Subang Jaya より

「人生は冒険だ」の言葉に痛く共感し飛び出した日本。その後はどうなったか?

明確な主従関係 蘇る太宰治と花輪家

2014年01月15日 | 驚愕の異文化
マレーシアで週末に時々見る光景。

赤ちゃんを乗せたベビーカーを押す背の低い女性。
どう見ても赤ちゃんの母親ではないようです。
近くには中華系の小金もち風の若夫婦(マレー系も時々)。

ベビーカーを押す女性は決まって大きなリュックを背負っています。
若夫婦はほとんど手ぶら。

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ショッピング・モールの中のレストランの前で、赤ちゃんをあやしながら時間をつぶしていることもあります。
エステやマッサージルームの前にも。

スーパーマーケット内をスタスタ歩くお姑さんとお嫁さん、その後に大きなショッピングカートを押しながらついてゆくインドネシア系の女性。
お姑さんとお嫁さんは、ポイポイと商品をカートに投げ入れます。

そうです、彼女等はベビーシッター、または家政婦なのです。そのほとんどが人口爆発のインドネシアからの出稼ぎのようです。

私の知る程度ではどんなにお金持ちの家でもこのような方を雇っているのは見たことはありませんが、ここではちょっと余裕のある方は大いに利用しているようです。

日本では、金に物を言わせて外国人をこのように使用人にしたら人権的に周囲から良い顔をされないでしょう。

日本育ちの私には、レストランでは一緒に座って食事させてやりたいとか、手に持ちきれないほどの荷物を持たせ、自分は空手などということはありえないと思いますが、主従関係をはっきりさせたビジネスでは割り切らなくてはならないのでしょう。

昔は太宰治の小説の中や、ちょっと前はちびまるこちゃんの花輪君の家レベルの話と思っていましたが、ここではたくさんあるようです。
あふれる人口の中、お金を持てる人はワークシェアをするのが社会貢献なのかもしれません。



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