本人戒烟中 我愛MIMIAO 我希望処ヲ件事儿能一様長久

私が好きなものは全部ここにいる

イサム・ノグチの世界1

2005-09-17 | 日本!日本!日本のすべて!







■利用案内
開館日:  火・木・土曜日
見学時間: 午前10時、午後1時、3時(1日3回)
入館方法: 予約制(往復葉書にて日時指定でお申し込みください)
休館日:  月・水・金・日曜日
      (夏期8月12日-17日/冬期12月28日-1月7日 年度により変更有り)
入館料:  一般・大学生 2,100円(税込)/高校生 1,050円(税込)/中学生以下 無料、
      30名以上、団体割引あり
公開施設: アトリエ(石壁サークル内)・展示蔵・イサム家周辺・彫刻庭園



■イサム・ノグチ庭園美術館
〒761-0121
香川県木田郡牟礼町牟礼3519
Tel. 087-870-1500
Fax. 087-845-0505






代表作「エナジー・ヴォイド」(1971年)
高さ3.6mの黒色花崗岩













野外作業場だった石壁サークル

谷口吉生 (建築家)
幼い頃からの年長の友だったイサムさんは、酒田の土門拳記念館などでいっしょに仕事させてもらって、たいへん素敵なパートナーでもあった。
イサムさんは従来の彫刻家という枠組みを超えた存在である。環境や建築、あるいは「空間」との、より大きな関係を模索した「スペース・デザイナー」とでもいった、きわめてユニークな芸術家だ。
牟礼の美術館は、単体の彫刻もさることながら、それと周りの環境や自然の景観、屋外のランドスケープ設計、選んで移築された建築など、全体がひとつの、「環境作品」である。イサムさんがひょっと現れるような、皆が作家を訪れる興奮に包まれることだろう。







勅使河原 宏 (映画監督・草月流三代目家元)
“自然が許してくれる過ち”――――牟礼の仕事場で、イサムさんがふともらした一言が忘れられない。イサムさんは私に何を伝えたかったのか、この言葉を想い出すたびに、私は考えてしまう。
私の目の前には赤錆色した、すごく形のいい土かぶりの石が立っていた。山に入ってその石を発見したときのイサムさんの喜び様が目に浮かぶ。その表面に、ほんの少々縦に鋭く削り取った疵が薄墨色に浮かびあがっていた。もちろんイサムさんの仕業。ふと見ると、はにかんだ笑顔があった。謙虚さと猛烈な自信が同居した晩年のイサムさんは美しかった。









もと丸亀の豪商の屋敷を移した住居イサム家の居間

三宅一生 (デザイナー)
イサムさんがそこに住み、制作に励んでいた牟礼の地は、いつも心に焼きついて離れない。牟礼に浮かぶ雲、吹く風は、世界中のどこからでも見えていた。彫刻作品のすばらしさはいうまでもないが、空間そのものが自然や宇宙法則に感応する力をもっている。まるで無重力の空間を漂っているような錯覚にとらわれる。牟礼への旅は、自分自身の本当の姿を見つけにいく目的にこそふさわしい。








museum@isamunoguchi.or.jp




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