有志による吹田市議会報告会

吹田市議会有志会派による議会報告会のページです。

第5回有志による吹田市議会報告会 質問と回答(文教市民委員会分)

2017年08月04日 | 記録
第5回有志による吹田市議会報告会で出された質問への回答(文教市民委員会所管分)

質問①
メイシアターの改修、つり天井の改修が行われなくなるという事であるが、この状態で災害が起き、被害が出た場合、市が責任をとるのか?
回答①
以下の二点がポイントです。
1、建築基準法の改正により、建物の大規模改修を行う場合には、天井の補強又はやりかえ工事を同時に行う事が義務付けられた。
2、今回当初の予定では約40億円をかけて大規模改修を行う予定であったが、大規模改修としなかった為に、天井の補強並びにやりかえ工事は義務とはならない。
以上の事から、現況において法的に問題があるわけではないが、市長の政治判断により当初の予定を変更して工事を取り止めたことについては、政治的責任を追うことになる可能性がある。


質問②
吹田市で行われている選択制のデリバリー方式の中学校給食には色々な問題があると思っています。今日の報告ではありませんでしたが、市議会ではどのように論議されているのか、あまりされていないのかお聞きしたい。
回答②
委員会等の議員間でこの件についてこのテーマで議論をしているということはありませんが、議会においては、複数の議員から質問が出ています。
選択制のデリバリー方式の中学校給食についての現状と市の見解は次のとおりです。
・個々の生徒の要望が反映でき、多様な家庭環境に柔軟に対応することができる方式であるから選択制をとっている。昨年度の喫食率は、全18校平均13.8%(前年度△0.8ポイント)である。大阪府内の43市町村中、全員喫食は30団体(自校や親子調理方式12団体、共同調理場方式9団体、民間調理場活用方式9団体)。また、東大阪市が平成31年度から全員喫食で給食開始予定である。
・他市で実施の自校調理や親子調理方式による全員喫食の実施には、施設の改修や新増設のための用地確保などの課題があり、また、人口が増加している本市の現状を考慮する必要もある。教育上、最も望ましい形は何か、保護者の意見、必要なイニシャルコストとランニングコストの後年度負担、用地の問題、これらの課題を総合的に検討しなければならないため、生徒にとって何が良いのかを考えながら、将来にわたり安定的かつ継続的に実施できる中学校給食の在り方について、あわせて、喫食率の向上に向けて何ができるか、引き続き、検討したい。

以上です。