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アメノチハレ

都志見隆の果てしない日々の日常

いつも最初のキスみたいにやさしくキスしたい

2011-09-25 | 音楽♪
まあしかし何だかんだ言いながら涼しくなったよな。
そろそろ来週あたり扇風機も掃除してしまおうかね。
昨年に引き続き 今年もよく働いてくれて感謝。

みなさんおはようございます。

先日、音楽仲間の乙女座が集うので飲みましょうとお誘いを頂き
山羊座の僕だが参加させて頂いた。
血液型ならこれまでもよく聞かれるので”B型”と答えると、
何故かウケてしまうし、
性格なども血液型から紐解いてわりと酒の席でも話題にもなる。
よく考えてみると、僕の人生の周りの女性は圧倒的にA型が多く
男性はBかO型が多い。

星座はこれまでそれほど意識した事はなかったが
自分にまつわる因果関係の物語はそれぞれ個々にあるようで
引き寄せたり引き寄せられたりと
人の相性も含めてとても面白い


かつての魂が覚えている何かを感じるとる事や 
おそらくこの人とは以前にもどこかで会ったような気がするって時など、
それはきっと長い時間をかけて
またここに舞い降りて
色んな関係となり
お互いの魂を磨き合っているのかも知れない。
長い長い魂の旅の一部分を僕はその間だけ僕という肉体を借りて
かつて出会った魂とまた再会し
あの時果たせなかった事や、もっと必要な経験をするために
姿を変えて幾度目かの今生を生きてるのだとしたら
先日の乙女座の会に集まった人たちも、もしかしたら
そういう魂の集いだったのか...Who Knows.

あの日のおっちゃんやおねえちゃん達とも
そんな魂とのつながりがあるなら
それが発するテレパシーを感じたって
なんも不思議ではない事なのかも知れませんね。

本当に人の縁って不思議。


縁と言えば、昨夜の中野サンプラザでのトシのコンサート。
今年もお誘い頂いて行ってきた。

年々パワフルに、2時間半踊りまくり。
声も確実に昔より出てる。
50歳であのキレのある踊りは尋常じゃない。
新旧折り混ぜた楽曲とその構成もバランスよく、新しい試みもちゃんと表現されてた。 
MCで、来年から毎年ひとつづつ歳が減ってゆくように、いつまでも若く進化を続けたいという
まるでその言葉を裏付ける様な有言実行コンサートだった。
あれだけ毎年見ててまだ鳥肌立つんだから大したもんだよ、田原俊彦。

本日はお彼岸で義父のお墓参りで青梅へ。

--------------------------今日の一曲------------------------------------

おそらくトシちゃんの曲で最初に書いたのが、このアルバム”TOKYO BEAT”の中の
「”め”いっぱい純愛」(詩 松井五郎)(1989)ではなかったかと思う。
リリースの順番は89年1月の「愛しすぎて」から3月「ごめんよ涙」と繋がって
その後だったが。
丁度トシの10周年も重なって、とても内容の濃い年だった事を思い出す。
そして20周年に書いたのがこの「涙にさよならしないか」(1999)。

カップリング共に歌詞は松井五郎だが、僕はこのカップリングの
『 いつも最初のキスみたいにやさしくキスしたい 』という曲がシングル同様に好きだった。
田原俊彦 『 いつも最初のキスみたいにやさしくキスしたい 』(YOUTUBEより拝借)
僕はコーラスで参加。
ビートもんで踊りまくるし、甘酸っぱく切ない恋愛モンも、とてもいい。
毎年秋口に、僕は彼にチカラをもらう。

Keep going . Toshi!


And I am telling you,I'm not going

2011-09-22 | 音楽♪

凄い威力の嵐の数時間でした

以前にも出会った事のある感じではありましたが
こんなにも自己主張するタイプの女も

いやこんな台風も東京ではめずらしいですが
今年は災害という意味合いからも色んな体験をし
何事も想定外まで
想定準備をする習慣が出来たようです

恋も災害に対しても
ある程度の知識と学習は必要ですね

いつものように午前6時くらいに起きて
資源ゴミを出したり

自宅前の爆風で飛び散った木の葉などを掃き
犬どもを散歩させ

最近は一日のスタートが
以前に比べてとても早く
静かに迎えたいというよりもむしろ
朝イチから身体を動かして
色んな事を済ませたい時間です

近所のダンナ衆も
既に出勤の支度やらウオーキングやらで
僕よりも勢いのある声で朝の挨拶

スペシャルだと思っていた早起きも
なんだか世間的には普通の早朝なのですがね



買ったはいいが結局使う機会がなかった
犬用の階段(未使用)を
リサイクルショップに持参した

わざわざ持参頂いたからと色をつけてくれ
200円で引き取ってくれた

二日後にその店の店頭では
2800円の値札が

みなさんおはようございます

先日、詩曲で書いた作品のタイトルが
ある歌手の方の新曲のタイトルと全く同じで
いかがいたしましょうという連絡が入る

う~ん複雑

まだリリース前なので
新しいタイトルに変える事も含め考えますが
タイトルありきでテーマが決まった作品なので
もすこし時間をくださいとお返ししたものの

プロの作詞家の方とは違って
僕は言葉に対しては器用ではない分
本当に書きたいものしか
書かないし書けないので 
言葉を変えるのも簡単ではなく

この2つのタイトルのうち
どっちがいい?っていう事ではなく
これしかないと思う言葉をタイトルとしていつも掲げるので
なかなか代用品が見つからんのです

まさに印象とかイメージの導入部分

人にとってはありきたりでも
自分にとってはちゃんと理由があり
特別なものですから
スッと簡単には切り替わらんのです

たまに

こんなちっぽけな事で世の中変わらんよと
どうだっていいじゃないかそんな事と

とてもバランスを欠いた気持ちになる事もあるけれど

人間ってそんなちっぽけな事ひとつに
支えられて立っていれたりするからなあ

ザックリと赤か青か黄色かという三択だけで
仕分け出来ない気持ちだってあるんだ

今日はまた少し気温が上がりそうです

嵐の後は余計に晴れ間が幸せですね 

よい一日を

-------------------------今日の一日----------------------------

Jennifer Hudson-And I am telling you,I'm not going (2006)

僕が丁度ニューヨーク滞在中に始まった(1981)

ブロードウェイミュージカルのドリームガールズの映画版

ビヨンセはもちろん
この映画ではジェニファーハドソンも一段と光っていた

その中のワンシーンの彼女の歌だが、
まさにソウルやでというボーカルに毎度引き込まれる

トータル三時間超えで多少のたるみもあれど
ダイアナロスとスプリームスがモデルとなった物語

劇中の楽曲はあの年代の好きなテイストのものばかり

そのジェニファーだが
後のソロデビューアルバムを心待ちにしていて
リリースされてすぐに聴いた



数人の有名なプロデューサー陣でまとめられたアルバムだが

ウ~ンという感じ

歌の上手い彼女に頼って
結果的にあまりディレクション出来てない感じや

逆に盛り込み過ぎな感じや

楽曲のクオリティーがトップクラスではない感じ

どこか迷いも見えて
言葉は悪いが各々が勝手に作って
寄せ集めた的な印象だった

毛色は多少違えど
やはりビヨンセやホイットニーなどの
キラキラしたメジャーイメージとは違う

それこそ
オフブロドウェイのような印象の
アルバムだったのは残念だった

歌の上手い人を売るっていう事の方がむしろ

作業としては複雑で難しいって事なんだよな

STEP

2011-09-17 | 音楽♪
暑い暑いと半ば口癖のように過ごして来た季節が
少しずつ優しい風を運んでくるようになりました。

車検から戻ったままのノーマル状態で乗っていた我が愛馬の
マフラーをまたチョイ悪仕様に戻し
これからの一番いい季節に
爆音カマそうかなと。

振り返ればコイツも13歳
飼っている犬ども(11歳 8歳)や、このバイクを思う時
経て来た時間の景色や出来事が一瞬にして蘇るようだな。

箱根に仕事場を構えた友人を訪ねる約束だけど
どうせならバイクにまたがって久々に
東名御殿場まで走ろうと思ってる。
ポンポン船のようにゆっくりとな。

先日、久々の友人達と韓国料理を。
夕方、待ち合せをした新大久保の駅だけど
その変貌した街の装いにクリビツテンギョウ(びっくり仰天)!
地元に住む案内役の彼女曰く お昼はもっと人が多くて歩けませんよ(笑)と。

住む人々、訪れる人達の熱気とエネルギーに包まれる様に、
まるで韓国旅行の初日の夜のように
キムチの辛さも手伝って
普段の量にしては奥深く酔いが回る程大変熱い時間を過ごさせて頂きました。

今とても勢いのあるK-POPだけど、中にはとてもグレードの高いものもあり
目指すは自国を越えて世界という意識がこちらにも伝わってくるよな。
そういう意味では、音楽も流通もどんどんボーダレスになってきており
自国の文化や言葉に基づいた音楽である必要性もなくなってきてる。

もう今までの、たとえば王道と呼ばれて来たような
スタンダードな制作スタイルとは違ったノウハウが
新しい川の流れとなって次世代の音楽を作り上げている事は
間違いない事実。

またそういう流れのなかで、自分が何をすべきかが
逆にフォーカスされてくる事も確かだけどな。

とにかくあの街のエネルギーこそが、その国のエネルギーと感じたよ。
蒸して脂を落とした豚のボッサムにどんどん酒 食べ過ぎない訳がない。
またまた体重増加中。

------------------------今日の一曲---------------------------


KARA - STEP

皆さんももうご存知だと思うから、今更という感じもするが
KARAの新曲"STEP"
新大久保の街でPVが流れてた。

僕は少女時代派だが、この曲には魅かれる。
この腰の動きは、決してこの曲が好きになった理由とは関係ない....わけがない。
今や映像は音楽の手足だ。
メロやサウンド的にはどこか懐かしいそれこそ王道的なものだが
このポップでストレートなエネルギーをそのまんま伝えきることができる彼女達の
ポテンシャルがまさに”時代”なのだ。

I'm sure that you gonna be enjoyed by just walking around the street at shinokubo.
Have a nice weekend!



Beautiful

2011-09-12 | 音楽♪
夏の名残の最後のダメ押しのように
日中はまだまだ残暑厳しい日が続きますね。

数日前の夜は、まんまるお月サマが、とても綺麗に夜空に浮かんでました。

実家の物干場に、ススキとオハギを用意して 
子供の頃一度だけ 月見をやった記憶があります。
今年の月は 中秋の名月に相応しく
しなやかで大きなとても美しい月でした。

仕事場のあるマンションの水道管の大規模修復とメンテナンスをやるというので
その説明会がマンションロビーで行われましたが
人っていうのはそれぞれ様々な意見を持っていて
僕などは、一般的にはこうだろという目測も含めた上で意見を述べたりしますが
中には、とんでもなくひとりよがりな意見で会の進行を中断させたりと
まったく周りに配慮しない人も中にはいます。

だけど、その人は真面目にそういう考えの持ち主ですから
完全に理不尽な意見だとしても頭ごなしに否定も出来ず、
そういう時に、同じ目線で対峙するのではなく
ちゃんとした言葉で対処できる人に
僕はいつも羨望の眼差しを注いでおります。

結局 生きるというのは自分以外の多くの誰かとの
日々の関わりの連続、

そんな中で自分がどういう人間かを表現するって本当に難しい。
結局は自分に正直に、思う事を相手にちゃんと言う という事からしか
物語は始まってゆかないのに
どこか曖昧にスルーできたりすると、スルー癖がついちゃう。
あわよくば相手がわかってくれる事に甘えちゃう。
ん~まだまだ反省ばかり。

ところで、昨日も同じ業界の友人との話の中で
放射線セシウムの話になり
娘の通う小学校に、「うちの娘には給食の牛乳はのませたくない」と申し出て
自宅から水筒で牛乳を持たせる事にしたんですよ」と友人曰く。
学校の先生も、親の気持ちを理解してくださり
承諾して頂いたという話を聞いた。

また別の友人の話では、子供の将来について
現在の環境が末恐ろしく どうやって守るかを含め
考え始めると吐きそうなくらい胃が痛むと。

子供に関しては皆色々と出来る限りの事で対処されていると聞きます。
本当に大変な時代です。

---------------------今日の一曲---------------------------

Christina Aguilera - Beautiful(2002)

日本が誇るスタンダードで特に今年は震災以降
色んな場面で耳にする事が多い
[見上げてごらん夜の星を」って曲。
改めて本当にいい曲だと思う。
言葉もシンプルで、個々の色んな想いにあてはめて
唄ったり聴いたりする事ができる。

昨今の、メロディーも言葉もわりと多めの楽曲を
否定するわけじゃないんだけど
そこまで詳しく述べなくてもいいよって言ってしまいそうになるほど
言葉が詰め込まれてる楽曲を格好良く仕立ててゆくのって 
やはりスキルが必要なんだよな。
やたら文字数は多いんだけど内容が分からない歌も多いから。

だけど一方で音楽って、ただ単に覚えやすいとか
歌いやすいっていう事だけで成立しているわけではないから
そこが逆に今からの時代の可能性としては大きくてさ
平均点や多数決というマジョリティー感があるものが
僕でさえもう何かつまらなく感じてきている。

そういえば以前ここに書いた 
僕にはうるさいだけのピコピコ系ハードコアバンドが
どこかのゲームの音楽に起用され 
今度ロンドンでライブが決まったと聞いた。あっぱれ!

音楽ってのはそんなもんだ。

クリスティーナ.アギレラ 
才能あるよな。

Have a nice day!

愛をくれよ

2011-09-09 | 音楽♪
昼間はまだまだ日差しが強い日も
朝晩は本当に涼しくなりました。

なんて言うのか、朝起きて見上げる空に浮かぶ雲も
どこか夏とは違う量感と質感ですね。

昨日、急にピザが食べたくなって約半年ぶりに宅配ピザを注文したのだが
記憶にある以前の味とは違い 少々がっかり。
美味けりゃいいのだが、そうでもなかった。
困るよな。おそらくチーズの種類が変わったか
ペパロニの量の問題か、作り手の繊細さ加減か いずれにせよ
いつでもどこでも変わらぬ味を提供するのは飲食業の鉄則その壱だ。

ハーフ&ハーフを注文したが5-5っていうより7-3に近いバランスで
余程 クレームしようかと思ったが思い直してとどまった。
人のことはいい。
自分だけでも雑な仕事だけはしないようにと肝に銘じた。

さて、今でも同級生達が飲んだついでにカラオケで
僕の曲などをよく唄ってくれているらしく大変嬉しい気持ちです。

今日はその中でも、忍者戦隊カクレンジャーについて少し書こうかなと思います。
(1994)
戦隊モノって、子どもが一時期必ず通る道らしいですな。
番組が始まった当時、僕が自分で思う以上に反響が大きかった事をはっきり覚えてる。
やはり子どもが反応するものは親まで飛び火するからか
当時その辺のアイドルなんかより、楽曲の浸透力は高かったな。

オープニングである「シークレットカクレンジャー」と
エンディングだった「ニンジャ!摩天楼キッズ」は
両方とも歌詞が先にあり、曲は後付けだったと思う。
作詞は明菜ちゃんの「タンゴノアール」等でご一緒した冬杜花代子さん。
もう今は天国におられますが、他にも「クイーンエメラルダス」などの曲や
みんなのうたなど 作品数は多くないけれど、とても内容のあるいい作品を
彼女と残せた事にとても感謝しています。
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余談ですが、昔 僕と冬杜さんが書いた「大切なこと」という作品を
バリトン歌手の土屋広次郎くんが是非唄いたいといってくださり
数年前にリリースしたのですが
昨年NHKのユアソング8月9月で取り上げていただいたのをきっかけに
新たなジャケットに一新して頑張っています。
とても冬杜さんらしい、自然で気取りの無い言葉がスッと心に入る歌。
昨日のブログで紹介させて頂いた篠原敬介さん同様
作品はその作家の魂としてこの世に生き続けるのですね。
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さて、再びカクレンジャー。

実際はどこかの声優さんが唄う事が決まっていたのだけど
レコーディング当日、当時お世話になっていた制作会社の方が
「なんかさあ、都志見さんのデモの歌が耳に残っててね。
ちょっと一回唄ってみてくれますか?」なんて言うもんだから
その気になって試しに唄ってみたらハマッちゃって。

ま、しかし当時は作家バリバリやってます状態だったし
基本的にはもう表では唄わないと決めていたので
そういう事情を話したら
「んじゃ、名前変えてもいいから、とにかく唄って!」って
ここで表現するよりももっと情熱的に口説かれた風で、
結局「んじゃ、名前変えるなら」って(笑)。

んで、じゃあ名前何にしようかという話になって
そのレコーディングの直前に台湾旅行から帰って来たばかりで、
台北の飲み屋でおネエちゃんに、ところで僕の名字はどう読むの?って聞いたら
「dōu zhì jiàn 」って教わった事があってね。
それをカタカナでメモって財布に入れておいたのだけど、
その読ませ方いいねっていう話になって結局「トゥー・チー・チェン」名義で唄う事になった。
そのカタカナ発音はおそらく正解とは違うだろうとは思うが、
ま、何となくそんな感じだった。

本当は内緒の筈だったのだけど、ネットなどで書かれていたりするところを見ると
僕がどこかでポロッと喋ったのかも知れない。
いずれにしても僕が唄っている事は内緒のなので、そこんとこひとつよろしく。

そんな楽曲達をまだ唄ってもらっているなんて、ありがたいね。
あとどれだけ残せるかわからないけれど 
もっといい歌を書いてゆかなくてはと思うばかり。

---------------------------------今日の一曲---------------------------

愛をくれよ / 福山憲三(youtubeより拝借)

カクレンジャーを書いた1994年と言えば、他にも多く作品を書いた年だという記憶がある。
それこそ郷ひろみさんからTOKIOや静香ちゃんまで割と幅広く書いてた。
その中で、忘れられないのがこの福山憲三の「愛をくれよ」。
ドラマの主題歌が先だったか後付けだったか覚えてないけど
この作品が出来たとき、電話の受話器をスピーカーにあてて
作詞家の工藤哲雄に聞かせながら、一緒に泣いた想い出がある。

なんだか、この歌詞に僕の方がとても思い入れがあったようだ。
当時は特に色んな何かに感じながら作品を作れてたな。

福山憲三は元気でやってるかな。会いたいな。
それから作詞の工藤ともご無沙汰している。
ひさびさに歳取った顔でも見てやるから、たまには連絡よこせよな。

Have a nice weekend!










Forest of the Piano

2011-09-06 | 音楽♪
今回の台風は各地に大変な被害を与えたものでした。
紀伊半島や北海道の大雨による土砂被害や
先日のハリケーンによるニューヨークの大洪水などを見ても、
ここは絶対大丈夫なんて場所はもうどこにもないのだなと思わされます。

台風の最中に広島の実家に電話をしたら
家がお隣とくっついているので風の通る隙間もなく
うちはビクともしないよと笑っておりました。

ひと雨降る度に、ひと風吹く度に世界のどこかが削られてゆく想いです。

そういえば厚生労働大臣の煙草値上げ発言とかで、先走りとか早くも閣内不一致とか
まったくマスコミの報道の仕方や意図的編集の仕方には呆れますね。
趣向品の値段の値上げに国がそこまで入り込んで発言するのは危険だという、
意味のよく分からないコメンテーターがいたりと 
些細な事を問題発言として物語を作ってあおりたてる
ワイドショーはじめマスコミのレベルの低さにうんざり。

あんな発言は一つの問題提起として考えればいい事に他ならないと思うんだけどな。
大臣がこんな発言したけど、聞いているか?などと他の閣僚達にマスコミがいらぬ世話をやいて
事を複雑にしてるようにしか僕の目には映らない。
もっと報道する事が沢山ある気がするよな。
先日しぶしぶ辞任した元総理の数日前のテレビインタビューでの発言のほうがよっぽど恐ろしい。

何かを前に進めるために、やむを得ず何かが犠牲になるのは当然だという考え方のほうが
健全だと僕は思うよ。
どんな場面でも公平でなきゃならない事が前提だったり
こっちを立てれば、立たないあっちの怒りを必要以上に盛り上げて
さも論争が起こっている様に仕立てる感じが もう嫌でたまらない。

ちなみに僕は以前は愛煙家であったけれど 煙草吸いの気持ちもよくわかるけれど
なんで煙草だけが値上げの対象なんだ?なんて曖昧な意見は持ってない。
今吸わない僕の気持ちは煙草は1000円でもいいと思っている。
煙草好きな友人に1000円になったらどうする?と聞いたら
それでも吸いたきゃ吸うし、払えなくなったらやめるかなと言っていた。
そんな程度の事にしか思えない。

以前はパコパコ吸ってたのに やめた途端 タバコ臭いとか目や喉が痛くなるとか
言いだし始めるヤツ多いよな~なんていうけど、当然の事だよ。
煙草をやめるという事はそういう事。
それまでの生活を変えるという事なんだからな。

政治家だって長く生きて学べばどこかで意見が変わる事だってある。
その都度説明し修正して前に進めば、
立場が変わったら意見まで変わったなんて、
またマスコミの餌食にならなくてすむ。
ま、実際はそんな単純な事では澄まないだろうが。

あるコメンテーターが
どのジャンルでも本当の事言ってる人達はいつも異端扱いされるって言ってたな。
僕も本当そう思う。
僕たちは当然この国の大河の一滴だけど、
大きな流れを一滴では変える事が出来ないという意味でも
国を変えるという大仕事の前に僕ら国民の思考レベルが大きく変わらないと
なにも決める事ができず、どんどん意思表示の出来ない国になってしまいそうだ。

--------------------------------------今日の一曲---------------------------------------


ピアノの森ーForest of the Piano
(2007)

世界的ピアニストのウラディーミル・アシュケナージの弾くこのピアノ曲を中心とした
映画「ピアノの森」のサウンドトラックアルバムを手がけた篠原敬介さん。
現在僕がマネージメントでお世話になっている事務所に所属しておられる音楽家の一人で、
このアルバムのオーケストレーションは尊敬に値する。
どれ一つとして捨て曲のない楽曲と演奏や録音クオリティー(チェコフィル) 
これほど完成度の高いサントラは多くない。

映画はDVDで一度見たきりだが、このサントラは何度も聞きたくなる。
映画を見ているよりも、耳を澄ましてこのアルバムを聞いている方が感動する。嘘ではないよ。

先日も少しだけここに書いたが、その篠原氏 数週間前に亡くなられた。
腎臓が悪かったらしい。僕よりひとつお若い1959年生まれ。
当然僕とは全く違う道を歩んでこられた。
それゆえ一度お会いしてアシュケナージとのレコーディングの事、
作曲の事 色々とお話を伺いたかった。
ダメですね。思い立ったらすぐに行動しなくては。

沢山の作品を残されていますが、この「ピアノの森」の音楽からも彼の人となりと才能が
静かな光となって心に優しく差し込んで来るようです。

篠原さん どうぞ安らかに。

 

Whatever We Imagine

2011-09-01 | 音楽♪
一週間前から天気予報と睨めっこしながら
久しぶりのいつものメンバーで富士の裾野まで。
台風のまだ本格的に押し寄せる前にぽっかり空いた
本当に奇跡の一日だった。


この日は8月30日 気持ちとしてはもう秋の支度をし始めているのに
富士の御山はまだまだ夏景色
毎度の事ながら、携帯電話より画素数のもっと多いデジカメを
持参すればよかったと後悔先には立たず。
それくらい何度撮ってもその都度感動する日本のヘソ。


昼食が終わって、午後のラウンド中
見上げた天(ソラ)に驚いた。
写真ではわかりづらいのですが
細長い白い雲が鮮やかな虹色に彩られて
神秘的な輝きを放っており
一瞬胸の奥から何かが突き上げられ
感嘆の声が出てしまった程。
夕暮れに焼けた雲ではなく、近くに虹が架かっていたわけでもなく
みんなが打ち終わって移動する頃には
跡形もなくなって 本当に不思議な瞬間だった。


30才の時始めたゴルフだけど、最初は病んだ身体と心の健康の為、
夜型の仕事生活をなるべくリセットするために
早起きのゴルフはとてもいい効果があった。
早く起きる 運動する お腹が空く 風呂に入る 早く寝る 良く寝る
ゴルフを始める前は
昼まで寝る 運動しない 腹が減らない 風呂に入らない 明け方寝る 
眠れない だったからね。
曲のスケッチは行き帰りの車の中で、浮かんだらとにかく直ぐ録音する。
そのため僕は当時、ゴルフの行き帰りのほとんどは
誰とも同伴しなかった。

途中からは当然のようにゴルフそのものの面白さにハマり
気持ちは競技思考 仕事の合間をぬって本当によく練習場に通った。
深夜営業の練習場も当時は沢山あったので、
曲書きやレコーディングが終わった後など
ほんの30分でも球を打ちたくてよく通ったものだ。

ゴルフってのはよく 見えたり 見失ったりする。
見えたら直ぐクラブを握り実践してみたい。
そして次の日にまた嘘のように 見失う。
昨日見えた事は出来てるが、他の動作が昨日と違うからだ。
見えなくなるから見えるまで練習するのだが
所詮我流は我流 技術と思考に軸がないから限界があるのだ。

それから仕事に没頭したいため、
約2年の間ほとんどクラブを握らない時期もあり
現在では真夏の極暑と真冬の極寒を除いて、
運動と懇親と自然と触れ合う事を目的に
気の合う仲間と年に10数回行く程度だろうか。 

すべてが自分の責任の元に、すべてが自分の手柄であるという
このスポーツの気質が僕には合っている。
折角いい球を打ったのに跳ね方が悪くて池に入ってしまうのも運であれば
打ち方は酷いが、確実にいいスコアを出すというのも、ひとつの生き方だ。

思い通りにならない事や不運の流れを断ち切り
自分を叱咤しながら自分を少し褒めながら、どこかでうまく折り合いをつけて
つらくても歩いていかなきゃいけないのが人生としたら
自分のゴルフって、自分の人生とどこか共通項があるような気にさせるスポーツなんだよな。

前のホールでいいスコアが出ると、浮かれポンチになって大ミスをしたり
今日はダメな日と半分ヤケを起こして、
悪い日なりに精一杯生きようという精神を放棄したりと
そんな事を何度も何度も繰り返しながら、
振り返るとゴルフ歴は20年以上になるんだな。

まだまだ浮かれポンチ癖は治らないが
それでも、苦虫を噛み潰したような顔で一日を終えるよりは
笑いとばして明日に向ければ それだけで儲けもんなんて
少し思えるようになってきたよ。

-------------------------------今日の一曲-----------------------------

James Ingram - Whatever We Imagine(1983)

自分の中に懐古主義的な考え方があるとしても、それは不自然な事ではないと思うが
仕事の上では、懐古の再現だけは避けたいと絶えず思っている。 
作り手も演じ手も聞き手も、そんなもので幸せにはなれないからな。
どんなタイプの作品でも、今作っているもの 次に作り出すものが
一番好きという気持ちで毎回取り組むようにしてる。

最近、これいいよね!とか それはないだろ という自分の感覚と
周囲の意見とに、ズレがあるように思う。
それはたぶん自分が時代の流れと違う方向に向いてるのだと思うが
そこにそれほど興味や欲が無くなったのも確かなんだ。

何だか昔からお洒落なイメージの、あるFM局だけど、
最近のタイアップ曲とかイチオシ曲などをヘビロテしてた。
それはないだろみたいな曲だったりがバンバンかかると 
さすがに残念な気持ちになるよな。
ポリシーないのかよ~!何でもいいのかよ~って車中で叫んだ。
自分の中に怒りだけでもまだ残っててよかったよ(笑)。

それ実際無理でしょみたいな曲 多い。


東京方面も明日から台風も本格的になりそうだ。

Take care enough about the typhoon.










She

2011-08-28 | 音楽♪
八月も最後の日曜日
早朝はとても涼しく本当に清々しい風が吹いておりました。

8月28日はミミの11回目の誕生日おめでと。
今年の春先には腰のヘルニアも一時悪化しましたが 3ヶ月くらいかけて
なんとか普通に歩けるまでになりました。
もう以前の様にダッシュやジャンプは出来ませんが
自力で歩けるだけで儲けモン。上出来ですね。


今年の6月にCDデビューした佐野有美ちゃんが
有楽町のビックカメラでミニライブ&トークショーをやるというので
連絡を頂きました。

---スタッフの方から届いた写真---

僕はこの日、午前中から色々と所用があり 残念ながら現場には行けませんでしたが
夕方の部をストリーム放送で。
多少のタイムラグはあるようですが、生中継。
本当に便利な世の中になりました。

僕のハラハラドキドキなんぞ吹き飛ばす様に 有美ちゃん 身体を振って熱唱してました。
アルバムの中から4曲をしっかり歌いきり本当に堂々としてました。
自分の書いた歌詞にメロディーが乗っかって 彼女の偽りない心のメッセージとして
聞いてくれてた人に真っすぐに届いたと思います。
何故でしょうね。今日も僕のほうが彼女から元気をもらったり、ふと戒められたり。

各方面から歌唱の依頼も増えているようで、
TV朝日の「徹子の部屋」への出演も決まったと
ステージで言ってました。凄いですね。
「生まれて来ただけで感謝」という彼女のメッセージが
より多くの人に届くように、沢山のチカラに導かれているのだと思います。
今後の活躍がとても楽しみです。
http://www.teichiku.co.jp/artist/sano-ami/

----------------------------今日の一曲---------------------------

Elvis Costello-"She"(1999)

数日前のニュースで、映画『ノッティングヒルの恋人』(99)の舞台になったロンドン西部の
ノッティング・ヒルにある旅行専門書店“The Travel Bookshop”が、2週間後に閉店するとあった。
そっかぁ.....あの本屋も遂に閉店かあ。残念だな。

特にヒュー・グラントの演技がよく、僕はこんなタッチで描かれている映画が基本大好き。
この[She]はシャルル・アズナヴールのカバー曲だが
映画の中のサウンドトラックに使われている他の楽曲達もクオリティー高く
ストーリーとシーンと音楽とが静かにしっかりリンクしてる。

何だかまた久しぶりに観たくなったわ。




please come home for christmas

2011-08-26 | 音楽♪
なんだか台風がポコリとまた、もう一つ生まれたようです。

突然水が漏れ出した命のウォッシュレットも15年の寿命を終え大往生。
只今 新型に交換して頂いている最中だが
最近の家電はエコ対策とやらで、お利口さん過ぎて可愛気がない。
色々考えて頂くのはいいが、もう少し大ざっぱなほうが使いやすいものもある。
新型くんに腰掛けての初ウォッシュが楽しみだ。
カタチあるもの、その姿 永遠にとどめず
お粗末ながら一句
「旧型ウォッシュの水の漏れ 諸行無常の響きあり」

さて、八月も残すところあと数日。

夏休みもカウントダウンに入ると
やり残した宿題と、書き忘れていた幾日かの絵日記の穴埋めに奔走しながら
40日ぶりに学校の友達の皆に会える9月1日を
とても心待ちにしながら胸をワクワクさせて過ごしたものです。

ところで、僕らの時代は7月20日過ぎから8月一杯の約40日が夏休みでしたが
現在は少し違って早めに終わるようですね。
当時は教室にクーラなんてありませんでしたし
そういう事も関係しているのかな。

違うと言えば歴史の史実と年号はよくゴロ合わせで覚えたものですが
これも現在の授業では僕らが習った事実と異なる部分も多いらしく
驚いたのは英語の筆記体を今はもう教えていないのですね。
現在(いま)のイギリスやアメリカ人の若者でさえ、筆記体は読みにくく
使わない故のこと。

さて、何だかこの一週間は心身共にシャキッとしない感じの日々でした。
実際にはお会いした事はなく しかしその残された作品の素晴らしさだけは
よく知っており、年齢もほぼ同じ歳の音楽家の方が突然亡くなられたという
一報も入り、是非一度お会いしたいと思っていた矢先の事でしたので
驚きました。
人生、生きた長さだけではないとは思いますが それにしても客観的には
とても早すぎる年齢で ご両親の悲しみは察するに余りあります。

詳しい事はまだ聞いてないのですが、
尊い命と、あっけなく終わる儚さは、
いつまでたっても人生の機微ですね。
落ち着きましたら、またここでその方の作品を是非
ご紹介したいなと思っています。
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さて、定期的にやっている楽器のメンテを兼ねた大掃除をやりました。
金属のパーツはキラッと、ボディーはピカッと艶っぽく
本来の素材そのものの輝きをそれなりに取り戻したギター達は
出会った頃の輝きより趣のある風格さえ出てまいりました。

作曲の手段としては鍵盤を使う事も多いのですが
やはり使う楽器によって出来てくる楽曲のテイストにも違いが出るので
それなりに使い分けています。

幼少の頃 田舎の親戚の家の床の間に立てかけてあった
ホコリをかぶったクラシックギターをもらって来て
毎日弾いていたけれど 振り返ればそのへんから
音楽に興味を持つようになった気がします。
今でもギターだけは僕にとってのSomething Specialですね。

さて来週からまた気を引き締めて 精進したいと思います。

------------------------------今日の一曲--------------------------------

johnny winter - please come home for christmas
(1992)
20才で渡米して 何しろ一番最初に見にいったライブがジョニーウインター。
イーストサイドのそんなに広くない場所だったと思う。
夜10時くらいに開演と聞いていたので8時くらいに行って
ビールでチビチビやっていたのだが
結局3時間押しの午前1時スタート。

少し高いステージの最前列かぶりつきで2時間。本当に目と鼻の先でギターさばきを見て
僕はこれからこの街で本当に生きてゆけるんだろうかと落ち込みまくった。
こんな一流の人達が毎夜どこかでこんな凄いライブをやってるこの街のエネルギーに
飲み込まれて消えてしまわない様に 僕は僕ではっきりと目的を自覚しなくてはと
明け方近くの1stアヴェニューを歩いて帰りながら そう思った。

今年4月に初来日 ZeppTokyoで演ったらしいね。
今では殆ど視力もなくだいぶ身体も衰えてしまったらしいが大丈夫だろうか。
御歳66歳 Take good care!




I've Got You Under My Skin

2011-08-19 | 音楽♪
久々の朝の涼風
先日の酷暑の後だからか、余計に風の温度が低く感じる。
犬どもも普段より少しだけ遠出の散歩を終えた後は
深く深く爆睡中。

みなさんお早うございます。

この不定期で気まぐれなブログに日々訪れ
色々とコメントを残して頂きありがとうございます。
とても励みになります。

さて、暑さのピークは過ぎたと、しきりに天気予報では言っていますが
自分の体温を超えるような外気温は本当につらいですね。
早起きは生活改善の結果だと自慢したいところですが
今のところはまだ暑さで目が覚めているようで微妙です。


今年の6月にご縁あって週刊女性に取材して頂いた際 
お預けしていた写真が戻って来たままだったので
昨日その写真達をまた元の場所に戻した。
その際に数枚ほどスキャンした中の一枚。
 1979年頃ではないかと思います。
自由の女神のあるN.Yのリバティーアイランドから撮ったマンハッタンの写真。
N.Y武者修行中 友人に撮ってもらった。
この写真にある、当時のマンハッタンのポイントだった
二本のワールドトレードセンタービルは
あの9.11で無惨にもなくなったけどな。

渡米してすぐ英語学校の入学の日
ロビーの入り口の左に腰掛けていた一人のオリエンタル系の男が
入り口に立っていた僕に「日本人ですか?」と聞いてきたので
「日本人ですよ」と返したのがきっかけで知り合ったその友人。
滞在中の3年半とその後の帰国から現在も飲んだりゴルフをしたりしている武者修業時代の同志。
いい遊びも悪い遊びも、そしてお互いの夢の話が熱を帯びて最後にはつかみ合いの喧嘩もした。
僕は音楽 彼はレストランマネージメントの勉強で渡米。
滞在期間もほぼ同じくらいで年齢も同じ。血液型もB型 
そしてまたお互いに日本からインベストしてもらいながらの留学という
立場的な事も似ていたので、会ったその日にとりあえず乾杯した記憶がある。

誰かが前もって描いた道筋ではないのに
時には、訪れるべくして訪れた様な場所や 最初から仕組まれていた様な出会いや
人生の行き当たりばったり具合には やはり何か運命の磁石のようなチカラが
少しだけ働いているかのように思える時もあるよな。

むこうで初めてスタジオ借りてデモテープ撮った頃の写真

振り返れば僕なんかはまさにGood Luckの連続で 落ちかけたピンボールが
またいいタイミングでフリッパーに打ち返され
いいポジションに押し上げられて来たという思いだよ。
それはまさに計り知れない人々の誠意や想いや優しさやパワーによってね。

いつもどこかの区切りの時点で
「よし、ここからは自分だ。今まで色々お膳立てしてもらってここまで来れたけれど
ここからが本当の自分のチカラが試される時だ」なんて
気張ってみたりするけれど、結局死ぬまで人の力に支えられながら
そうしてゆくんだろうな。

この街には大変お世話になった。
目的は音楽の勉強だったけれど、
結果的にはあらゆる種類の人生勉強をさせてもらった。

また一度、ゆっくり訪れたい。

-------------------------今日の一曲------------------------


Rod Stewart - I've Got You Under My Skin


またまたロッドのアメリカンソングブックからの選曲
シナトラの歌唱で有名だけど
ダイアナクラールのようにしっとり聴かせるよりは
このダンサブルでジャズボーカルらしくない感じが好み。

何故か僕はこの曲が大好き ニューヨークを思わせる楽曲達の中のトップ3に入る。
NY滞在中二人の先生に付いて歌を習っていた時期があった。
一人はデボラというオペラの先生でVOICEを、
もう一人はリンダというジャズの先生でVOCALを。
つまり発声と歌い方という意味だが
そのリンダに習っていた時に、このコールポーター作詞作曲の
”I've Got You Under My Skin”が課題曲だったこともあり 
とても印象深く心に残っている。

What a town ! Newyork


Come rain or come shine

2011-08-17 | 音楽♪
毎度の事ながら 天気天候から書き始めるのは
文章の感じや本日の調子などを探りつつの導入としては
いちばんリズムをつかみやすいから。

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日が暮れても、太陽が隠れただけで
窓から手や顔を出すと焼けたアスファルトの道路や建物の余熱で
気温はいっこうに下がりまへんな。

日中に焼けて籠った部屋の温度は
夜の外気より高い場合も多く 
せめて寝床だけでもクーラー入れさせてもろうてます。

みなさん お暑うございます。


 犬どもの散歩も暑さとの戦い(暑)

しかし時の経つのは早いもので来月の9月10日で禁煙してから一年や。
一年前の一年後は予測不能で
99%自分には出来ないと思っていた禁煙だが
”案ずるより産むが易し”や。
やってみると意外に容易い。
そしてまた”光陰矢のごとし”や。
過ぎてみて振り返る歳月はまるで昨日のようや。

先日、ひさしぶりの友人との飲みでサムギョプサルでも食おうと集まった。
「サム」は数字の3、「ギョプ」は層、「サル」は肉のことで、
日本でいう三枚肉、すなわちばら肉のことだが
この韓国料理は同時に野菜も沢山摂れて身体にもいい。
とにかく何でもその辺のものを葉っぱに巻いて焼いた豚と一緒に食すのだが
これによく冷えたマッコリがまたとても合う。

音楽家の友人もその三枚肉を頬張りながら
かたちあるもの、すべて永遠にとどまらず常に移り変わる、
だから俺は人にもモノにも昔からあまり執着は持たんのだと
この世の諸行無常を繰り返しては杯を運ぶ。

震災以降、多くの人が自分と自分以外のものとの関わり方について
真剣に向き合い考えさせられる機会を得た。
さほど強烈ではないにもかかわらず、
しかしジワリジワリとダメージが残るボディーブローの様に
自分にとっての大切なものへの感じ方や接し方が 
僕の気持ちの中でも大きな変化として腹の底にまで効いてきた。

「地震や津波で家も何もかも無くしたけれど
 それも人生の1ページ。生きてりゃ先で
 いい事もきっとある」って
この盆に里帰りした娘さん達を住まいの仮設住宅に迎えて
笑顔でインタビューに答えてたお母さんの言葉は重かったね。
なかなか言えない言葉。

日々の移り変わりは、やがてまた次の新しい時代を迎えゆくわけだけど
そんな中で僕らの仕事の役割ってなんだろうって
その友人と5瓶目のマッコリを注文しながら真剣に夜は更けていったな。

---------------------今日の一曲---------------------------------


Mary.J.Blige-Come rain or come shine

1999年のメアリー.J.ブライジのアルバムだけど
丁度この頃 アレンジャープロデューサーのURUくんとご縁あり
色々刺激されながらやってた時代に紹介されて買ったアルバム。
サンプリングなど遥か昔からやってた人で彼も広島出身。
ネイティブ広島弁で話せる相手としてとても大事にしている
大好きな人。 年イチくらいで飲む。

当時は僕が書いた曲をURUに渡し 彼がプリプロしたものをよくプレゼンしていた。

猫も杓子も 今までヒップのヒの字も知らなかった人達が
わんさわんさとヒップホップやR&Bとか言い出し始めた事に
僕はいささかうんざりしていたけれど
そんな中で、これ系のサウンドのオーケーかノーか
はたまたグレイトかソーソーかの判断基準は
URUの感覚に頼り切ってたな。
とにかく勉強家で人に惑わされない音作りが、彼を本物と信じきれた理由。
コアなようで、順応性の高いマルチ人間。

そんな時代が去って また時代は多少ともメロディックに戻り始めると
途端にヒップホッパーやラッパー人口が減った様に感じた。
体質的にヒップホップの奥底までは到達出来なかったが
このCome rain or come shineのようなスタンダードの唄を聴くと
やっぱ、一時期のブームに乗っただけの人とは違う何か底力を感じてしまうよな。
2007年グラミー3部門。

それもこれも諸行無常。 豚バラ食いたいが今日は我慢だ。

Have a nice summertime.

(Everything I Do) I Do It For You

2011-08-14 | 音楽♪
今年の広島も暑かった。

それでも明け方には瀬戸内海のフィルターで浄化された涼風が足下から頭上へ優しく吹き抜け
気温だけ見れば同じ様な温度ですが その暑さのクオリティーとでも言おうか
東京よりはるかに瑞々(みずみず)しく新鮮な暑さと感じました。

広島市太田川河口付近

みなさんおはようございます。

一年ぶりに会う甥っ子(弟の息子)の成長ぶりに、笑ってしまう程驚いた今年。
高校一年で野球部で身長181センチで坊主頭。

時代は変わっても、高一野球部坊主頭181センチの里帰りのシルエットは
なつかしい昭和の香りが漂いまくっており、
部活で日焼けした顔にギラギラと汗が張り付いた定番の16歳。

これからどんどん色んな事を覚え
色んな女に心を揺れ動かされてされてゆくことでしょう(笑)。

夏休みの合宿前にわざわざ顔を見せに帰ってくれたと
両親ともに大変喜んでおり、
今となっては年寄り二人の静かな生活の中の
数少ない大きなイベントで
毎年大変楽しみにしています。

育ち盛りの甥っ子の食べっぷりは豪快でしたが
昔は一升炊きの釜の飯が、ほりゃもうなくなったと
一回の食事で空になった釜を母がひっくり返して見せながら...
それくらい僕と弟とで、よく食べていたものです。

あの一番食べ盛りの時期は食べても食べても腹が減るんですね。
そんな時代を僕らも通って来たんだなあと
ふと、懐かしく。

夢はプロ野球選手という事。
彼の将来に周りも当分の間 夢を見れそうです。


さて丁度広島帰省中に、広島県の
神石郡神石高原町という町にコンビニのローソンが出来たという
ローカルニュースをたまたま見ました。
時事ネタを中心に活躍している社会風刺コント集団ザ.ニュースペーパー
福本ヒデちゃんが、ここ神石高原町の出身で地元の観光大使もしているので
メールでそのニュースをお知らせしたところ、
丁度ローソンオープンの式典にも顔を出していたらしく
神石高原町はめったに話題にならないので嬉しいと
動画のリンクと共に返事をくれました。
神石高原町 福本ヒデ観光大使動画
彼とは、「ニュースペーパー!一発逆転!」という曲を2008年に提供して以来
同郷という事で飲んだり、ライブの案内などマメに頂いたりしています。


毎年、両親を連れてそれぞれの故郷にある御先祖の墓をお参りするのですが
意外に食事ができる場所が少ないので、たまにある道の駅の食堂などで済ます事が多く。

昔に比べて若い人の数も減り、「この辺りの買い物はどうするんかね」などと母も言う程
徒歩や自転車でいける距離にお店がないのは、ますますの過疎化の原因にもなりますね。

郊外型の大きなスーパーもポツンと見かけますが、それによって昔からの商店街や
個人商店などがどんどん無くなって、結果的には住まいの近くで食材や生活用品等を
手に入れる事が困難になった”買い物弱者(特にお年寄り)”と言われる人が増えているようです。
そんな中での思いがけずのタイムリーなニュースでしたので、ご報告。

さて、皆様 夏はまだまだ続きますが 暑さ対策など充分に ご自愛くださいませ。

--------------------------今日の一曲-----------------------

Bryan Adams - (Everything I Do) I Do It For You(1991)

ブライアンアダムスはカナダ出身のアーティスト。
ケビンコスナー主演の映画「ロビンフッド」の主題歌で
全米16週間ビルボード1位でギネス記録。
この手の大陸的なアメリカンバラードに僕は一番影響を受けたかも知れない。

もう20年前になるんですね~。そんなに昔じゃないと思っていたけれど
考えてみれば、高一野球部坊主頭181センチの可愛い甥っ子が生まれてくるずっと前。。
時代は変わるわけです。


P.S
昨日の帝京と八幡商の二回戦
帝京が先に3点入れそのまま7回まできた頃、僕の両親は
「ありゃ~こりゃもう帝京が勝ちじゃろ」と言った。
僕はすかさず、「まだわからん 満塁逆転もあるかもよ」と言って
帰京する新幹線に乗る為広島駅に向かった。
親父は「ないない」と言っていたが、
新幹線に乗って席に着いて掲示板のニュースを見て驚いた。
あった!八幡商9回表の一発! 5-3で逆転。
最後まで可能性を信じる。

「一発逆転!」

僕の好きな言葉。

Have a nice week !



Lost Up in Loving You

2011-08-11 | 音楽♪
連日の熱帯夜

熱帯夜というと 歌の世界では何だか情熱的で
多少ロマンチックな言葉のように扱われていたりもしたのですが
実際には暑くていい加減にしてほしい夜でございます。

いくら暑くても 風が吹くと 汗が身体の熱をさらい
涼しく感じるのですが 
どんよりと重い空気は 
まだまだ身体の周りにじっとりと漂う毎日が続きそうですね。

みなさんおはようございます。

後輩のブログの中に「断捨離」という言葉を見つけました。
世の中に広まっている言葉の様で

断捨離
不要なものを断ち、捨て、執着から離れることを目指す整理法。平成22年(2010)ごろからの流行語。

また川畑のぶこ氏によると
自分と身のまわりのモノとの関係を問い直し
今の自分にとって「不要・不敵切・不快」なものを
「断ち・捨て・離れる」片づけのアプローチ らしく。

その時は必要でも、やがて役割を終えたモノは昔から僕もどんどん捨てたい派ですが
それでもまだまだ大事に取りおいているモノも多く
そんなものが、もうすでに何年も押し入れや引き出しやタンスの中に当たり前のように。

来年なんて着やしない、何年後かにまた同じ流行なんて来やしないのだ。
また時が来て再び興味を持つ事もないし 記念にとっておいたものも
誇りをかぶったままでは全く意味が無い。

人間関係についてもそう思える時がある。
お互いに役目を終えたら何故か自然に離れてゆく。
期間や深さのの問題ではなく お互いが次のステップに進める時として
むしろポジティブに考える。

モノも人とも真剣に向かいあう事で、
自分と切り離して考える事が出来てくるのだろう。

そういう意味でも、この盆が終わったら改めてもう一度自分の周りを見直して
断捨離に身を置いてみよう。

さて今日から、広島。
今回は残念ながら時間もなく、墓参りを終えて帰るだけだけど
また改めて地元の仲間などともゆっくりとしたいですね。

そう言えば、お墓参りもある意味 僕は心の断捨離だと思ってます。
感謝の気持ちで故人や先祖に向き合い手を合わせると
心の中のゴミのような邪念まで取り払っていただける様です。


ではでは。

--------------------------今日の一曲-----------------------------

Kenny Rankin-Lost Up in Loving You(1975)

ロッケンローに夢中だった頃の、なんてソフィスティケートな音楽。
音楽に限らず何でもそうだけど、もっと早く出会っていればなんて思う時もあるけれど
10代の端くれで出会っていても、この感じの良さがわからなかっただろうな。
出会うタイミングにも必ず意味があるんですね。

ケニーランキンと言えば、AORの代名詞の一人だけど
特にこういう声を張らない唄い方が好きな時代もあって
30代になってからもマイケルフランクスなどと一緒に
よく聴いていたカテゴリーのひとつだな。
この曲のメロディーもいいバランスで、
あっちへ行ったかと思えばちゃんと帰ってくる感じが
とても好きなんだな。


Have a nice day !





星に願いを

2011-08-10 | 音楽♪

8月のこの時期

原爆や終戦記念日 
そしてお盆とが重なる時期を越えると
ひと雨ごとに秋に近づくと
母がよく言う

盆を過ぎたら水も冷たくなるので
なるべくもう川では泳がない方がいいとも


広島の灯籠流し(8月6日)

みなさん お暑うございます

一昨日は暦の上では立秋ですが
まだまだ暑さは続きますね

お世話になっている歯医者も
近所の居酒屋も
明日あたりからお盆休み

天気予報では
今週は猛暑続きだと言っていたにも関わらず
電力の消費予想は
盆休みのせいで
そんなに高い数字ではないらしい

岩手県陸前高田市の津波でなぎ倒された「高田松原」の松で作った薪に
故人の名前や想いを書き込んで京都の五山送り火で燃やす計画が
両者が立ち合った放射能検査でもまったく安全だという結果が出ているにも関わらず
その薪を燃やせば放射能が出るかも知れず心配という理由で
中止になったというニュース


高田松原....1600年代に防潮林として植えられた

これが今度の津波でなぎ倒された

京都市は関与せず
あくまで保存委員会の取り仕切りらしいが
僕には言葉が出ない

悲しい発想

特に今年は
多くの犠牲になった方々の
魂の供養のための新盆でもある

代々伝わる京都においての宗教的行事に関して
そんな少数の意見だけで
事の行方が簡単に左右されてしまう事実にも
大変驚く

セシウムくんなどと
表現するふざけた大人がいた事も
時間が経てばとうの昔の話

震災が引き起こしたいろんな災害に限らず
日々起こる色んな事

この狭い国で一歩間違えば
いつ自分に降り掛かかってもおかしくない事だが

同じ国の人間でありながら情けない

海外に出て戦うスポーツ選手を応援する我々だって
背中に日本を背負ってひとつになって戦うように

同じ日本に生きるものとして

せめて意識だけでも高く持ち続けたい


-------------------------今日の一曲-------------------------------

矢沢永吉ー星に願いを(2003)

ディズニー映画「ピノキオ」の主題歌(1940)

2003年にディズニーシーにて
ヤザワがこの曲を唄いながら
突然クレーンに乗って現れた

当時ヤザワファンの間では
賛否両論あったようだが

ヤザワが学校の先生役でドラマに出たときも
ボスのコマーシャルで
缶コーヒー飲みながら走るサラリーマンやったときも
色んな賛否両論があった

が、それ自体大した事ではない

「みんなはかっこいいものをつくろうとするけど
 俺は出来たものをどうかっこよく見せるかを
 いつも考えてるんだ」

昔 まだ広島に居る頃に見た
インタビュー記事でのヤザワの言葉

大事な事だと思う

賛否両論の訳とその結果がとても鮮明に見えてくる

皆が知っているスタンダードだけに
オリジナル唄うよりも数段難しい

何唄ってもヤザワなとこが
これも賛否両論の種だけど

僕はとても魅かれる


Man! I Feel Like A Woman

2011-08-07 | 音楽♪
このところの気候に油断していたせいか
再びぶり返した暑さに身体は右往左往。

麦わら帽子と蚊取り線香のあの昭和の夏は
痛い程に日焼けした肩先も
風呂上がりに吹く涼しい風に優しく癒されたもんだ。
少しの期間だけ着せてもらった”ゆかた”が嬉しくて
スイカや桃の汁で汚してよく怒られた。

ここ数十年ですでに亜熱帯に変化しつつある日本列島。

みなさんおはようございます。
言うなというが、言わせてください!

暑い!

さて一昨日は渋谷でライブ。

先日も少し触れたが、
僕自身は2009年に「涙を空にあずけて」という楽曲などを提供させていただいた
ミューアというアーティスト。
大阪在住、インディーズ デビュ-作から8年目のワンマンライブが
渋谷のプレジャープレジャーであった。

ひとくちに8年と言うが、山の麓(ふもと)から出発しての道のりには
色んな事との葛藤や戦いや、そして愛や光や それらひとつひとつに
ちゃんと向き合いながら答えを探して歩んできた年月。
体力的にもとても負担の大きいインディーズというポジションで
本当に頑張っているアーティストの一人。

旅の道標となる作品だけど、今回のライブで一番感じたのは
曲目のセットリストからも
欲張らない事によって、方向性がフォーカスされて
ミューアってどんなアーティスト?という答えが
とても見えてきたライブだった。

これは色んな事に共通する事だと思うんだよな。
曲作りも、盛り込み方を間違えると
どこを聴かせたいんだ?って僕もよく言われる。

それには今回のミューアバンドの存在はとても大きく
サウンド アンサンブル そして何より
歌と一体になった演奏が
僕ら観客側にも充分に伝わってきた。

シンプルな4リズムで「いらないものは弾かない」に徹したプレイは
彼女の歌の本来をいっそう引き立てて
ボーカルにとても集中する事ができた。
バンマスでドラムのTOSHI NAGAIを中心とした
GLAYやHIMUROのバンドメンバーの出どこ引きどこをわきまえているプレイは
ミューアの隠れていた音楽性まで引っぱり出してしまうかのようなしたたかさもあり
時に淡々としたプレイにこそ、むしろ底力を感じた程だ。
まさにそれがプロミュージシャンたる所以(ゆえん)だと感じた。

2時間という時間を感じさせない程の
とてもいいライブでした。
次回はミューアのアコギの弾き語り等も聴いてみたいと思った。

会場には西郷輝彦さんも応援にいらして居られて
以前からミューアやバンドメンバーとも、とても親交深くしておられ
8月12日にはGLAYも交えてのチャリティーコンサートが宮崎にて予定されており
またこのメンツでドッカーンとやるらしい。

みんな本当にエネルギーのカタマリですね。
その後の打ち上げでも西郷さんはじめ、みんな全開で飲む飲む。
僕のように暑さに文句ばかり言ってる場合ではありません。


--------------------------今日の一曲----------------------------

Shania Twain - Man! I Feel Like A Woman(1996)

ミューアのステージを見ている時、なんだかシャナイヤトゥエインのこの曲が浮かんだ。
こんな感じを彼女にも書いてみたいですね。

カナダ出身のアーティストでカントリーアルバムの売上世界一を記録したアルバムだ(3500万枚)。
 1997のカントリー部門でグラミー。

しかしこの曲の作り方もバランスも絶妙だな。
余計な要素を入れない事が、一定のグルーブ感を構築する最大のポイント。

わかっちゃいるんだがね、まだまだ僕は修行が足りん。
精進あるのみ。

Have a great new week !