サイバー大学のイベントに行ってきました。
この大学、準備期間がほぼ１年という
きっと殺人的なスケジュールでつくられた大学なんだそうです。
そのあたりはさすがソフトバンク（笑）
実際に初年度は日々システム改善、メンテナンスで
開発メンバーががっつり現場に入っていたとのこと。
孫さんらしさがよく出ている気がします。
講師陣もこれまたハードそうです。
なにしろ１コマ６０分（１５分×４回）１期１５コマの講義コンテンツの作成と
レポートや期の中間の試験、期末の試験の採点、
日々学生から来る質問や、掲示板でのディベートへのレス、
（質問には２４時間以内に答えなきゃいけないんだそうです）
アシスタントや他の講師とのミーティング（なんとこれもネットです）
どう考えても普通の大学にいた方が楽ですよ。
逆に言うと、それだけ熱意のある講師しかいないんでしょうね。
講義をいくつか見せていただいたのですが、
教授の著書をつらつら読んでいく講義や
芸術的な文字の板書を必死に書き写すような講義と違って、
コンテンツがよく練られていて
要所要所に図や写真もうまく使われていて
分かりやすさや内容の濃さを感じました。
たくさんある講義の中には、
生の最先端の技術に触れられるものも多くて、
そこは講師陣に業界のプロを揃えているだけのことはありますね。
学生でなくても、科目履修生として登録する価値も
あるかもしれません。
学生どうしのコミュニケーションの場は
主にSNSや講義毎の掲示板等で、
あとは頻繁に有志によるオフ会も開かれているそうです。
個人的にはmixi的なSNSよりも
バーチャルキャンパスでアバターを動かして
なーんていう方が面白いと思うのですが、
通信環境の確保が難しい地域の人にも対応するには
SNSぐらいがちょうどいい落しどころなのかもしれません。
入学時だけはキャンパスに行くのですが、
他は受講も試験もすべてネットで済むところが
今までの通信制の大学と違うところで、
社会人が多いというのもうなずけます。
ところで、これなら自宅警備員をしながら
大学を卒業できる仕組みなので
まだまだ色々なところに需要がありそうな気がしますよね。
ダンナに付き合って参加したイベントでしたが、
意外と興味深くて楽しませていただきました。
