、大江健三郎さんと安江良介さん(岩波書店社長)が対談しています。

20年ぶりにこの対談を再読し、大江さんが「ヒロシマ・ノート」を書いたころ、書いたこと、書いたあとのことなど・・・、想像しながら読むことが出来ました。そして、いま、沖縄の辺野古で起きている問題などにも想いはつながっていきます。

今回は世界が創刊70年ということで、年間購読申込すると1万円という読者サービスをしています。それで、1年間は読もうと、年間購読申込もしました。

「世界」を読む。
これが私の今年の読書のベースになります。

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練馬の例会、4名で楽しく。

2016-01-15 12:50:52 | 日記

13日の練馬での1月例会、は4名の参加でした。

4名のお薦めは、以下のモノでした。

● 櫻井郁利   ・「分離済みプルトニウムの処分という難問」   
                         フランク・フォン・ヒッペル、田窪雅文
          ・「『戦死』近づく中で平和に生きる権利を問う」  田中伸尚
          ・「東芝粉飾決算事件のそれから」          細野祐二
● 伊藤亨    ・「憲法九条の削除・改定は必要か」         杉田 敦
          ・「エクソンは知っていた!」 ロスアンゼルス・タイムズ取材班      
           ・「東芝粉飾決算事件のそれから」          細野祐二
● 巻和泉   ・「『テロとの戦争』という文明的倒錯」        西谷 修
          ・「日本映画のなかの『戦後七〇年』」        四方田犬彦
          ・「精神病院にしがみつく日本 司法精神病院も捨てたイタリア」
                                         大熊一夫
● 須山敦行  ・「憲法九条の削除・改定は必要か」         杉田 敦
          ・「沖縄は新基地を拒む」                翁長雄志 
          ・「軍事戦略の中の沖縄」               伊波洋一


◎ 『世界』を読む会(練馬)  2
月例会 の 予定

● 日 時 2月15日(月) 午後7時
 ※ 2月は、第3月曜日です。
● 場 所 喫茶アンデス 練馬区豊玉北5-17-9 井上ビル 2F
      電話 03-5999-8291
      練馬駅[A2]から徒歩約0分  
● 持ち物 雑誌『世界』2月号
● 共通テーマ 1 「繰り返される『競技場問題』」         松隈 洋
            2 「ドローン戦争は民間人を殺し、テロを煽る」
                      ファン・ゴンザレス、エイミー・グッドマン
           3 「静かなる〝恨〟とともに」           林 直樹
 ※ 共通テーマを設けましたので、この三つは優先して読んで置いて下さい。
● 連絡先 須山
      suyaman51@mail.goo.ne.jp


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東久留米の新年の『世界』を読む会、7名で開催。

2016-01-13 16:02:56 | 日記

東久留米の『世界』を読む会、1月例会、7名の参加。

また、新しい方を迎え、楽しい会でした。

◎ 東久留米の『世界』を読む会、2月例会の予定

●日 時 2月9日(火) 午後6時半
●場 所 市民プラザ・会議室(市役所の1階)
●持ち物 雑誌『世界』2月号
○共通テーマ 「『安倍株価連動内閣』に翻弄される虎の子GPIF年金資金」
                                 相沢幸悦
        「オリンピックを、いま、東京で、開催する意味」          
                                 尾崎正峰
        「国防なのか島おこしか」         半田 滋
● 連絡先 須山
     suyaman51@mail.goo.ne.jp

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