@misstodai_4 客に退屈させてはならない、という基本方針は、アメリカ以外では無視されるか、さもなければ小声で語られますニャ。でもアメリカでは堂々と主張されるし、ホロヴィッツ自身がとても重視しましたニャ。長い曲を弾いたら、客は飽きて帰ってしまうんじゃないかニャ？
— アマデウス先生 (@amadeus_sensei) 2016年11月12日 - 10:21
@misstodai_4 ホロヴィッツはよく気にしていたといいますニャ。エラい人のエラい曲を長々と演奏するピアニストたちよりも、もしかしたら謙虚だったのかもしれませんニャ。
— アマデウス先生 (@amadeus_sensei) 2016年11月12日 - 10:23
しかしシューマンの三つの楽章による幻想曲は、立派な大曲-ホロヴィッツのコンサートで取り上げる曲としては特に-だった。波乱万丈の音楽が前を通り過ぎるのに、えらく退屈してしまうなんて経験もあるのだ。録音で聴いても、客が飽きるんじゃないか、ときにしたホロヴィッツの面目躍妙たるものがある
— アマデウス先生 (@amadeus_sensei) 2016年11月12日 - 10:30
@misstodai_4 シューマンの幻想曲ハ長調ですニャ。いまになると、このプログラムそのものが、大変ホロヴィッツ的だと思えますニャ。現在こういうプログラムで演奏するピアニストはあまりいないからニャ。
— アマデウス先生 (@amadeus_sensei) 2016年11月12日 - 10:31
@amadeus_sensei これは全然力業ではない。力強さは十分だし、緊張感も大変高いのだが、この曲のすぐれた演奏でも時に感じさせる一種の混乱状態を生じず、実に堂々とした平常心のまま弾く。憑かれたような演奏ではない。それが凄い。
— アマデウス先生 (@amadeus_sensei) 2016年11月12日 - 10:34