JUSSI SALMIAKKINEN (ユッシ☆サルミアッキネン)

フィンランド各地の日の出、日の入り時間の変化をウィークリーでご紹介します。

S-021 VAN SLOOTEN LIQUORICE ANIMALS 300g

2006-10-10 16:12:15 | 今日の一品(サルミアッキ)
 
本日はオランダ(HOLLAND)の一品である。
写真中の表記でLIQURICEとあるが、ここではサルミアッキのカテゴリーとした。
というのも、ラベルに SWEET & SALTY LIQUORICE とあり、SALTYのほうを重視した。
製造元のVAN SLOOTEN社は,JIRNSUM というところにあると記されている。
また、「TRAVELERS ONLY」とも記されており、空港などの施設での発売と見られる。
この一品は、家人が海外旅行に出掛けた時に、コペンハーゲンでのトランジットの際に購入したものである。

パッケージは、直径7.5cm、高さ14.5cmの円筒形である。
英語の表記面で写真撮影したが、その裏面は「LAKRIDS FIGURER」となっている。
小さな文字で、SØD OG SALT LAKRIDS / LAKRITSI- JA SALMIAKKIKUVIOTと書かれている。/以降はフィンランド語表記になっている。



【テイスティング】
ANIMALSという表記通り、動物の形している。
カンガルー、熊、ライオン、ワニ、馬、亀、ゾウ、サル(?)などが確認できた。
いくつか味わっているうちに SWEET & SALTY LIQUORICE の表記の意味が分かった。
それは動物の形状によって味に違いがあるのだ。
ライオンは塩気があり、亀は塩っぱくない普通のリコリスといった具合だ。
食感はちょっと硬め、それが保存期間のせいかどうかは不明である。

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フィンランドの日の出、日の入り

2006年10月10日(火)
場  所日の出日の入り日の長さ前日比
UTSJOKI ウツヨキ
フィンランド北端部 北緯69度45分
08時04分17時53分09時間49分-9分
SAARISELKÄ サーリセルカ
ラップランドのリゾート地 北緯68度20分
07時57分17時57分10時間00分-7分
SODANKYLÄ ソダンキュラ
ラップランド 北緯67度22分
07時58分18時03分10時間05分-8分
ROVANIEMI ロヴァニエミ
北極圏の南8Kmラップランド最大の都市 北緯66度33分
07時58分18時09分10時間11分-7分
OULU オウル
フィンランド北部の大都市 北緯65度00分
07時55分18時14分10時間19分-7分
HELSINKI ヘルシンキ
フィンランド南端部 北緯60度10分
07時48分18時26分10時間38分-5分
東京
日本 北緯35度40分
05時43分17時13分11時間30分-3分

※上記の時間は、FINNISH METEOROGICAL INSTITUTE のデータを基に作成致しました。
比較対照用に東京の日の出、日の入りを追加。(国立天文台天文情報センター暦計算室より)
※表の上から下に行くに連れて緯度が低くなっています。薄い黄色地の都市はラップランド(北極圏)の地域です。
注:フィンランドとの時差は現在夏時間なので-6時間。

S-020 Troll-Gott Konfektyr DORACULA PILLER 65g

2006-10-03 11:31:30 | 今日の一品(サルミアッキ)
 
実に6月16日以来の久々の本編の書き込み。夏の高温・多湿を避けていたら、こんな時期になってしまった。

復帰第一弾はスウェーデンからの一品である。
製造元は、Troll-Gott Konfektyr AB という会社で、スウェーデンのÅRJÄNG(位置不明)にあるメーカーだ。袋には、SALMIAKKI KARAMELLI(サルミアッキ・キャラメル)とある。

PILLERとは英語でPILL(丸薬、ピル)のこと。
吸血鬼ドラキュラらしきイラストが、並のサルミアッキじゃないぞと主張しているように見える。
なおこの一品は、フィン語仲間のERIKAさんからお土産として頂いたものである。ERIKAさん!いつもいつもすみません。



粒は楕円形で、長いほうが2cm、短いほうが1.5cm。表面の色は黒ではなく茶色であるが、何かをまぶしてその色になったようだ。

【テイスティング】
袋の中から漂う香りは、どこかで嗅いだことがある。
それは、このブログでも紹介したことがある「S-018 Fazer TYRKISK PEBER 150g」と似た香りだ。

口に含んだ当初は、表面のまぶされた茶色の粉がやや刺激的な味を発する。
苦みと塩気もそれなりに迫ってくる。でも、辛味(ホットさ)はなかった。

刺激は、ほんの僅かな時間で終わり、次に現れたのは意外にもマイルドなごく普通のキャンディ(ハードタイプ = 飴)の味。いったん口から出して見るとなんと白い粒?
納得。

刺激物にならされた自分にとって、これにドラキュラというネーミングがマッチしているのかと思う、名付けた者勝ち?
だが、それは「食文化の違い」と理解したい。
そう、世界は広いのだ。

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フィンランドの日の出、日の入り

2006年10月03日(火)
場  所日の出日の入り日の長さ前日比
UTSJOKI ウツヨキ
フィンランド北端部 北緯69度45分
07時36分18時25分10時間49分-9分
SAARISELKÄ サーリセルカ
ラップランドのリゾート地 北緯68度20分
07時31分18時27分10時間56分-7分
SODANKYLÄ ソダンキュラ
ラップランド 北緯67度22分
07時33分18時32分10時間59分-7分
ROVANIEMI ロヴァニエミ
北極圏の南8Kmラップランド最大の都市 北緯66度33分
07時35分18時37分11時間02分-6分
OULU オウル
フィンランド北部の大都市 北緯65度00分
07時34分18時39分11時間05分-7分
HELSINKI ヘルシンキ
フィンランド南端部 北緯60度10分
07時31分18時47分11時間16分-5分
東京
日本 北緯35度40分
05時37分17時23分11時間46分-2分

※上記の時間は、FINNISH METEOROGICAL INSTITUTE のデータを基に作成致しました。
比較対照用に東京の日の出、日の入りを追加。(国立天文台天文情報センター暦計算室より)
※表の上から下に行くに連れて緯度が低くなっています。薄い黄色地の都市はラップランド(北極圏)の地域です。
注:フィンランドとの時差は現在夏時間なので-6時間。

S-019 MALACO SALT SILL original 100g

2006-06-14 14:19:36 | 今日の一品(サルミアッキ)
 
サルミアッキとラクリツィをこのブログで紹介し始めて、サルミアッキ18品、ラクリツィ11品、合わせて29品を数える。そして、本日のご紹介で30品目を迎えることとなった。
まだまだ、道は遠い...

本日の一品は、MALACO社の「SALT SILL」である。生産地はデンマークとある。
SALTは「塩」、SILLは「ニシン(魚)」という語である。パッケージにある魚は鰊(ニシン)なのだ。

ニシンは北欧ではポピュラーな魚なので、親しみやすい形状なのだろうか?
これが日本版だったら、タコやイカの形になるのかもしれない。

分類的には、ラクリツィ(デンマーク語では、ラクリッズ(lakrids))なのであるが、北欧の製品らしくammonium cloride(塩化アンモニウム)が含まれている。SALT SILL というネーミングのSALTの意がここに現れている。

製造元のMALACOのブランドは覚えている方もおあり方と思うが、MALACOLEAF社のブランドの一つのようだ。

この一品の入手に当たっては、moicafeのマスターにご協力頂いた。氏は、千葉県船橋市にできた北欧ファンの新名所IKEAへ出掛けた際に、わざわざ買ってきてくださったのだ。感謝、感謝!!! 
いつもいつも、すみません。



【テイスティング】

名は体を表す。魚の形(ニシン)をしているグミである。
体長5.2cmで、ちょっと大きめ。大人ならともかく、子供には一口では、食べにくいと思う。
魚のモールドの上には更に、MALACOの文字が浮き出ている。

表面はちょっと固いのだが、中心部は粘り気のある材質で、指で裂こうとすると「餅」ほどではないがビロ~ンと伸びる。(さっきTVで、谷啓のインタビューを見てしまったので...)

口に含むと、塩気と甘草エキスの風味が迫ってくる。気温の高さからか、味が濃く感じられる。そして、鼻腔からアンモニア臭が抜ける。それもちょっと強めだ。
後味も結構強い、のどに残る感じだ。

実は、これを名称からラクリツィに分類しようかどうか迷ったのだが、塩化アンモニウムの量がそこそこ含まれているので、サルミアッキに分類されると判断した。

国内で購入できる唯一?のサルミアッキである。
まだ、サルミアッキ未体験という方は、IKEAに在庫があるうちにお試しを!(もしかしたら、その風味からか初回入荷でおしまいという噂があるので。)

一袋150円とお手頃である。以前ご紹介した「L-010 MALACOLEAF Läkerol ORIGINAL 25g」と併せて買い求めれば、完璧である。

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フィンランドの日照時間ウォッチング(注:晴れた場合を想定)
2006年6月14日(水)
場  所日の出日の入り日の長さ
UTSJOKI ウツヨキ
フィンランド北端部
なしなし24時間00分
ROVANIEMI ロヴァニエミ
北極圏から南8Kmラップランド最大の都市
なしなし24時間00分
OULU オウル
フィンランド北部の大都市
02時28分00時11分21時間43分
HELSINKI ヘルシンキ
フィンランド南端部
03時57分22時46分18時間49分

※上記の時間は、FINIISH METEOROGICAL INSTITUTE のデータを基に作成致しました。


S-018 Fazer TYRKISK PEBER 150g

2006-06-12 15:39:40 | 今日の一品(サルミアッキ)
 
私見であるが、サルミアッキにおけるテイストの潮流は、大別して3つに分けられると考えられる。
 第一世代は、リコリス・エキスと塩化アンモニウムの組み合わせ。(ストレート)
 第二世代は、ミント成分の追加(スースー感)
 第三世代は、辛み(ホット)成分の追加
このことから、彼の地では刺激成分を複合化させることが、サルミアッキの進化の形のようである。

本日の一品は、第三世代に分類されるサルミアッキである。

フィンランド・ヘルシンキにあるFazer社の製品であるが、同社の他のサルミアッキ製品がノルウェー製なのに対し、これはフィンランド製である。
でも、TYRKISK PEBERというネーミングは、なんとなくフィンランド語っぽくない。
袋の製品説明としてフィンランド語で、SALMIAKKIPIPPURIKARAMELLEJA という表記なっている。サルミアッキ・ペッパー・キャラメルということであろうか。

この一品は、先月フィンランドから来日し、日本を楽しんだVさん、Lさんから頂いた。感謝!
上の写真に写っている手はVさんの手である。ちなみに、VさんのハンドルネームはVlumiさんといい、下記のサイトで写真日記等を公開している。
フィンランドの風景だけでなく、来日中の写真なども見ることができるので、ご興味のある方はどうぞ。http://vlumi.net/



【テイスティング】
形状は、2.2cm×1.8cmの楕円形、最大厚さ1cm。キャラメルと書いたが、実際にはハードキャンディ(飴)である。
写真では表面につぶつぶしたものが写っているが、袋を開けた時点では、表面に茶色い粉状のものがまぶされ、サラサラしていた。
しかし、湿度と温度の影響からか茶色い粉が溶けてしまい、このブログを書いている段階では飴同士がくっ付き合っている状態だ。

口に含んだ時点で、まず従来のサルミアッキと違う風味の存在に気付く。
なんとなく唐辛子(チリパウダー)っぽい風味だ。それと同時に甘草エキスの風味も感じる。塩気も感じるが、それほど強くはない。
舐めているうちに、中に詰められているものが溶け出してくる。ちょっと辛くてしょっぱい液体で、口の中がだんだん熱くなる感じだ。でも日本などで辛いといわれる食品と比べるとそれらには遠く及ばない程度だ。ただし、食べ終わった後でも、刺激は弱いながら残り続けるという特徴がある。

袋には、辛さを表す炎のマークとその説明が描かれている。
炎1つで、MILD。
炎2つで、STRONG。
炎3つで、HOTTEST。
ちなみに、この製品は炎3つのHOTTESTということであるが、日本人にはこのランク付けは合わない気がする。
私にとっては、せいぜい炎1つである。

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フィンランドの日照時間ウォッチング(注:晴れた場合を想定)
2006年6月12日(月)
場  所日の出日の入り日の長さ
UTSJOKI ウツヨキ
フィンランド北端部
なしなし24時間00分
ROVANIEMI ロヴァニエミ
北極圏から南8Kmラップランド最大の都市
なしなし24時間00分
OULU オウル
フィンランド北部の大都市
02時31分00時07分21時間36分
HELSINKI ヘルシンキ
フィンランド南端部
03時58分22時44分18時間46分

※上記の時間は、FINIISH METEOROGICAL INSTITUTE のデータを基に作成致しました。


S-017 Haganol APTEEKIN SALMIAKKI 15g

2006-06-06 12:15:10 | 今日の一品(サルミアッキ)
 
フィンランドの首都ヘルシンキ(HELSINKI)の北約100Kmの都市、LAHTI(ラハティ)のメーカー Haganol(ハガノル)のサルミアッキのご紹介である。
ちなみに LAHTI には3本の大きなスキージャンプ台があり、街のシンボルとなっている。私もスキー大会を見に通った経験があり、スキー競技の街という認識が強い。

同じメーカーの製品(S-009 Haganol Perinteinen SALMIAKKI)を過去に紹介してるが、今度の一品は APTEEKIN という言葉がキーワードである。APTEEKINとは「薬局の」という意味である。つまりこれは、フィンランドの薬局で販売されているサルミアッキなのである。
といっても、これは薬品ではない。いわゆる「医薬部外品」で処方箋がなくても購入が可能である。

この一品は、先月(5月)日本に観光旅行に訪れたフィンランド人Vさん、Lさんから、東京案内した折にお礼として頂いたものである。パッケージ自体は既に、当ブログの「サルミアッキのある風景 東京を案内する」でデビュー済みである。改めて謝意を述べたい。Kiitoksia paljon!

パッケージは、小振りで縦5cm、幅5cm、厚さ1cmで、S-009 Haganol Perinteinen SALMIAKKI と同寸法。



サルミアッキの形状は菱形で 1.5cm × 1cm。
写真でお分かりのように粒がくっ付きあってしまっている。これは、日本の湿気と気温の影響である。箱を開けた当初は何でもなかったのだが、東京案内をしているうちに次第くっ付き始めてしまった。保管には注意が必要である。
これは余談であるが、私の持っている英・芬・英辞書(Nokiaの携帯に搭載して使用中。価格なんと5ドル!)に salmiakkikuvio という語があって、その意に diamond と出てきた。“?”と思いながら、kuvio をさらに引いてみたら、design,pattern,figure...などと出てきた。ということで、salmiakkikuvio はサルミアッキの形状を表す語で、diamond は宝石のダイアモンドでなく、菱(ひし)形を表す語であった。ということでサルミアッキの形は菱形が伝統的な形状なのである。

【テイスティング】
味自体は、S-009 Haganol Perinteinen SALMIAKKI とほぼ同じ。
塩気、甘草(リコリス)の風味、ほのかなアンモニア臭で、サルミアッキの伝統的な要素を備えている。



上の写真は、Haganol社のウェブ・サイトの一部をキャプチャーしたものであるが、3つ製品が紹介されている。
15g入りパッケージ、15g×6個入り化粧箱、そして新製品のサルミアッキ・シロップ500ml?である。
シロップと書いたのは、アルコールが入っていないからだ。興味津々である。
同サイトでは、サルミアッキを使った各種レシピが紹介されているので、参考にして頂きたい。

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フィンランドの日照時間ウォッチング(注:晴れた場合を想定)
2006年6月06日(火)
場  所日の出日の入り日の長さ
UTSJOKI ウツヨキ
フィンランド北端部
なしなし24時間00分
ROVANIEMI ロヴァニエミ
北極圏から南8Kmラップランド最大の都市
01時43分なし24時間00分
HELSINKI ヘルシンキ
フィンランド南端部
04時03分22時37分18時間34分

※上記の時間は、FINIISH METEOROGICAL INSTITUTE のデータを基に作成致しました。

ということで、ロヴァニエミもいよいよ、完全な白夜のシーズンに突入である。