見出し画像

アメノチハレ

ハズしの美学

雨上がりの街って昔から大好きである。
まさに今日の夕暮れは、声が出るほど綺麗だった。

そういえば先日、浅田次郎の「地下鉄(メトロ)に乗って」という本を読見終えたが、なかなかロマンチックで読み応えのある俺的にはタイプな作品だった。近々映画化されるのかな?是非映像も見てみたい。
地下鉄に降りると、あるポイントから自分が幼い少年時代の頃にタイムスリップしてしまいそこで今まで知らなかった親父の事や兄の事などが見えてくるという現在と過去を行き来するストーリーなのだがね。

最近TVドラマなんかも、当然だが脚本が面白くないと視聴率が悪い。
どこにでもある当たり前の設定で、フツーに恋愛物語ってやっぱドキドキしないんだよな。
人気女優や俳優の一年先のスケジュールだけおさえておいて、本はあとからっていう事も少なくない。
キャスティングだけで視聴率は取り難い時代になったね。
先日終わったマイボスマイヒーロー(だっけ?)などは断片的に見ていても面白かった。ヤクザが一年だけ高校生やるってストーリーで、あり得ない設定だけどそこに意外性があるから物語がどんどん展開してゆけるのだろう。コメディーとギリギリのラインだったけど、見ているとあり得なくなくなるから不思議だよな(笑)。

八十分しか記憶が持たない数学博士とのふれ合いを描いた「博士の愛した数式」も映画は見ていないが、とても面白い本だった。
一つ何かをハズしたら物語ってとても面白くなるのだなあって思う。

でもさ、メロディーとかも、この一つハズす事って大事なんだよな。うまく言えないから伝わりにくい話だけどさあ、パーツそれぞれは王道なんだけど一曲を王道パーツでまとめると意外に地味なんだよな。なんかね~、決まりきったデートコースみたいで、雑誌に乗ってる女の悦ばせ方みたいで(笑)たぶんきっと次はこう来るって思うとその通りになってしまう意外性のなさ?。食事もお酒も甘い言葉も、んでテクもいいんだけど、な~んかバランス良すぎて物足りない感じ。幸せすぎて怖い感じ。
二回目のデートどうするんだろうって感じ?(笑)。
きっと多少デコボコしてひとつくらいハズれてるほうがふくよかなんだよな。曲も人間もね。
精進 精進~。

コメント一覧

サントス
深い。
いや~、ほんといいこといいますね。

いい言いまわしをする作詞家って使いやすいんでしょうけど、魅力に欠けるんですよね。

不器用な言い回しができる作詞家ってなかなかいない。メロディーにも一部不器用な運びがあったりするとグッと来たりして。
muñeca
雨上がり!
mutsumi@venus.dti.ne.jp
本当にきれい空!



雨上がりって、何もかもがクリアに美しいよね。

緑がより鮮やかに、みずみずしく、空気も清々しく、透明感が増し、、、雲間に日が差し込んでくると、天国への道のように見えるときがある。



生かされていることに感謝したくなるような、



自然は、美しいよねぇ、、。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「Life」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事