という訳でお待たせしました。
先々週行なわれた第15回エース杯の決勝戦の様子をお送りします。
それでは、お楽しみ下さい。
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決勝戦(どーしてさぁー!【AO.】、ルドルフ、おのっち、クー)
エース杯優勝経験を持つおのっち、クーに対し、
初優勝を目指すAO.、ルドルフが挑むという形となった決勝戦。
試合時間無制限ということで長期戦が予想されるが、
果たして最後に笑うのは一体誰となるのか注目だ。
<<<試合開始>>>
マップは太陽の庭園(夕方)、北東スタート。
おのっち、クーの《天女の羽衣》早押し合戦はまずクーが制し、
まずは祠1つを獲得。
しかし祠に行く途中で配置されたモンスターを見て、
ギャラリーからは驚嘆の声が挙がった。
《ディナセーバー》――。
長期戦の可能性のある時間無制限の試合では、
必勝の策となりうる1枚だ。
とはいえまだ試合は始まったばかり。
育ち切る前ならとすかさずAO.が鍵を奪うが、
次の祠で待ち構えるおのっちの《ダゴナイト》を前に、
決定打を掴むことが出来ない。
結局鍵はルドルフを経由しておのっちに渡り、
そのまま祠1つを獲得。
しかしリベンジに燃えるルドルフは、
すかさず《アサシン》+《悪夢の戦い》で《ダゴナイト》を討ち取り、
おのっちをライフアウトさせる。
同時にライフアウトを迎えたAO.を尻目に、
ルドルフも祠1つ獲得となった。
何とかして追い付きたいAO.だが、
ルドルフの《ダゴナイト》を《隼丸》+《口寄せの儀式》(《ガルダ》口寄せ)で討ち取るものの、
ホルダーターンを迎えた途端に移動事故に見舞われてしまい、
祠とは逆方向に移動を余儀なくされてしまう。
《冥斧ヴァル》+手札白で立ち往生したAO.に対し、
おのっちはほぼ鉄板というべき《バルキリー燕》+《心眼》で攻め込み、
支援を使う余地も与えずに鍵を奪う。
しかしAO.の止まった位置は祠から非常に遠く、
更に手札に加わった白支援がおのっちの足を引張る。
その隙を突いてルドルフが《バルキリー燕》+《威圧のオーラ》でおのっちをライフアウトさせ、
そのまま一気に2つ目の祠へ。
配置《カメポポン》、手札白2枚とほぼ万全の体勢でチェイサー達を待ち構える。
マップが朝に変わったところで、
ここまで鍵に全く触れていなかったクーが動く。
現れたのは――遂に出た、攻耐40オーバーの《ディナセーバー》!
そう、ここまでクーは途中1回のライフアウトを挟み、
『《ディナ》配置→戦闘予約』の動作を繰り返し、
着々と自身の戦力を強化していたのだ。
いよいよ《ディナ》の大驀進が始まる――かと思われた瞬間、
クーのサテライトから悲鳴が上がる――クー渾身の《かすめ取り》を、ルドルフは無支援でやり過ごしてしまったのだ!
過剰な強化が仇となってしまい、
クーは2度目のライフアウトを迎えることとなったのだった。
あとは3つ目の祠を取るだけのルドルフ。
しかし次の祠を《ガルダ》+白で守るおのっちに対し、
有効な手段を引くことが出来ない。
その間に遂に60/60の《ディナ》量産体勢に入ったクーが遂に鍵を奪い返し、
試合は一気に緊迫を増す。
このまま『《ディナ》マーチ』をされてはたまらないと、
AO.が《黒の称号》の力を借りてクーから鍵を奪うが、
やはりおのっちの《ガルダ》は止められず、
祠から2マス前で《リンリン》を置いて止まってしまう。
祠待ちから攻め込んだおのっちの《ネオン》+《封じ込め》は《フィールドアーマ》で凌ぐものの、
2番手ルドルフの《アラクノフォビア》は止められない。
おのっちもライフアウトして祠も空となり、
これで勝負あり――と誰もが思った瞬間、
ルドルフのサテライトから呻き声が上がった。
祠への進路には事前にAO.の《ケルベス》が置かれており、
これさえ乗り越えれば祠3つで試合終了なのだが、
ルドルフの手札には配置越えの手段も、
迂回して祠に入れるだけの移動要員も残っていなかったのだ。
この隙を突いてクーが渾身の60/60《ディナ》を召喚、
更に《魔王の鼓動》を付けて襲いかかる――が、
それをあざ笑うかの様にルドルフの支援、《刹那の見切り》が公開される。
『避け132%』――。
誰もがルドルフの勝利を確信した瞬間、
画面に表示された文字は――、
<<反射>>
《魔王の鼓動》の6%反射が何とここで発動。
まさに天国から地獄、
まさかの逆転劇にギャラリー達からは大歓声が上がるのだった。
ルドルフの入城を奇跡的に阻止したクーは、
おのっちを対象に《ポッコロ》の能力を使用しつつ祠へ。
これでクーも祠2つで並び、
60/60の《ディナ》も配置されて万全の体勢。
しかしおのっちの《ピノ》+《ヤドカリン》に対してクーは支援を使わず、
60/60の《ディナ》要塞は遂に陥落してしまったのだった。
クーは《かすめ取り》空振り狙いの無支援突撃と読んだ様だったが、
ここは裏目になったか。
ともあれこれでおのっちも祠2つで並び、
祠を周っていないのはAO.ただ1人に。
そのAO.は何とか1番を取って鍵を奪うものの、
次の祠にはクーの《フリィーキィー》が手札白で待ち構えていた。
時間的に余裕の無いAO.は《シータンク》で支援を戻しつつ、
《ケルベス》で侵略を挑む。
そして戦闘が始まった瞬間、
AO.のサテライトからは溜め息が上がった。
クーの支援は、おのっちから《ポッコロ》で奪ったばかりの《封じ込め》。
AO.が戻した支援は、
《ガルダ》を『口寄せ』する筈だった《口寄せの儀式》であった。
<<<試合終了>>>
「無制限の競技会なら最強」と評価の高い《ディナセーバー》を大胆にも起用したクーが、
『《ディナ》マーチ』で3人を圧倒しつつ入城を決めた。
《魔王の鼓動》の6%反射に助けられた感も無い訳では無いが、
やはり何度倒されても繰り返し現れる巨大モンスターの厄介さは、
多くのプレイヤー達の印象に残ったことだろう。
ルドルフは全般的な立ち回りでは常に優位に立っていたものの、
やはり終盤の移動事故が足を引張る結果となった。
おのっちは序盤の祠待ちからの鍵取りや、
終盤での支援の攻防などが光ったが、
やはり中盤での出遅れがネックとなってしまった。
そしてAO.は何度か鍵を手にしたものの、
祠待ちに対する決定力を欠いた上に移動面でも多くのトラブルに見舞われ、
結局祠を1つも取ることが出来ずに終わってしまった。
次回の奮起に期待したい。
1位: クー (ディナセーバー)
2位: ルドルフ (《スカルマン》入りバランス)
3位: おのっち (《石像》入りバランス)
4位: AO.(ギャンブル型口寄せ)
先々週行なわれた第15回エース杯の決勝戦の様子をお送りします。
それでは、お楽しみ下さい。
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決勝戦(どーしてさぁー!【AO.】、ルドルフ、おのっち、クー)
エース杯優勝経験を持つおのっち、クーに対し、
初優勝を目指すAO.、ルドルフが挑むという形となった決勝戦。
試合時間無制限ということで長期戦が予想されるが、
果たして最後に笑うのは一体誰となるのか注目だ。
<<<試合開始>>>
マップは太陽の庭園(夕方)、北東スタート。
おのっち、クーの《天女の羽衣》早押し合戦はまずクーが制し、
まずは祠1つを獲得。
しかし祠に行く途中で配置されたモンスターを見て、
ギャラリーからは驚嘆の声が挙がった。
《ディナセーバー》――。
長期戦の可能性のある時間無制限の試合では、
必勝の策となりうる1枚だ。
とはいえまだ試合は始まったばかり。
育ち切る前ならとすかさずAO.が鍵を奪うが、
次の祠で待ち構えるおのっちの《ダゴナイト》を前に、
決定打を掴むことが出来ない。
結局鍵はルドルフを経由しておのっちに渡り、
そのまま祠1つを獲得。
しかしリベンジに燃えるルドルフは、
すかさず《アサシン》+《悪夢の戦い》で《ダゴナイト》を討ち取り、
おのっちをライフアウトさせる。
同時にライフアウトを迎えたAO.を尻目に、
ルドルフも祠1つ獲得となった。
何とかして追い付きたいAO.だが、
ルドルフの《ダゴナイト》を《隼丸》+《口寄せの儀式》(《ガルダ》口寄せ)で討ち取るものの、
ホルダーターンを迎えた途端に移動事故に見舞われてしまい、
祠とは逆方向に移動を余儀なくされてしまう。
《冥斧ヴァル》+手札白で立ち往生したAO.に対し、
おのっちはほぼ鉄板というべき《バルキリー燕》+《心眼》で攻め込み、
支援を使う余地も与えずに鍵を奪う。
しかしAO.の止まった位置は祠から非常に遠く、
更に手札に加わった白支援がおのっちの足を引張る。
その隙を突いてルドルフが《バルキリー燕》+《威圧のオーラ》でおのっちをライフアウトさせ、
そのまま一気に2つ目の祠へ。
配置《カメポポン》、手札白2枚とほぼ万全の体勢でチェイサー達を待ち構える。
マップが朝に変わったところで、
ここまで鍵に全く触れていなかったクーが動く。
現れたのは――遂に出た、攻耐40オーバーの《ディナセーバー》!
そう、ここまでクーは途中1回のライフアウトを挟み、
『《ディナ》配置→戦闘予約』の動作を繰り返し、
着々と自身の戦力を強化していたのだ。
いよいよ《ディナ》の大驀進が始まる――かと思われた瞬間、
クーのサテライトから悲鳴が上がる――クー渾身の《かすめ取り》を、ルドルフは無支援でやり過ごしてしまったのだ!
過剰な強化が仇となってしまい、
クーは2度目のライフアウトを迎えることとなったのだった。
あとは3つ目の祠を取るだけのルドルフ。
しかし次の祠を《ガルダ》+白で守るおのっちに対し、
有効な手段を引くことが出来ない。
その間に遂に60/60の《ディナ》量産体勢に入ったクーが遂に鍵を奪い返し、
試合は一気に緊迫を増す。
このまま『《ディナ》マーチ』をされてはたまらないと、
AO.が《黒の称号》の力を借りてクーから鍵を奪うが、
やはりおのっちの《ガルダ》は止められず、
祠から2マス前で《リンリン》を置いて止まってしまう。
祠待ちから攻め込んだおのっちの《ネオン》+《封じ込め》は《フィールドアーマ》で凌ぐものの、
2番手ルドルフの《アラクノフォビア》は止められない。
おのっちもライフアウトして祠も空となり、
これで勝負あり――と誰もが思った瞬間、
ルドルフのサテライトから呻き声が上がった。
祠への進路には事前にAO.の《ケルベス》が置かれており、
これさえ乗り越えれば祠3つで試合終了なのだが、
ルドルフの手札には配置越えの手段も、
迂回して祠に入れるだけの移動要員も残っていなかったのだ。
この隙を突いてクーが渾身の60/60《ディナ》を召喚、
更に《魔王の鼓動》を付けて襲いかかる――が、
それをあざ笑うかの様にルドルフの支援、《刹那の見切り》が公開される。
『避け132%』――。
誰もがルドルフの勝利を確信した瞬間、
画面に表示された文字は――、
<<反射>>
《魔王の鼓動》の6%反射が何とここで発動。
まさに天国から地獄、
まさかの逆転劇にギャラリー達からは大歓声が上がるのだった。
ルドルフの入城を奇跡的に阻止したクーは、
おのっちを対象に《ポッコロ》の能力を使用しつつ祠へ。
これでクーも祠2つで並び、
60/60の《ディナ》も配置されて万全の体勢。
しかしおのっちの《ピノ》+《ヤドカリン》に対してクーは支援を使わず、
60/60の《ディナ》要塞は遂に陥落してしまったのだった。
クーは《かすめ取り》空振り狙いの無支援突撃と読んだ様だったが、
ここは裏目になったか。
ともあれこれでおのっちも祠2つで並び、
祠を周っていないのはAO.ただ1人に。
そのAO.は何とか1番を取って鍵を奪うものの、
次の祠にはクーの《フリィーキィー》が手札白で待ち構えていた。
時間的に余裕の無いAO.は《シータンク》で支援を戻しつつ、
《ケルベス》で侵略を挑む。
そして戦闘が始まった瞬間、
AO.のサテライトからは溜め息が上がった。
クーの支援は、おのっちから《ポッコロ》で奪ったばかりの《封じ込め》。
AO.が戻した支援は、
《ガルダ》を『口寄せ』する筈だった《口寄せの儀式》であった。
<<<試合終了>>>
「無制限の競技会なら最強」と評価の高い《ディナセーバー》を大胆にも起用したクーが、
『《ディナ》マーチ』で3人を圧倒しつつ入城を決めた。
《魔王の鼓動》の6%反射に助けられた感も無い訳では無いが、
やはり何度倒されても繰り返し現れる巨大モンスターの厄介さは、
多くのプレイヤー達の印象に残ったことだろう。
ルドルフは全般的な立ち回りでは常に優位に立っていたものの、
やはり終盤の移動事故が足を引張る結果となった。
おのっちは序盤の祠待ちからの鍵取りや、
終盤での支援の攻防などが光ったが、
やはり中盤での出遅れがネックとなってしまった。
そしてAO.は何度か鍵を手にしたものの、
祠待ちに対する決定力を欠いた上に移動面でも多くのトラブルに見舞われ、
結局祠を1つも取ることが出来ずに終わってしまった。
次回の奮起に期待したい。
1位: クー (ディナセーバー)
2位: ルドルフ (《スカルマン》入りバランス)
3位: おのっち (《石像》入りバランス)
4位: AO.(ギャンブル型口寄せ)