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『世界』を読む会

寅さんの博も読んでいる『世界』を読んで、話し合おう。

練馬の『世界』を読む会・4月例会は、7名で。

2025-04-21 13:40:00 | 日記

練馬の『世界』を読む会・4月例会の報告

 

 練馬の『世界』を読む会・4月例会が、4月17日(木)、午後1時より、光が丘図書館第二会議室で、7名の参加で行われました。

 いつものスイーツは、鯛焼きの予定でしたが、餡の鍋の火を消し忘れ火災報知器が鳴るという恐ろしい事件で、届けられず、東久留米自由学園製のクッキーとチョコ菓子、コーヒーというメニューでした。

 

■ 今月のテーマは

 ・「学校依存社会」          内田 良

 ・「不登校をきちんと迷う」      貴戸理恵

 ・「いじめ後遺症 第2回」      斎藤 環

 ・「「新自由主義+教育」の現在地を知る」斎藤貴男

  の4本でした。

 

◎ 第1テーマ・「学校依存社会」内田 良

 確かに学校が出しゃばりすぎたり、学校に任せすぎたりする実態を感じる。根本的解決は、教員定数の改善だろう。課題を学校から家庭に返す、というだけでは、どうなのか。社会と学校の関係には、重要な繋がりがあるべきだし、学校を単なる学力養成の場とするのはどうか。地域との繋がりを失って、教育が分断を加速させるような現状の方が問題だ。学校が担ってきたものをきちんと評価すべきではないか。

  https://shogakko-film.com/

◎ 第2テーマ・「不登校をきちんと迷う」貴戸理恵

 「学校に行かなくてもよい」が当然の対応になってきて救われるケースもある。でも、「社会への復帰」という課題は残る、という「両義性」について考えさせられる。「正解をさしだす知」よりも深い「知」を。当事者にとって、非常に悩ましい問題があるのだから、それを無いように片づけることはできない。要は、個々の当事者の「幸せ」を目指すということを外さないことだ。

◎ 第3テーマ・「いじめ後遺症 第2回」斎藤 環

 旭川の問題のように、自閉症スペクトラム症など、精神的な問題を持つことが、「いじめ」の対象になりやすい。強い者に媚びへつらおうとする人間の弱さが原因の「いじめ」は、国際政治でも大手を振っている。かつての地域での異年齢集団の「遊び」の場の存在など、子供時代をどう過ごさせるべきか、というプログラムが欠けている。

 (第4テーマは、時間切れで割愛)

 などと、話し合いましたが、練馬の特徴で、様々な方向に議論が広がった時間でした。

 

■4月号のその他のお勧めは

 ・野口 「彼女たちの戦後 第7回 角野栄子」     山本昭宏

     「トランプ2・0の気候変動対策」      高村ゆかり

 ・須山 「「民主韓国」と日本」            権容奭

     「ファシズムは読書で、レイシズムは旅で治る」前川仁之  

   でした。

 

◎ 練馬の『世界』を読む会、5月例会 の予定

 ●日 時 5月22日(木) 午後1時~4時

 ※ 第三木曜日が定例です。

 ●場 所 光が丘図書館・第二会議室

 ●持ち物 雑誌『世界』5月号

 ○共通テーマ

 ・「脅かされる公民館と集会の自由」       田島泰彦

 ・「「大東亜共栄圏」から捉え直す日本の戦争」

                内海愛子×後藤乾一×成田龍一

 ・「テック起業家たちのイデオロギー」      橋本 努

 ・「いじめ後遺症 第3回」           斎藤 環

 ● 連絡先 須山  suyaman50@gmail.com

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