【名言】飲酒運転撲滅の誓約書

先週水曜の担当する子会社の管理役員さん（NANAさん）との飲みの際、前から気になっていたことについて、質問。

　「１千人のグループ従業員に対して、飲酒運転撲滅誓約書を提出
　　させて各種業界紙に取り上げられていたが、その意図は？」

NANAさんの答えは大きく纏めると以下の４点。

１．人事処分時の補足書類として
従業員の中にはこれだけ飲酒運転が本人にも会社にも与える影響が広まる中でも、それを理解しきれない者がいる。この誓約書自身が直接紐付く訳ではないが、並行して行う就業規則における懲戒範囲の改定と組み合わせることにより、そうした人間の（最悪の場合の）処分がし易くなる。

２．会社PR
自ら新聞社に記事内容をリリースしたわけだが、無料での広告となる。

３．従業員を守るため
職業柄、自動車での営業周りを前提とし、時には客先で酒を勧められることもある業種。誰だって飲酒運転をして捕まりたくないわけであり、断りやすくする為の手段を作るため。

４．業界を率先する企業としての責任感
飲酒運転が不幸な交通事故を巻き起こす「社会悪」であることは理解しつつも、まだまだ社会では浸透し切っていない。大企業の系列の会社として、業界内に、その責任感を示したいと。

１．や２．は当然予想していた答えであり、実は３．もある程度は読めていました。ただ、それについてとつとつと語る彼の姿を見て、経営者としての社員を守りたいという真摯な姿勢が見えました（実は、１．も優しさの裏返しの厳しさであるわけですが）。そして、４．については予想外な回答。ちょっと臭い台詞ではありますが、ここまでの気持ちで仕事に取り組みたいですね。

たった、２、３時間ではありましたが、やはり飲んでよかったです。