S.A.M. Sound Tool Report

楽器・機材についてのレポート

コルグ700をモダンにアレンジしたリードシンセ~S3K~

2008年06月08日 23時19分53秒 | VSTi
 Krakli SoftwareのS3Kはコルグの初期のシンセ「700」を手本にエフェクターやアルペジエーターなどを追加したリード系のVSTインストゥルメトです。
 基本の操作系はコルグ700に準じているようで、「トラベラー」と呼ばれるハイパスとローパスフィルタが組み合わされたフィルターやスイッチでオン/オフするビブラートやリピートなど、独特の機能が並んでいます。
 追加された機能はリバーブ、エコー(ディレイ)、アルペジエーター、ピッチベンドとモジュレーションホイール関係のコントロール、リングモジュレーターなどがあります。これらの追加で単なるレトロ・シンセのエミュレーションものでなく、実用的なリード・シンセになっています。
 一応、ポリでも音が出る様ですが、コルグ700を手本にしている点や操作系、音質、プリセットからするとモノ・シンセとして使うのが正当な使い方だと思います。
 ただ、使いこなすには操作系が独特なところがあるので多少の慣れが必要なシンセかもしれません。

★フリーVST ★製造・公開 Krakli Software
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