to the mountain

いつもハイボールを飲みながら書いています。ただの酔いどれ日記です。

オプタテシケ山 2016年5月3日

2016年05月06日 | 山スキー

先日敗退した羊蹄で,僕たちは,既に快適な山スキーができる時期は終わったということを知った。
山の上の方にはまだまだ雪はあるし,これからは快適なザラメ滑りができるらしい。
でも,僕たちには,駐車場所から板を担いで土の上を歩いてまで山スキーをしようというモチベーションは,残念ながらない。
しかも,僕もぱくさんも,足の小指の付け根の骨が出っ張ってて,とっても痛いの…(笑)
そんなわけで,お名残惜しくはあるけど,楽しかった山スキーシーズンを終わらせることにした。

札幌発は24時30分。
今日はsiro兄も一緒だ。
雪のない道路は快適で,予定よりも早く27時半過ぎ頃にトノカリ林道の除雪終点に着いた。
僕たちは林道の融雪に期待していたけど,残念ながら,取水施設までしか車は入れなかった
まぁいいさ。
時間はたっぷりあるし,山スキーはフィニッシュだし,今日はお祭りみたいなもん。
ゆっくり行きましょ~ってことでスタート。


林道って確か長かったよね~なんて話しながら歩いたけど,マジで長かった(笑)
今日は山頂はガスかなと思ってたけど,なんときれいに山が見えていた。
前回は雪が降ってて見ることができなかったから,南東からオプタテを見るのは初めてだったけど,なんか旭岳みたい(笑)


トムラウシを見ながら登る。
来年の厳冬期に行くから待っててねー。


早朝は薄い雲がかかってたけど,いつの間にか空は真っ青に。
青い空を見ると,やる気出ます!


雄大な自然の背に登る。
山頂まではもう少し。


そして,ニペソツに見守られて山頂到着~。


山頂標識の場所はさっぱり分からない。


トムラウシとs兄。


まさかこんなに天気がよくなるとは思ってなかった。
トムラウシと表大雪。


十勝連峰もくっきり。


こんな日にフィニッシュできるなんて,俺ら幸せ者だなぁ。


さぁーて,帰ろうか。


滑りづらい雪だったけど


素晴らしい景色を見ながら滑ることができて


感無量っ!!


って思ってたら,s兄が転倒して,板を流した(笑)
板は見事に僕の方へ流れてきた。
そして,「捕ったどーっ!」


ツボ足さん(笑)


お腹いっぱい滑って


思い残すことはない。


大満足!


今日は最後ってことで,ぱくさんが「帰りは俺が運転するから2人はビール飲んでいいよ」って言ってくれた。
マジか?マジでいいんすかっ??
「祭りにビールは欠かせないぜっ!」ってことで,僕とs兄はお言葉に甘えさせてもらった。

うひょーっ,チョーうんめぇー!
五臓六腑に染み渡るぜっ!!


「アル中ども」に冷ややかな目線を送るハムの人。


お楽しみの後は林道地獄。
暑いし,みんなぐったり…。


泣いても笑っても,今シーズンは今日で最後。
本当に楽しい冬だった。
みんなありがとう!


下山後は,屈足レイクインで風呂に入って「しかめん」へ。
食べたのは冷やしごぼう天そば大盛り。
うますぎて,汁も全飲み(笑)


帰札後は,焼き鳥屋で打上げ。
120分飲み放題でかっちり飲んで,解散。
天気にも恵まれ,最高に楽しい,これ以上ない滑り納めだった。

何度も言うけど,今シーズンの山スキーはこれで終わり。
数えてみると,敗退を含めてちょっきり30回だった。
振り返ってみると,本当にきつかった1月が一番楽しかった。
特に1泊2日の「オプ・ニペ」コンボ合宿はマジできつかったし,愛別の極寒牧場歩きも相当だった(笑)
でも,こうしたきつかった山行こそが僕の力の底上げをしてくれたし,何よりもキラキラ光る素敵な思い出となっている。
2月の雪崩にはビビったけど,山スキーは本当に楽しい。
山スキーはまだ1年生だけど,山スキーを始めて本当によかったと思っている。
シューを履いて板を担いでの山行は,もうこりごりだし,2度とやりたくない(笑)
そういえば,偉大な先達が,スキーのことを「魔法の翼」だと言っていた。
夢のある素敵な例えだし,そのとおりだと思う。

最後に,僕は仲間に恵まれている。
この冬に山行を共にした皆さんからは,たくさんのことを学ばせてもらった。
とりわけ,ぱくさんには感謝しかない。
彼がいなければ,今の僕はない。
皆さん,ありがとうございました。