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撮影が上達する7つのヒント1-2 FROM ZDNET

2005-10-02 | 写真

その1:いい写真を撮るにはコンパクトではダメ?

 800万画素クラスのCCDを搭載するタイプまで登場してきたコンパクトデジカメ。その描写力は、一眼レフデジカメにも肉薄するくらい素晴らしく、また各社共に色再現にも力を入れて開発されているおかげで、時にはハッとさせられるくらいの美しい写真を撮ることができる。そんな高い画質が低価格で手に入るのだから、世の中よい時代になったというもんだ。しかし、もしもあなたがもう少し本格的な撮影に取り組みたい、気に入った作品ができたら写真コンテストにも出してみたいなど、より深く写真を楽しみたいと思っているのならば、やはりここは一眼レフタイプのデジカメをオススメしたい。ここでは単純に画質の善し悪しということだけで両者を比較する訳ではない。一眼レフカメラを使用することで、撮影者の意識にも大いに影響があるからだ。一眼レフカメラのファインダーを覗いて見えるものと、液晶画面に映った被写体とではおのずと違いが出てくる。なぜならば、一眼レフカメラではファインダーを覗き被写体を見る場合、撮影レンズを自分の目とすることでその像を「主観」として受け取ることができる。しかし、多くのコンパクトデジカメでの撮影方法は被写体を背面液晶に映しながら撮影するため、どうしても被写体を「客観」的に見てしまうのだ。みんなでワイワイ楽しむ写真ならばそれでも良いかもしれないが、写真作品を造り上げていくには、やはり自分なりの世界にどっぷりはまり込んで行くことも必要なのだ。

 しかし、コンパクトデジカメは、一眼レフには敵わない優れた点がある。それはその名の通りコンパクトで軽いことだ。どんなに高性能なカメラでもその重さや大きさのおかげで持って歩くことが億劫になってしまっては元も子もない。このようにコンパクトデジカメにも一眼レフデジカメにも良いところがある。大事なのは自分にはどのカメラが合っているかを知ることだ。そしてそのカメラで楽しみながら写真を撮って欲しい。なんと言っても楽しみながら写真を撮ることが一番の上達への近道なのだから。


その2:撮りたい写真に最適な露出モードを選ぶべし

 多くのデジカメには、撮影する時のいろいろなシーンにあわせて選べるシーンモードが用意されている。風景モード、人物モード、スポーツモード、マクロモードなど。最近では動きの速い子どもに合わせた、子どもスナップモードなどが搭載されたカメラも出てきている。これら各種シーンモードはその撮影目的に最適化されているのでデジカメ初心者でも簡単によい写真が撮れるようになっている。けれども逆に言えば、標準的な写真で終わってしまうとも言えるのだ。
 そこで、ワンランクUPヒントとして、マニュアルモードでの撮影を試してほしい。カメラまかせのオートモードで撮るのではなく、あえて露出を自分で決めていくことで、写真に撮影者のイメージを織り込んでいくことができるのだ。

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1・2:同じ被写体を露出を変えて撮影したもの。
明るさを変えるだけで違う表現となる。

 たとえば、撮りたい風景に山の稜線があったとして、上半分が明るい空だった場合、それをそのままカメラ任せの露出で撮ると、カメラは明るい空の露出に合わせてしまう。そうすると山の緑が暗くなってしまうのだ。ここで山の緑の色もちゃんと出したいと思うなら、露出を+2/3絞り~+1絞り半ぐらい明るめにしてみよう。それによって山の緑も明るく写る(1)。
 では、露出補正をかける前の暗い山の写真は失敗作なのか。実はそうとも言い切れないのだ。もちろん山の緑を写したいという写真としては露出補正をかけた明るい写真のほうがふさわしいだろう。しかし、あえて補正をかけずに山を暗くすることで山の存在感を強調した写真とすることもできる(2)。

 実は、このように写真は露出の掛け方ひとつで大きくそのイメージを変えられるのだ。このような表現には、やはりマニュアルモードでの撮影が適している。慣れないうちは同じ被写体に明るい露出から暗い露出まで数段階かけて撮影しておき、後から自分のイメージにあった明るさの画像を選んでもいいだろう。その際にはあえて明るい画像や暗い画像を選んでみるのもいいかもしれない(3)。


3:湖の静寂を表すために露出抑え湖面の明るさに合わせた。
森の木々のシルエットが生きる影の写真


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