E12の1979年型と1980年型を比較すると1979年型はメッキの電動ドアミラーで80年型は黒のプラスチックの電動ドアミラーです。またコックピットの時計は1979年まではアナログタイプ、80年型からはデジタルタイプになります。M535もデビューは80年ですが1979フランクフルトショーモデルはまだメッキミラーでした。
また1979年型の日本の正規ディーラー車の大きな特徴はUS仕様とまったく同じで5マイルバンパーとリヤの赤いサイドマーカーレンズ、また日本の法規にあわせて大きなコーナーリングランプがついています。US5マイルバンパーは以前はかっちょ悪いと思っていましたが、今見るとなんだかかっこいいですね。なにかヒップホップな感じというか、赤のサイドマーカーなんかは後の時代にUSアコードとかに付けたりするのがはやりましたね。BMはカルフォルニア風にしてもうまくサマになりませんが、この1979年型はうまくアメリカンテイストが溶け込んでいてE12がまったく別の押し出しの効いた車にみえます。全長はヨーロッパバンパーが4620mm、USバンパーは4825mmにもなります。ちなみにM535は4530mmでした(cooL5氏のは何mmでしょう?)この時代のUS仕様のベンツのSLなんかも今のるとオシャレかもしれません。みなさんUS派それともヨーロピアン派どちらでしょうか?
以前E12を物色している時にポールポジションというショップにシルバーの1979年型が置いてあって、前ヒンジのボンネンットを開けてエンジンかけられたときは、相当シビレたのを思い出します。今回のYオクもM535がなければ飛びついてしまいそうですが・・・・
5シリーズはすったもんだのあげく、81年後半に、E12のボディラインを残しつつ、装飾を取り払いよりスリムでポップなE28にチェンジします。どちらがよいかは好みの問題ですが、どちらも車から時代が読み取れるのがいいですね。