goo blog サービス終了のお知らせ 

住みこみ*著書:『住みこみ』(2007年/ラトルズ刊) 戸田家の一年を写真とエッセイで綴った本のタイトルです。

人の暮らしは時間と共に変化します。それを調整しつつ自在に手を入れられる、ゆるやかな設計を心がけています。

ちょっと雪

2013-02-21 03:02:27 | 我が家の庭


仕事の合間の一休み
ふと庭を見ると雪が降っている。

「だんな~羽に雪が積もってますぜ」と私。

「そーお? あまりじろじろ見ないで・・」と山鳩。

「でもその餌台、小鳥用なんですけど・・・」と私。

「どうりで・・・このカバー邪魔なんですけど!」と山ちゃん。



雪を見てやっとあなたに気がつきました。


先日の雪。ちょっと降っただけでしたが、我が家の小さな庭の中でもいろいろ楽しむ事が出来ました。

=戸田晃建築設計事務所=




木陰の紅白

2011-06-09 09:40:41 | 我が家の庭


去年、完全に金水引草ではない事が確定した 蛇苺草 の二年目も元気がよいです。

子供の頃、蛇苺がある近くには蛇がいると、親に聞かされていたので、どうも怖さの方が先にたつ。、

そう思うと、この実はちょっと暗めのところの方が似合う気がする。暗くちょっとジメっとした場所に、この”赤”が映えるんです。

大人になり、我が家の庭の蛇苺を見ながら、「蛇~来ないかな~」なんて思っている自分がいる。。

本当に来たらちょっと困りますけどね。



我が家の玄関先の石の間に咲くどくだみ草。

この草、嫌う人もいるけれど、お茶にもなるし、薬にもなる。

何よりちょっと控え目な”白”い花、木陰や、日陰の場所に似合うんです。

事務所hp「いえのことイロイロ」更新しております。
また、近日中に先日の展覧会の模様や、現在進行中の住宅の画像UPします。

=戸田晃建築設計事務所=

つぼみとつぼ

2011-04-04 18:46:45 | 我が家の庭


土佐水木の開花です。
春の青空との対比が鮮やか。



今年もはじけそうな三葉躑躅の蕾



岩八つ手のむこうには、一人静草がきました。



すでに静かじゃあない予感です!



ぱっと、ほら~っ。



と思えば、片栗草 いらっしゃい。



その片栗の開花です。
うつむき加減に咲き、どことなく品がある野草。
昔はこんな素敵な花が、野山のあちこちで普通に咲いていたらしい。



おととし、地におろした舞鶴草。
2年続けて、やってきてくれます。



山法師の木の根元に咲く、苧環(オダマキ)



も、開花です。



がんばれ、山芍薬。日本古来の芍薬は、ただでさえ地味であるが、さらに、おととしの猛暑で枯れたかと思った矢先の小さな芽。写真のもので1cmぐらいなので、その小ささが解るでしょう~

それを撮影している自分の姿はぞっとする!



中庭にある吉野躑躅の蕾。



その二日後、開花でした。。



手前のオレンジとの共演!

何でだオレンジが・・・
詳しくはHP「いえのことイロイロ」参照。



最後は春蘭の開花。
春、真っ先に咲いてくるこの花は、我が家にはとても嬉しいのですが、日陰でも咲き、ちょっとウエットなイメージとグロテスクな花。場所によっては、通商ジジババと言われ、変な名前だな~と思っていたら、蕊柱を男性器に、唇弁を女性器になぞらえ、一つの花に両方が備わっているイメージからこの名前がついたといわれるらしい。

なるほど~

3月3日と5月5日の間の日のお話し。。

ちなみに塩ずけなどで食せるらしい。。

最後にひとつお知らせ。

3月8日の私のブログでも登場した、ガスリーズアンティークスの塩見氏が、テレビに登場します。

仕事仲間のO部さんも登場しますので、お見逃しなく!(私はでていません)

4月7日 19時30分から「美の壺」/NHKプレミアム

=戸田晃建築設計事務所=

父にもらったもの

2011-03-30 03:12:50 | 我が家の庭


寒葵の新芽とつぼみです。
地べたに ごろん としているのがつぼみです。

生前、父にもらった名前の解らない草。何しろこの寒葵は100種類以上あるので、種類を特定するのは難しいのです。

「おやじ~名前書いておいてくれよ~」


とか思いながら、事務所のソファーでうたた寝をしていたら、亡くなった父が夢に出てきました。

一生懸命、植木鉢の植え替えをしている父。
「土をいじっているとかっこいいね~」
私が言うと
「そうか!」と嬉しそうに答えた父。
土交じりのごつごつした手を触ると暖かかった。

満足そうな父の笑顔。

ちなみにお彼岸の中日である春分の日、真西に沈む太陽は極楽の東門に入る事から、沈む太陽を拝む事は、極楽浄土に通ずる一本の道を拝む事。
だからこの日に故人の霊を供養すると、迷わず極楽浄土に成仏できると言うわけ。

ガソリンが買えなくて墓参りがちょっと遅くなっちゃったけど
「おやじ、ちゃんと彼岸に行ってるみたいだね」

今回の地震と津波の被災地で、津波に流されずに海岸付近で一本だけ残った松の木や、花をつけた梅の木がニュースで流れました。
被災者の気持ちは計り知れないけれど、植物には人を勇気づけてくれたり、暖かな気持にさせる力があると感じます。

「自然をたたえ、生物をいつくしむ 」

法律で定めた「春分の日」の定義らしいが、いつもと違う響きのある言葉に感じた。

=戸田晃建築設計事務所=