スカ天ブログ

最新情報をご提供する為に、ブログを開始しました。

08/06~07日 富士山合宿2016

2016-08-22 23:10:48 | 旅行


富士山合宿2016の様子を報告します。

横須賀市内から高速道路を使って約2時間で到着する富士山麓の太郎坊。
ここは海抜1300mある富士山の3合目。
気温も下界より約8度は下がるので、下界が30度なら22度と快適な気候になります。
低い雲が下界にあった場合、その雲海の上に出るので、その影響を受けなくて済みます。
透明度が高い空なら、天の川もくっきりと見えて、星座が解らなくなるぐらいになる事もあります。
その標高から、山地帯に属するので動物や植物、野鳥の種類も変わってきます。
富士山でしか見られない動植物もあります。
車で寝起きするので、お宿を予約する必要もありません。
晴れる見込みがない時は、すぐにキャンセルも可能。近くには水洗トイレも完備。
とまあ、良い事ばかり書いてきましたが、デメリットももちろんあります。
水が無いので、必ず水は持参必要。

山の天候は変わりやすく、急変して悪化することもあります。
1度、雷鳴とゲリラ豪雨に遭遇し、怖くて逃げかえったこともありました。
過去には、ローリング族が夜中じゅう爆音とともに走り寝不足になった事や、
音響好きの人が、大きいスピーカーを持参してならしていた事もありました。
9月下旬に企画した合宿の時は、さすがに寒すぎて、夜中に雪が舞った事もありました。



そんな環境の太郎坊で実施した2016年の富士山合宿に初めて参加されたKozyさん、Aさん、如何でしたか?
台風5号が南の海上にいて、合宿中に影響があるかもしれないと思いながらも決行しました。
私とKozyさんは、14時に横須賀を出発。Aさんとは足柄SAで16時に合流予定。
sea bassさんは単独行動で、現地の太郎坊で合流することを約束。
足柄SAの手前の中井SAで工Kozyさんと休憩タイムを。
ここでAさんに電話して居場所を確認。すると「既に足柄SAに到着しています」と確認がとれました。
予定より20分早く足柄SAでAさんと合流。
足柄SAにはコンビニがあり、ここで食材等を調達。
ここから3台で現地に向かいますが、ETCカードの無い私は御殿場インターを出てから2台とはぐれました。
国道23号を走っていて途中にコンビニを見つけ立ち寄ると、そこにはぐれた2台が駐車していました。ここではお酒類を購入。
さらに国道を進むと気温表示計があり、24度を示していました。
現地の太郎坊には17時前に到着。sea bassさんも17時半には到着しました。
この時の天候は曇り空。ややもすると霧になりそうな低い雲に覆われていました。
30分程この雲を眺めながら雑談していましたが、18時頃になると一気に雲が無くなり、晴れ間に三日月が顔を出しました。
近くに木星がいましたが、まだ肉眼では見えず、双眼鏡でようやく確認。
18時を過ぎた頃から夕食の準備に取り掛かり、各人が思い思いの夕食を食べました。
私は定番のレトルトのカレーライスを食べました。
夕食後は機材を組み立て始め、sea bassさんはシュミカセC8を。
Aさんは高橋のEM-200の赤道儀に屈折の望遠鏡を搭載。
Kozyさんはビクセン製の簡易赤道儀ポラリス?で天体写真を。
私はキャノンの50×18による観望とNikonP900で天体写真を撮りました。
この日は、静岡県御殿場市で開催される富士登山駅伝(世界一高低さの大きい駅伝)の前日という事もあり、
多くのランナーがこ太郎坊に集結していました。
中でも自衛隊の参加者は多く、続々と自衛隊員を乗せた車両が入場してきました。
この日はキャンピングカー1台が隣に駐車し、車の出入口に点灯している明かりやたらと迷惑な明かりでした。
空の様子は終始晴れてはいるものの、透明度はがた落ちで、過去に見たすっきりとした天の川という空ではありませんでした。
私は22時過ぎに就寝しましたが、フリードの寝心地は決して良いとはいえない車。
朝は4時半前に起床し4時50分頃の日の出を待ちました。
50分過ぎた頃、東の空から太陽が上がってきました。
この日のご来光はノーマルなもので、朝焼けにはなりませんでした。
一応参加者全員で記念の写真を撮り、6時過ぎに現地解散しました。

以上

報告者 管理人


12/12~13日 スカ天合宿 三浦冬の陣の報告

2015-12-13 15:24:53 | 旅行
日時  平成27年12月12~13日
会場  毘沙門茶屋
参加者 KOZY、T隊長、VIOMAC、seabass、きらほし、KOZYの友人Hさん


師走の慌しい中、三浦市にある毘沙門茶屋にて、冬の星空観測会が実施されました。
会場に選んだ場所は、三浦半島の毘沙門湾に接する「毘沙門茶屋」。
参加者は、KOZYさん、T隊長さん、VIOMACさん、seabassさん、きらほし5名と、KOZYさんの友人Hさんでした。
現地集合は16時でしたが、全員が揃ったのは17時過ぎ。
会場には各人のマイカーで参加。
夕食のメニューは、ヤマイモ、大根と人参の酢の物、アワビ、アシタバのてんぷら、お刺身の盛り合わせ、おにぎり、漬物、すいとんとドリンク。
どれも美味しい食材でしたが、中でも初めて食べたスズキのお刺身は、脂がのっていて絶品でした。
すいとんも、山梨の実家で食べたようなごった煮ではなく、まろやかな卵スープ風でした。
毎度の事ながら、スタートから星の話題はゼロ。
工藤さん発言の「小びと星ロゴ」の話題辺りから、急に星の話題に切り替わり、後半は宇宙論の話題に。
21時を過ぎた頃から野外に出て、星空観測会に突入。
当日の夜は雲量8の空で、雲間からかろうじて見えたオリオン座を双眼鏡で楽しみました。
一応機材を持参し、会場の駐車場に組み立てましたが、
望遠鏡を出してみるような空ではなかったので、しばらくして片付けました。
時間を計っていませんが、外には30分もいなかったと思います。
部屋に戻ってから、Hさんが帰るか宿泊するかで議論しましたが、
結果的に宿泊することに決定。
部屋は元々2室空いていたので、宿泊には問題はありませんでした。
21時半を過ぎてからは、部屋に移動し、24時過ぎまで軽くおつまみ等を食べながら談笑しました。
布団に入ってからは、VIOMACさんの在職中時代の面白エピソードを聞かせていただき、
完全に床についたのは、25時を回っていました。
翌朝は7時半に起床。
外を見ると曇り空。
路面は濡れていたので、夜半過ぎには雨も降った様子でした。
8時から朝食タイムに。
朝食メニューは、納豆、マーボー豆腐、鮭の焼き魚、漬物とご飯と味噌汁が、食卓に並びました。
朝は311の地震時の事や津波の話題で盛り上がりました。
9時前に茶屋前で記念写真を撮り解散しました。
今年は富士山合宿が実施できず、その悶々気分を払拭する為に急遽予定した「スカ天三浦冬の陣」は、満足いくような星空観測会にはならなかったものの、地元三浦市の旬の食材を食べながら、1年を締めくくる親睦会になりました。
参加された会員の皆様、お疲れ様でした。

以上

報告者 管理人




8/30日 プチ施設見学会の報告

2014-09-08 23:26:05 | 旅行
8月最後の日曜日に、スカ天散歩部主催のプチ施設見学会に参加してきました。
今回の遠征先は、東京ドームシティの黄色いビルの6階にある「宇宙ミュージアム TeNQ」。
参加メンバーはKOZYさんとYUKARIさんときらほしの3人。
私はKOZYさんとJR横須賀線で、YUKARIさんは京急線で向かい、
現地の後楽園の改札口で合流しました。
開始時刻までは時間が少しありましたので、近くのファミレスで昼食を。
昼食後、TeNQの施設へ向かいましたが、開園時刻の12時25分までは少し時間があったので、
エントランスや宇宙ストアで宇宙グッズを物色。
定刻になりゲートに並ぶと、1グループで30名程度の入場制限がありました。
入場すると、まず始めに暗い迷路のような空間を進み、メインエリアのスタートへと向かいました。
最初の部屋は「始まりの部屋」と言って、約5分程度の映像が壁に映し出され、
古代から現在に至るまでの宇宙への思いや、宇宙科学に貢献した人々の姿を投影していました。
壁がキューブになっているのが特徴で、演出としては面白い構成でした。
その次の見世物は直径11mのシアター宇。
円形の周囲に人が立ち、下を覗き込むスタイルは、これまでには無い視点で映像を楽しむ事が出来ました。
宇宙映像は素晴らしいものでしたが、映像の構成に不満というか納得のいかない構成でした。
私なら、太陽面からスタートして、太陽系の惑星一つ一つを通過し、
そして、太陽系を脱出して銀河系、宇宙空間へというストーリーが一般的であると思うのに、
順番がメチャクチャでした。
その後はサイエンスの会場やイマジネーション、企画展示室を見て、最後に宇宙を投影した壁面を見ながら退室しました。
宇宙を楽しむのにはちょうど良いミュージアムでした。
企画立案、前売り券の手配まで担当して下さったKOZYさん、有難うございました。

以上

報告者 管理人


眺海の森天体観測館(コスモス童夢)訪問記

2012-07-01 23:50:53 | 旅行
 去る2010年7月3~4日に、所要で山形県に行くことになり、
たまたま訪問先の近所に「眺海の森天体観測館」があり、
その施設を訪問してきたので、その時の様子や感想を報告します。

 実は、この施設がある松山町には、変光星仲間のSさんという友人がいて、
メールや電話でのお付き合いが14年ほどあり、
かねてより「こちらに来る際は案内しますね」と紹介してくれていた施設でした。
庄内空港ではSさんの出迎えを受けました。
Sさんと会うのは初めてではなく、
一度、上野で変光星仲間の集まりの際に会っていましたから、
「お久しぶりです」の挨拶を交わし車に乗り込みました。
到着が13時過ぎでしたから、Sさんお勧めの和食屋さんで昼食タイムに。
その後は、車でプチ市内観光を楽しんで、
「晴れたら、夜はコスモス童夢を案内しますね」と言う事で、
夜晴れてくれるのを待ちました。
この日の山形の天候はまずまずで、薄い雲はありましたが晴れていました。
この日の日没は19時過ぎ。現地には19時着で向かいました。
この観測館は松山町営の施設で、眺海の森という場所に建立されていました。
秋田と山形の県境に鳥海山があるので、鳥海の森だと思っていましたが、
同じ呼び名でも漢字では眺海の森と書くのです。
眺めの良い場所だから、眺海という命名にしたのでしょうか。
現地には車で25分で到着。特に予約無しでも入館できたのは、
Sさんがこちらの友の会に入会していたので、フリーパスで入館できました。
一般の大人は入館料100円、小人でも50円と格安の料金でした。
当日は私達も含め20名+10名程度の参加者がいて、
最初のグループは地元の子ども会の方々、
2度目のグループは若いカップルと女子組でした。
施設には2~3名いましたが、解説員はSさんお1人で。

 さて、ここの施設内を簡単に紹介しましょう。
施設はRC造の2階建てで、内部には天体観測室、展示室、研修室、ロビーがあります。
観測ドームは6m、観測室は7.5×7.5のスペースが確保されています。
竣工は平成5年4月。標高は260メートルの小高い丘の上に位置しています。
主の望遠鏡は、口径50センチニュートンカセグレン併用式反射望遠鏡で、
自動導入式のフォーク型赤道儀です。
同架されていた望遠鏡は2台あり、1台は口径10センチF8の屈折望遠鏡、
もう1台は口径10センチF15の屈折望遠鏡でした。
付帯観測装置としては、太陽プロミネンス観測装置、超高感度映像増幅装置、
画像改善装置、モノクロ・カラーCCDカメラ、オートガイダーでした。
施設の実習用の機材としては、口径18センチドル・カーカム式反射赤道儀、
口径10センチフローライト屈折赤道儀、口径16センチ反射赤道儀、
口径16センチハイパーボライド天体写真儀、フジノン製150ミリ×25倍双眼鏡、
7×50ミリ双眼鏡の計6台が設置されていました。
空が暗くなり始めた19時半過ぎに、第1グループの20名を観測ドームに招きいれ、
観察会がスタート。
観望会に使用した機材は、口径50センチの主砲でした。
導入した対象天体は、土星、M13、M57、ヘルクレス座のδ星(二重星)の4天体。
最初に導入した土星をみて愕然。倍率もなぜか低倍率。
恐らくシーイングが悪すぎたので低倍率にしたと思われますが、
メラメラ過ぎて本来の50センチの威力を発揮する空の状態ではなかったのでした。
M57、M13はさすがに集光力に助けられ、迫力ある星雲・球状星団が楽しめましたが、
こちらもイマイチでした。
二重星は言われてみれば解る程度で、解説員の説明がなければ、
暗い星の位置は不明瞭でした。
ここで北下浦市民プラザの機材を引き合いに出して済みません。
どうしても比較の対象にしてしまいますが、
総合的に見て北下浦市民プラザの方がシャープでクリアな像を結ぶので、
軍配は北下浦市民プラザという事になりますね。
50センチも魅力ありますが、横須賀にやってきたチロの50センチの望遠鏡もそうでしたけど、
上空のシーイングの影響を受けやすい大口径の50センチの方が、
能力を発揮する日は、年間を通しても少ないのではないかという思いがしました。
最後に、解説者のSさんの話し方は、とてもナチュラルで解りやすくてユーモアたっぷりで、
大変参考になる解説でした。
貴重な体験ができた2時間半はあっというまに過ぎ、22時には退館しました。


以上

報告 管理人