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小笠原大閻魔帳

長年お世話になったT-ちゃんが
店を畳むと言うのでこちらに引っ越してきました。

配役の妙??

2007-05-26 21:33:52 | 風林火山
NHK大河の『風林火山』は期待していた以上に面白く、
私が武田贔屓であることを抜いても
よく出来た時代劇になっていると思えるのです。
面白さだけで言えば、井上靖さんの原作を超えている、
そんな感想を持っている私なのでございます。

三船版の諏訪姫は佐久間良子さんが演じておられましたが、
この方は一見して絶世の美女ですから
山本勘助がひと目で心を奪われてしまうのも頷けるのです。
NHK大河『風林火山』で諏訪の姫を演じるのは
柴俊夫さんと真野響子さんのお嬢さん。
この配役を見たとき、どうなのよ?と思ってしまったのが正直なところ。
しかし、見慣れた、という訳ではないのでしょうけど
回を増すごとにだんだん魅力的に見えてきました。
和風な顔立ちが時代劇に合っているのかも知れません。
この作品が本格デビューという事ですから、
他の役柄のイメージが無い分、
視聴者が感情移入しやすいということも考慮しての配役だったのかもしれません。

配役と言えば
上杉謙信役のGacktさんにもぶったまげました。
ぶったまげたというより、ガッカリしたという方が正直か・・。
しかし、諏訪姫のこともあるし、
良い意味で予想を裏切ってくれることを期待しておきましょう。
なお、上杉謙信(登場時はまだ長尾景虎か?)の最初の登場は6月17日だとか。

『風林火山』は任侠モノではありません。

大河ドラマ『風林火山』サントラ

2007-03-16 12:27:10 | 風林火山
千住さんのサントラは、
『日本 映像の20世紀』、『鉄人28号』に続き、
3枚目の購入となるが、今のところハズレがない。
今回、予約注文で入手したこのサントラを聴いて
その才能と実力を再認識する事となり、
千住さんが手掛けた他の作品も聴いてみたくなった。

サントラを手に入れた時点で、番組を9話まで見ているが
劇中で使用された曲の中にはすでに耳に馴染んだ曲が多く、
そういう意味でも気持ちが入り込み易い音楽集となった。
特に、勇壮だがとても憶え易いメロディーラインを持った
オープニングテーマは大河屈指の名曲で、
3歳になるセガレがすでに口ずさんでいる。

あえて苦言を呈するなら、
『紀行のテーマ』が収録されていないことか。
中国の楽器で演奏される、あの物悲しくも美しい曲を
拙宅のオーディオ機器(謙遜抜きで大したモノではないが)で
じっくり聴くことも楽しみにしていたので これは少々残念に思った。
だが、これはサントラの2集が出ることを暗示していると解釈し、
マイナス要因とはしないでおこう。



DVD武田信玄 TBS正月特番

2007-03-10 20:16:28 | 風林火山
 主演の役所は、NHK大河の「武田信玄」の主役としてオファーを受けたことがあり、スポーツ新聞で報道された。甲冑を着込んだ写真まで公開されたが、どんな事情なのかは知らないがキャスティングは白紙に戻され、結局、信玄は中井貴一が演じた。
 それから数年、役所は晴れてこのTBS版で信玄を演じる事となった。作品の完成度(ドラマの雰囲気が如何にも東映くさい)も、主役以外のキャスティングも大河に軍配が上がるが、これはこれで味わい深いものがあり、それなりに楽しめる。私にとっては待望のDVD化だ。また、大河出演者と一部被る部分があり、同じ役者が全く別の人物を演じているので、比較するのも面白いかもしれない。
 音楽は佐藤勝。黒田節を思わせるテーマ曲が印象深い。


DVD大河ドラマ・武田信玄 総集編

2007-03-10 20:11:46 | 風林火山
 本放送終了直後、5夜連続で放送された「大河ドラマ・武田信玄」の総集編が収録されている。その最終回はクリスマスイブの晩に放送されたのだが、突発的な事件の発生により放送時間がずれ込んだ。よってこの番組をまともに最後までキッチリ見られたファンはそう多くはいないのではなかろうか。それ故に本作のDVDの発売には価値がある。
 しかし、商品としては至ってシンプルで、ドラマ本編以外には素っ気無いくらい何も入っておらず、解説書の類も皆無である。時代劇の登場人物名は難しく憶え難いのだから、せめて人間関係が解るくらいの解説書のようなモノが欲しかった。貴重な映像では有るが、割高感は否めない。

 画質は、さすがに‘当時の放送そのまま’という訳には行かないが、‘ほぼ良好と言ってしまって差し支えないと思う。
 なお、ジャケットにはモノラル音声と表記されているが、実際はステレオ収録されている。



DVD風林火山 その2

2007-03-10 20:06:28 | 風林火山
これは里見浩太郎劇場か?
 名作『風林火山』を映像化して見せるというより、里見浩太郎を見せるがための題材として『風林火山』が選ばれてしまった、という印象を受ける。
 井上靖の原作を読み直した直後に見たのだが、それだけに落差が大きかった。著名な俳優を配し、それなりに豪勢な作りになっているが、如何せん原作が持つ魅力には遥か遠く及ばない駄作だ。

 ドラマの途中で掛かる主題歌、訳のわからぬ里見浩太郎の二役、池上希美子の眉、ハゲヅラが全く似合わない舘ひろし、いちいち中途半端な描き方しかされていない合戦シーン等々、不満ばかりが残る。
 唯一の救いは里見の熱演か。よって、熱烈な里見ファン向き、と断言しておく。