メディアショップ駿河屋 なぜベス!

駿河屋ブログは移転いたしました。
(07/06/01)

サイレントヒル

2006年07月03日 | 丁稚 定吉の映画日記
わてが丁稚の定吉だす。
7月8日公開の「サイレントヒル」の試写会に行って来ました。
今まで観たゲーム原作映画にロクなものはありませんでした。本作もしかり、ほら、なんでわざわざ夜中に廃墟に行くのよ、アホか?
要するに一酸化炭素中毒で幻覚を見てるんでしょ?


と思ってたわてが悪うございました。
サイレントヒルに連れていくまでの強引な展開と、いかにも「ダンジョンをクリアしました」と言わんばかりのコマ割りの不自然さには不満が残るものの、それを越えて余りある世界観と映像美、そしてなにより実力派の役者がそれぞれ熱演で、十二分に楽しませてもらいました。
欲を言えばクライマックスはもっとスプラッターでも良かったように思います。それでも隣に座ったどっかのおばさんは残虐シーンにイチイチ反応していました。
で、そのどっかのおばさん、エンドテロップが流れ始めた瞬間にキっとこっちを向いてこう言ったのです。
「今の結末、どういうこと?!」
見ず知らずの人に思わず聞いてしまうほど「???」だったんでしょうが、こっちはあのラストを観て「うわー、ってことはあの時にああされて、ああなっちゃったんだろうな、ってことはやっぱりあの人はああで、それはこういう意味なんだろうな、でもあの時にはああってことはこの世界自体が以下略」と呆然と思いを巡らせていたってのに…。
これがアメフラシの生まれ変わりみたいなおばさんじゃなくて、若槻千夏が「私、頭悪いからわかんねーんだけどさ、今のどういう意味?教えろよ」なんてバカキャラ丸出しで聞いてきたら…。大喜びで小1時間でも解説した挙句に意気投合して、今ごろはこんなブログなんか書いてる場合じゃなくて、どっかのピンク色のお部屋で「バカじゃねーの?なにが気持ちいいのか、意味がわかんねえ」なんてバカキャラ丸出しで罵倒されながら踏まれてるところだったのですが。

ちなみにゲームのサイレントヒル、駿河屋ではこのところ異常に売れていてこのまま行くと公開する頃には売切れになりそうです。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする