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住みこみ*著書:『住みこみ』(2007年/ラトルズ刊) 戸田家の一年を写真とエッセイで綴った本のタイトルです。

人の暮らしは時間と共に変化します。それを調整しつつ自在に手を入れられる、ゆるやかな設計を心がけています。

にわ大

2010-06-14 22:15:18 | 建築
先週の土曜日。デザインデレクターの萩原修さんのお誘いで、東京にしがわ大学オープンキャンパスに行ってまいりました。

オープンキャンパスと言っても、東京にしがわ大学はキャンパスを持っていないので、自分がオープンになるしかない??

自分がオープンになってキャンパスを探す?? 

自分が一日大学の職員になり、腕に腕章をして、教室になりそうな場所や人を探しに、知らない街を歩き回るという、、話せば話すほど解らなくなりそうなフィールドワークでした。

私が担当した町は「東村山市」



こんな腕章をしていざ東村山市へ!



純手打ちうどん「ますや」の薪窯



店主のおかあさん。40年間、十割の地粉を使い、うどんを打ち、薪窯で一気に茹で上げたものを食べさせてくれる。しかも天付きで700円。

別に、グルメレポートをしに行った訳ではありません。食を通して町について色々話を聞いたのだった。



「菖蒲園」の池で釣りをする子供たちをバックに架空の教室札を入れてパシャり。

町や人からインスピレーションを得て、自分なりの教室を企画して、アイディアを持ち寄るというフィールドワークだった。



フィールドワークには関係ないが、増築につぐ増築で出来た形。

楽しい。

参考までに、下記が今回のミッション&スケジュールだった。

1時間程度のオリエンテーション後、
2人1組で、30市町村の担当エリアに向かい、ふたりで相談して、図書館や書店、観光案内所、市役所

などに立ち寄って情報を集め、散策しながら、街の人に話を聞き、地域での食事や買い物、銭湯にはい

るなどくらしを体験しながら教室をさがしてください。
学びを想定し教室名を決め、携帯電話などで撮影し、事務局に送信します。
写真が集まると、にしがわキャンパスの姿が見えてくるかもしれません。

夕方16時30分までにふたたび集合。
見つけた教室を発表し、それぞれに発見した地域の魅力や驚きや出来事などをみんなで共有。
これからの多摩地域をどうおもしろくしていくかを語り合い、交流したいと思います。

だった。

想像以上に収穫のある、充実した一日。

=戸田晃建築設計事務所=

うし

2010-05-24 16:16:24 | 建築
Nさん、昨日は遠路、雨の中、ありがとうございました。
建築設計事務所なのに、何だかお庭のお話ばっかりしていたようにも思います。

そんな庭つながり というわけではありませんが、本日樹木の植込に立ち会ってきました。

今回の工事は、去年竣工になったJBH(当事務所HP参照)の庭工事第二弾、垣根とアプローチ部分の工事です。

今日は先行して比較的大きな樹木のみの植え込み。建築と違い、相手が生きてるだけに、植え込む季節やタイミングがあり、多少の雨だとて、人間の都合ばかりを言っていられない。。

(朝、作業前)

このアプローチに比較的大きな3本の木を、先行して植えるのが今日の目的。

(作業終了)

たった3本の木で空間の雰囲気や、建物の見え方が変わる。。

家の暮らしがあるから庭がいきいきする のか?
庭があるから、家がさらに豊かになるのか?

家庭には、家も庭もなくてはならない大事な要素なのである。

だから、建築設計をするものは、どちらも考え・一緒に考え、設計していきたいと感じる訳なのである。

とか言いながら、本当は植物が好きなだけなんですけどね。。。



工事中、ユニック(小型クレーン)での作業を見ていたら、

「あれ?角のある雄牛の頭だ!」

口蹄疫のニュースで牛の姿を目にする機会が増えてきた影響がこんなところに!
一旦そう見えてしまうと、もうそれにしか見えない。
しかも、最近の情勢を憂いてる表情にも見える。。

いいおっさんが、レインコートとレインハット、そしてフィールドラバーブーツ姿で、雨の中、体は冷え切り、ずぶぬれになりながら、なに考えているんだろう・・・



キリン?いやいや、ユニックを伸ばしてるの図。樹木3本にしては大がかりです。

そして何日か後、注文している中低木と下草がそろってから植えるまで、今回の工事はまだまだ続く。。。

=戸田晃建築設計事務所=



テスケンのその後

2010-05-19 17:16:29 | 建築
ホームページを更新しました。手摺研究所、略して「テスケン」の仕事です。
前回、「こまめに更新します!」と言ったのにうそばっかりです。。

今回の工事は、2世帯住宅の親世帯に、手摺を取り付けるのがその目的のひとつ。



曲がっているところ、直線のところ そしてそれらをつなげるジョイント部材、という構成ではない手摺。



つなぎ目がない、ずっとつかまりながら、行き先に誘ってくれる手摺。



しかも、手触りがよく、手に馴染む手摺。



いかにも高齢者仕様です!じゃあない手摺。



そして、手摺の延長線ともいえるウンテイのある子供部屋。

「遊び心のある楽しい空間」と言ったら、つきなみな言い方かもしれないが、工事中、職人たちがいつしかウンテイの周りに人が集まって、楽しそうに話しているところを目の当たりにし、これは案外大人も、いや大人にこそ遊び心のある空間が必要なんじゃあないかと感じた。

しかも健康にもよい手摺。。。

イロイロ見えてきたぞ~

「テスケン」の研究はまだまだ続く・・・

=戸田晃建築設計事務所=



うんてい

2010-05-04 00:58:58 | 建築


久しぶりにウンテイをしてみるときつい。体力が落ちたせいだろうか?それとも手にかかる体重が増したからだろうか?この体重を10本の指とふたつの手のひらで、受け止めようと言うんだから、しょせん無理なことの様にも思えます。よねぇ~?

工事中もいろいろな業種の人が、ここでウンテイを試してみて、業種間を越えて、色々な話になっていた。笑い声なんかも聞こえていた。ウンテイがあることで、コミュニケーションが生まれ、和んだりしていた。

ということで、現在進行しておりますリフォームの第一期工事が完成しました。

今回の設計では、コミュニケーションの場・空間について、いろいろと思いをめぐらす機会になりました。

感謝です。。

詳しくは、近日中にHPにUPします。

=戸田晃建築設計事務所=


つなぐ

2010-04-17 18:16:05 | 建築


現場での打ち合わせ。色塗りや左官の範囲と、材料のチェックです。
オークよし! 漆喰よし! ウンテイよし!ん? 楽しい空間になりそうです。



窓は窓自体のプロポーションもさる事ながら、枠とのバランス・壁とのバランスも一緒に考える。

窓が、外と内をつなぐ中間領域であるとすれば、その窓のあたり”窓辺”をもっと楽しみたいです! ね!?

=戸田晃建築設計事務所=