世界の中の日本ブログ

壮大な題名に全く似合わぬ「高頻度更新」だけが売りのド雑談日記。自分自身の日々のメモ帳目的なブログ。

【映画】ジョゼと虎と魚たち

2007年01月22日 | Papermoney
先週は平日は勿論、土日までずっとバタバタでしたので、日曜の夜に漸く映画を見れました。

 ジョゼと虎と魚たち(公式サイト)

この映画は、妻夫木聡と池脇千鶴が主演し、脇は舞台女優の新屋英子や『スイングガール』でブレイクする前の上野樹里なんかが出ております。ごくごく普通の大学生(妻夫木)と乳母車に乗っている謎の少女(池脇)の出会いからを描く恋愛映画です。2003年の公開当時、結構話題になったみたいでした。

全体の感想としては、意外や意外、「なかなかのお気に入り」という感じ。これも、『初恋』同様に、いい部分もあるが微妙な部分もある。但し、『初恋』なんかに比べ、前者の割合が多かったという感じです。個別に気になった点は以下の通りです。

1.池脇千鶴の存在感
この子、アサヤンのオーディションで芸能デビューしたそうですね。全く知りませんでした。

 ASAYAN 池脇千鶴

色々な映画監督に気に入られていたのか、映画や朝ドラにも結構出ておりましたが、「最近、観ないな」と思ってたら、中越典子の際どいシーンのみがヘンに話題になった『ストロベリーショートケイクス』に出ていたみたいでした。

登場のシーンなど、眼光鋭く結構な存在感で思わず魅せられました。いつもクソ真面目ないたいけな少女役が多かっただけに、この映画でのコテコテ関西弁の役は新鮮でしたね。

2.妻夫木聡の演技力
今や押しも押されぬ若手俳優の一番人気の一人となったブッキ-ですが、2003年頃から、結構いい演技してますね。この映画でも、結局の所は「いまどき青年」を上手く演じ切っているわけで、結構感情移入しました。

3.妻夫木聡のおでこ
映画とは全く関係ないのですが、ちょっと広くて気になりませんか?妙に、くりぃむしちゅーの有田を思い出しましたよ。

4.原作・田辺聖子
WIKIPEDIAによれば、この映画の原作は『月刊カドカワ』に1984年6月号に発表された田辺聖子の短編小説だとか。田辺さん自身、1928年生まれということですが、既にかなりの高齢ですから、その古い小説を現代風に見事にアレンジした脚本家や映画監督は凄いな、と思いました。

5.上野樹里
最近ではドラマ『のだめカンタービレ』にて再度人気が出ている上野樹里ですが、この映画では、ブッキーの同級生の嫌な女子大生役で出てます。はっきり言って、「全然可愛くない」のですが3年ですっかり化けましたね。因みに、当時、16歳。凄いな。





~~以下、ストーリーのネタバレあります!~~

6.ブッキーの行動
結局は、オチを見てしまえば彼の行動は我々の「予想の範囲内」であり、最後に号泣した所で、「そんなん、今更やん」なわけで。一旦は振られた恋人役の上野樹里が捨て台詞として「恒夫君は、そんな人じゃないのにー!」と叫ぶシーンがありましたが、正に彼はそんな感じな青年ですよね。それでもなお、本来は描いて欲しかった九州旅行の後の「色々あって」が無かったとしても、このブッキーの行動を憎めないわけですよね。ブッキーに似たキャラの奴(大抵、かっこいい)は私の周りにもいますが、結構深く考えず「まずは行動」みたいな。女性の皆さん、どうぞお気をつけて。


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