朝晩は本当に涼しくなりました。
なんて言うのか、朝起きて見上げる空に浮かぶ雲も
どこか夏とは違う量感と質感ですね。
昨日、急にピザが食べたくなって約半年ぶりに宅配ピザを注文したのだが
記憶にある以前の味とは違い 少々がっかり。
美味けりゃいいのだが、そうでもなかった。
困るよな。おそらくチーズの種類が変わったか
ペパロニの量の問題か、作り手の繊細さ加減か いずれにせよ
いつでもどこでも変わらぬ味を提供するのは飲食業の鉄則その壱だ。
ハーフ&ハーフを注文したが5-5っていうより7-3に近いバランスで
余程 クレームしようかと思ったが思い直してとどまった。
人のことはいい。
自分だけでも雑な仕事だけはしないようにと肝に銘じた。
さて、今でも同級生達が飲んだついでにカラオケで
僕の曲などをよく唄ってくれているらしく大変嬉しい気持ちです。
今日はその中でも、忍者戦隊カクレンジャーについて少し書こうかなと思います。
(1994)
戦隊モノって、子どもが一時期必ず通る道らしいですな。
番組が始まった当時、僕が自分で思う以上に反響が大きかった事をはっきり覚えてる。
やはり子どもが反応するものは親まで飛び火するからか
当時その辺のアイドルなんかより、楽曲の浸透力は高かったな。
オープニングである「シークレットカクレンジャー」と
エンディングだった「ニンジャ!摩天楼キッズ」は
両方とも歌詞が先にあり、曲は後付けだったと思う。
作詞は明菜ちゃんの「タンゴノアール」等でご一緒した冬杜花代子さん。
もう今は天国におられますが、他にも「クイーンエメラルダス」などの曲や
みんなのうたなど 作品数は多くないけれど、とても内容のあるいい作品を
彼女と残せた事にとても感謝しています。
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余談ですが、昔 僕と冬杜さんが書いた「大切なこと」という作品を
バリトン歌手の土屋広次郎くんが是非唄いたいといってくださり
数年前にリリースしたのですが
昨年NHKのユアソング8月9月で取り上げていただいたのをきっかけに
新たなジャケットに一新して頑張っています。
とても冬杜さんらしい、自然で気取りの無い言葉がスッと心に入る歌。
昨日のブログで紹介させて頂いた篠原敬介さん同様
作品はその作家の魂としてこの世に生き続けるのですね。
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さて、再びカクレンジャー。
実際はどこかの声優さんが唄う事が決まっていたのだけど
レコーディング当日、当時お世話になっていた制作会社の方が
「なんかさあ、都志見さんのデモの歌が耳に残っててね。
ちょっと一回唄ってみてくれますか?」なんて言うもんだから
その気になって試しに唄ってみたらハマッちゃって。
ま、しかし当時は作家バリバリやってます状態だったし
基本的にはもう表では唄わないと決めていたので
そういう事情を話したら
「んじゃ、名前変えてもいいから、とにかく唄って!」って
ここで表現するよりももっと情熱的に口説かれた風で、
結局「んじゃ、名前変えるなら」って(笑)。
んで、じゃあ名前何にしようかという話になって
そのレコーディングの直前に台湾旅行から帰って来たばかりで、
台北の飲み屋でおネエちゃんに、ところで僕の名字はどう読むの?って聞いたら
「dōu zhì jiàn 」って教わった事があってね。
それをカタカナでメモって財布に入れておいたのだけど、
その読ませ方いいねっていう話になって結局「トゥー・チー・チェン」名義で唄う事になった。
そのカタカナ発音はおそらく正解とは違うだろうとは思うが、
ま、何となくそんな感じだった。
本当は内緒の筈だったのだけど、ネットなどで書かれていたりするところを見ると
僕がどこかでポロッと喋ったのかも知れない。
いずれにしても僕が唄っている事は内緒のなので、そこんとこひとつよろしく。
そんな楽曲達をまだ唄ってもらっているなんて、ありがたいね。
あとどれだけ残せるかわからないけれど
もっといい歌を書いてゆかなくてはと思うばかり。
---------------------------------今日の一曲---------------------------
愛をくれよ / 福山憲三(youtubeより拝借)
カクレンジャーを書いた1994年と言えば、他にも多く作品を書いた年だという記憶がある。
それこそ郷ひろみさんからTOKIOや静香ちゃんまで割と幅広く書いてた。
その中で、忘れられないのがこの福山憲三の「愛をくれよ」。
ドラマの主題歌が先だったか後付けだったか覚えてないけど
この作品が出来たとき、電話の受話器をスピーカーにあてて
作詞家の工藤哲雄に聞かせながら、一緒に泣いた想い出がある。
なんだか、この歌詞に僕の方がとても思い入れがあったようだ。
当時は特に色んな何かに感じながら作品を作れてたな。
福山憲三は元気でやってるかな。会いたいな。
それから作詞の工藤ともご無沙汰している。
ひさびさに歳取った顔でも見てやるから、たまには連絡よこせよな。
Have a nice weekend!
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