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(07/06/01)

久能千明さんの「青の軌跡」

2006年07月22日 | ぱぴこのボーイズラブ人生(BL)
【06/07/22駿河屋通信投稿】

ぱぴこ的オススメボーイズラブ♪

それは…久能千明さんの「青の軌跡」です! ⇒ こちら

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読んだことのある人、既に読んでいる人もいらっしゃるとは思いますが、ぱぴこはこの作品が大好きなのです
今現在シリーズで「カタルシススペル」「クリスタルクラウン(上下)」「バロックパール」「ペルソナノングラータ」「ファントムペイン」「タイトロープダンサー(Stage1~3)」と出ています。

この作品、BLにはちょっと珍しいSFものです。
舞台は宇宙船の中がメインで、この「青の軌跡」では宇宙船内でのストーリーとなっています。主人公は傭兵上がりで単純直情型の三四郎(攻)と、カレイドスコープアイという瞳を持つ美貌でクールビューティーな青年カイ(受)。
二人はコンピューターにより精神面はもとより身体の相性も最高(←ここ重要/笑)と判断された「バディ」というペアなのですが、衝突や喧嘩が絶えないのです。というか、カイが三四郎に冷たいと言うか…
三四郎も男に手を出す気はねーよ的感じですし。そんな二人が結ばれることが出来るのか

作品の内容については割愛させていただき、それは読んでのお楽しみということにさせていただこうと思います。
とある事情でカイは自分自身を無理矢理押さえ込んでいて、それがとても苦しそうなのですが、そこが萌えるし美人さんが苦しむ姿には萌えますね(え)
三四郎は包容力を見せたと思えばデリカシーの無いことを言ったり、意外に貞操観念固かったり、とにかく掴み所がない性格していて面白いしとキャラクター的にも萌えポイントがあるのです。
脇役の方達も良い味出していますし!

また、作者の久能千明さんは、過程を大切にしている方です。「陸王」という作品の後書きでも「私は人間同士の心理的な距離が縮まってゆく過程が好きです。そしてそのつながりに最終到達点はないと思ってもいます。そういう意味では、身体的なつながりはあくまでも表現方法の1つであって、必要十分条件ではないと思います」と述べられておられるように、とにかくキャラの心理が深く掘り下げられ、心理描写がまた素晴らしくて、読者をその感情に引き込んでしまうのです。
そんな久能さんの描写力・文章力は1級品だと思います
この方の作品は1度読んだだけではその魅力を充分に味わうことが出来ません。
2度・3度読む毎に新たな発見があると思います。言うなれば、噛めば噛むほど味の出るスルメのようなものです。
少しでも興味を持ってくださった貴女!この機会に是非読んでみてください

この作品、ドラマCDにもなっているのですが(⇒こちら)三四郎役に森川智之さん、カイ役に中原茂さんが出演されています。
森川さんはぱぴこにとってBLCD界の帝王と呼ばせていただきたい程のお方。この方の声に腰砕けになったお嬢様方が何人いらっしゃることでしょう。
そして中原さんはぱぴことしては某ガンダムのキャラのイメージが強かったのですが…何ですか、この艶っぽいお声は!と吃驚仰天で、見事にクールビューティーを演じておられました。
是非原作と一緒にこちらも楽しんでみてください
コメント (2)
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