
毎年、12月初旬にアサヒビールは翌年のキャンペーンガールを発表する。来年で27代目。堀口ひかるが登場する。27歳と言えば成人が社会生活に慣れ、未来を託されていく世代に当たる。1987年3月17日にスーパードライは、社長を務めた故樋口廣太郎氏(アサヒビール最高顧問)が背水の陣で臨んだビール。社業は右肩下がりで何時、サッポロビールと合併してもおかしくない経営状況だった。樋口氏はガリバー・キリンビールに教えを乞い、流通している在庫を一掃し、消費者に鮮度の高いビールを供給する体制を整えられた。辛口という切り口でビールの味覚を変えることは、業界では大ばくちに近い大英断だった。景気浮揚期にスーパードライは生まれて26年の間、不況と闘いながらビール業界の先陣を切っている。墨田区吾妻橋にある本社ビルの屋上には「挑戦」をテーマにした火の玉のモニュメントがスカイツリーを背景に生々世々と佇んでいる。ちなみに2014年8月2日は発売されてから10,000日目を迎える。
本日の読書:1/1,924冊目 空中(なかそら) 宮永愛子著 青幻舎
![]() | 宮永愛子作品集 空中空(なかそら) 価格:¥ 3,360(税込) 発売日:2012-12-10 |