富士山合宿2016の様子を報告します。
横須賀市内から高速道路を使って約2時間で到着する富士山麓の太郎坊。
ここは海抜1300mある富士山の3合目。
気温も下界より約8度は下がるので、下界が30度なら22度と快適な気候になります。
低い雲が下界にあった場合、その雲海の上に出るので、その影響を受けなくて済みます。
透明度が高い空なら、天の川もくっきりと見えて、星座が解らなくなるぐらいになる事もあります。
その標高から、山地帯に属するので動物や植物、野鳥の種類も変わってきます。
富士山でしか見られない動植物もあります。
車で寝起きするので、お宿を予約する必要もありません。
晴れる見込みがない時は、すぐにキャンセルも可能。近くには水洗トイレも完備。
とまあ、良い事ばかり書いてきましたが、デメリットももちろんあります。
水が無いので、必ず水は持参必要。
山の天候は変わりやすく、急変して悪化することもあります。
1度、雷鳴とゲリラ豪雨に遭遇し、怖くて逃げかえったこともありました。
過去には、ローリング族が夜中じゅう爆音とともに走り寝不足になった事や、
音響好きの人が、大きいスピーカーを持参してならしていた事もありました。
9月下旬に企画した合宿の時は、さすがに寒すぎて、夜中に雪が舞った事もありました。
そんな環境の太郎坊で実施した2016年の富士山合宿に初めて参加されたKozyさん、Aさん、如何でしたか?
台風5号が南の海上にいて、合宿中に影響があるかもしれないと思いながらも決行しました。
私とKozyさんは、14時に横須賀を出発。Aさんとは足柄SAで16時に合流予定。
sea bassさんは単独行動で、現地の太郎坊で合流することを約束。
足柄SAの手前の中井SAで工Kozyさんと休憩タイムを。
ここでAさんに電話して居場所を確認。すると「既に足柄SAに到着しています」と確認がとれました。
予定より20分早く足柄SAでAさんと合流。
足柄SAにはコンビニがあり、ここで食材等を調達。
ここから3台で現地に向かいますが、ETCカードの無い私は御殿場インターを出てから2台とはぐれました。
国道23号を走っていて途中にコンビニを見つけ立ち寄ると、そこにはぐれた2台が駐車していました。ここではお酒類を購入。
さらに国道を進むと気温表示計があり、24度を示していました。
現地の太郎坊には17時前に到着。sea bassさんも17時半には到着しました。
この時の天候は曇り空。ややもすると霧になりそうな低い雲に覆われていました。
30分程この雲を眺めながら雑談していましたが、18時頃になると一気に雲が無くなり、晴れ間に三日月が顔を出しました。
近くに木星がいましたが、まだ肉眼では見えず、双眼鏡でようやく確認。
18時を過ぎた頃から夕食の準備に取り掛かり、各人が思い思いの夕食を食べました。
私は定番のレトルトのカレーライスを食べました。
夕食後は機材を組み立て始め、sea bassさんはシュミカセC8を。
Aさんは高橋のEM-200の赤道儀に屈折の望遠鏡を搭載。
Kozyさんはビクセン製の簡易赤道儀ポラリス?で天体写真を。
私はキャノンの50×18による観望とNikonP900で天体写真を撮りました。
この日は、静岡県御殿場市で開催される富士登山駅伝(世界一高低さの大きい駅伝)の前日という事もあり、
多くのランナーがこ太郎坊に集結していました。
中でも自衛隊の参加者は多く、続々と自衛隊員を乗せた車両が入場してきました。
この日はキャンピングカー1台が隣に駐車し、車の出入口に点灯している明かりやたらと迷惑な明かりでした。
空の様子は終始晴れてはいるものの、透明度はがた落ちで、過去に見たすっきりとした天の川という空ではありませんでした。
私は22時過ぎに就寝しましたが、フリードの寝心地は決して良いとはいえない車。
朝は4時半前に起床し4時50分頃の日の出を待ちました。
50分過ぎた頃、東の空から太陽が上がってきました。
この日のご来光はノーマルなもので、朝焼けにはなりませんでした。
一応参加者全員で記念の写真を撮り、6時過ぎに現地解散しました。
以上
報告者 管理人