有志による吹田市議会報告会

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フューチャーデザイン

2017年04月08日 | メンバー記事
吹田新選会の後藤恭平でございます。

4月です!入学シーズンです!
しかし、ここ2日ほど生憎の天気が続いています。
桜の具合も心配です。

私は昨日の小学校の入学式、来週月曜日に行われる中学校の入学式、
そして、幼稚園の入学式に保護者として参加しております。
1・3・4番目の子が同時に入学をしているのです。
親として非常に嬉しいことなのですが、結構しんどいです。

全くお題と関係ないですが、
本日と明日は市役所の駐車場とメイシアターで商工会議所主催による
産業フェアが行われています。
私も先ほどお手伝いに行ってきました。
皆さまも是非、立ち寄っていただければと思います。

さて、新年度が始まり、2月度定例会で決定した予算の執行も始まっています。
多くの議員のみなさんが予算について書かれていましたので、
私も少し違った観点で書いてみたいと思います。

フューチャーデザイン(FD)という言葉をご存知でしょうか。
7世代先のことを考えた社会の構築、ということなのですが、
まぁ、7世代先は大袈裟だとしても、
先のことを考えた政策や課題解決は重要な観点です。
今までも一部の哲学として存在はしていたのですが、
この用語は新鮮です。

なんと言っても、行政の先を見る視点は非常に遅い、弱い。
古いものを切る勇気がないから、先を見れないといっても過言ではありません。
古いものには手厚いままで、新しいものには少しの予算しか配分できていない状態です。

このフューチャーデザインという考え方、非常に優れた思考なので少し紹介します。
例えば、今年も値上げされる水道料金について。
他市の実例でもあるみたいなのですが、
水道料金について市民の皆さんで議論をすると、
「高い」「においがする」等の意見が飛び交うようです。
しかし、未来を考えた議論を中心にしてくださいというと、
「老朽化に備えた準備」や「持続可能な水道」、「耐震性」「災害対策」
といった意見が多くなるようです。
そのために「水道料金の値上げ」は必要という答えになるのだとか・・・。

もっと、フューチャーデザインの活用方法はあるのかと思います。
公共施設や地域自治、教育や安心安全といった、未来を考える議論では十分に使えるツールです。

ある意味、こういう斬新な考えを使って行政は誘導していく節があるのですが、
必要な条件を十分に提供しながら、
市民の皆さんの議論の中で利用いただくのは非常に有用です。

是非、議会報告会の中でも検討できればと思っています。

では、次回ブログを更新される方は・・・。