真山亜子 ストーマちゃんのつぶやき

真山亜子のストーマちゃん失敗談や日常など綴ります。

階段を転がりました。

2009-08-02 12:27:53 | 病気のこと
あ~またまた、やってしまいました

7月28日(火)夕方4時頃、階段から落ちて救急車で運ばれ入院。
8月1日(土)午後、無事に退院しました。

心配おかけした皆様、もう大丈夫です

このところ調子良かったので、ちょっと油断したのかな

その階段は段差が大きいので、いつも絶対に手すりをつかんで降りるのに、その時は携帯片手にとんとんと降りたのでした。
3~4段降りたところで、右足の弱い私は体が反転して、とっさに手すりをつかもうとしたけれど、届かず背中から落ちたのでした。

頭は鶏卵大のたんこぶ!(ひゃ~、こんな大きいのできるのね) 右足はすねの打ち身と膝とすねの外傷。
背中から肩、腰をしたたかに打ち、酷い内出血で左の腰がぶくっと腫れました。

仕事先の出来事だったので、皆さんにはご心配おかけし、本当にお世話になりました。
救急車を呼んでいただいたり、励ましの声をかけていただきありがとうございましたました。

救急車でかかりつけの順天堂に運んでもらいましたが、最初、そんなに酷くないかなってかんじで、「ベッドが用意できないから、他の病院を探すか、少し休んで帰りますか」と言われ
帰れるものなら帰りたいけど!レントゲンをとる時に体を動かした、その時、腰の内出血が酷くなり、痛くて、「ギャ~助けて~、痛い~!」と大騒ぎ。
レントゲン技師のかたの腕をぎゅうっと、にぎったのでした。
とてもやさしい、技師さんありがとうございまた。

整形外科の先生が、手術を終えて診てくださり、これじゃあ帰れないから、個室しかないけど、入院しましょうと言ってくださりひと安心

でも、体を動かすごとに痛くて、「ギャ~、痛い!このまま死ねない、助けて~!」「意識ははっきりしてるから」と聞こえて、「意識がはっきりしてても、死ぬ時は死ぬんです~!ERのドラマでもそうだもん!」と怪獣状態
また先生の腕をギュウってつかんだのでした。
「ゆっくり、呼吸して~、大丈夫だから」と言われ、ゆっくりと呼吸しているうちに、痛みの波は静かになりました。声に安心感をかんじられ、大丈夫と思えるのでした。
この先生に診ていただけたのは本当にありがたいことでした!先生には災難だったでしょうが、私には天の助けでした。

事務所のマネージャー、社長もついててくださったのですが、めちゃめちゃ心配かけました。ドラマ「ER緊急救命室」の場面を思い出したことでした。

不幸中の幸いは頭はたんこぶだけで大丈夫。
ステロイドを長年飲んでいるのにもかかわらず、
腰も腰椎が少し、つぶれたけど、折れることはなく、頚椎も大丈夫。
あ~本当に感謝!です。

初日はベッド上安静で鎮痛剤で眠り
翌日には、ベッドの上に座ることができました。

翌日先生が回診にいらして、「あっ、座ってる!昨日とは大違い、人間に戻ったねえ」と言われ、
昨日は理性ではどうしようもなく、怪獣状態だったなと悟ったのでした。恥ずかしいけど仕方ないね~


少し歩けるようになり、木曜日からリハビリが始まりました。

リハビリについてくださったのは、若いぴちぴちの背の高い可愛いKさん
もともと、足、腹筋など筋力が弱っていたので、基本的に座って、立つ動作。
片足にしっかり体重をのせて、一歩一歩歩く歩き方。
お尻の穴のあたりに力を入れて腹筋を丸め腰を浮かすなど、すごい運動をしなくても筋力を鍛えるやり方を教えていただきました。
どこに力を入れたらいいか、手をそえてくださるのだけど、Kさんの手が温かく!触ってもらっただけで、治りそうな気がしました。
Kさんとの出会いも、ホントにありがたいことでした。

せっかく入院してるから、ストーマもただれて、パウチがはがれやすくなっていたので、ストーマ外来のIさんにも診ていただくことができて、幸せ!

もう7年もストーマとつきあっているのに、忘れていたこと、間違っていたこと、日々変わるストーマの形のことなど、目からうろこなことが!

やはり、定期的にストーマ外来に通うことは大事なことだなと痛感しました。
外科のお医者様でパウチをはがして腸の状態を診てもらえるのは限られた方。
ETナースさんとドクターの連携がいかに大切か!
特に私のような、クローン病で合併症も引き起こしやすい者は定期的に、ストーマ外来に通わなくちゃと思ったものでした。

ストーマ外来のない病院はまだまだ多いです。
手術で人工肛門を作っても、そのあとのケアができる機関が少ないのです。
是非術後のケアまで含めた医療をお願いしたいものです。

とまあ、階段から落ちたことは大変なことではありましたが、ドクターとの出会い、リハビリ、ストーマのことなど今後の生活に重要なことを教えてもらいました。

今回緊急入院だったので、携帯で指示しながら、主人に必要なものを持ってきてもらいましたが、男性だし限度があり、翌日妹や友人に足りないものを買ってきてもらいました。

私の場合、防災グッズより入院セットの用意が必要だなと思いました。


そして、怪獣のわたしの我儘をきいてくださった看護師の方、すべての皆様に感謝いたします。


また、お仕事でご迷惑おかけした皆様、申し訳ありませんでした。
腰の腫れが完全にひくのは、しばらくかかるようですが、おかげさまで、頭のたんこぶも無くなり、仕事に復帰できそうです。
ありがとうございました。

懲りない私ですが、守ってくださり、サポートしてくださり感謝、感謝、感謝です