もう10年ほど前のことですが、伊勢の皇大神宮で、不思議なことを伝えられたことがある。
「本州と北海道が切れているので、繋がねばならぬ」
「イシヅチ打たねばならぬ」
「カチっとおさめる・・・」
そのイシヅチって、四国の石鎚山しか思い当らなかったのですが、ある時地図を見ていて、下北半島が、石槌、まさに斧の形をしていることに気づいた。
下北半島の石槌を北海道の内浦湾につなぐとカチっと収まりがつく、ということのようでした。
出雲神話には、神様が「国来国来(くにこくにこ)」と島を引き寄せて、島根半島になった、「国引き神話」があるのですが、イメージ的には同じですね。
内浦湾も青森の陸奥湾も火山の噴火で形成されたとして、神話的にはどうなのか。
火の神といえばカグツチです。
イザナミは、火の神、カグツチを産んだ時の火傷が原因で死んで、黄泉の国に行かれる。
妻を失って怒った父イザナギは、息子カグツチの首を切り落としたのです。
国の形のことならば、本州と北海道を切り離したということになるので、青森にはカグツチが祀られているはず・・・
神社庁にお願いして、青森県内にある「カグツチを主祭神」にした神社を調べて戴くと、12、3カ所ありました。(北海道には無い)
これは驚くべきことで、カグツチを祀った神社そのものが少ない中で、青森県にこれほど集中しているのは、神話を侮れないということではないでしょうか。
神社庁の方も驚いておられました!
この件でアドバイス下さった高名な先生のご意見では、レイラインを繋げということなので、イメージした瞬間に成立するということでした。(神様は3年、と申されたので、約束通り3年間青函トンネルを往復しましたが。)
現在神話のふるさと、霧島連山が噴火しています。
火山灰が降り積もり、農家の方も大変なご苦労をされていますね~
またお年寄りも多くて、着の身着のままで避難された方の前で、こんな言い方をするのは、非情のお叱りを受けても当然というところですが・・・
個人的にはメッセージを知りたいと映像を注視していました。
新燃岳が噴火して翌日だったと思いますが、火の鳥、フェニックスが長く尾を引いて飛び出してきたように見えたのです。
手塚治虫の「火の鳥」のような。
また宮崎県といえば、フェニックスラインですから、神話のフェニックスが、復活の産声をあげているかと、ひそかに感じています。
村上春樹は対談集の中で、「世界はカオスを体験している」と言っていた。
・・・カオスを超えて、その先にある未来の夜明けが近いと、楽しみにしています。