to the mountain

いつもハイボールを飲みながら書いています。ただの酔いどれ日記です。

前富良野岳 2016年11月12日

2016年11月13日 | 山スキー

半年ぶりにスキーに行ってきた。
バズリズムを見ながら足にテープを巻いて,荷物を車に積み込む。
自宅発は午前1時30分。
ラジアンリミテッドを聞きながらパクを迎えに行く。
昨シーズンは,これを何度繰り返したことか・・・。
ただ,今シーズンは1つだけ違うところがある。
パクが引っ越しやがって江別市民になった。
パクの家まで遠いぜ!
もう1度引越しをして札幌に帰ってきなさい(笑)

自宅を出るときはガチ雨が降っていてかなり萎えたけど,富良野が近くなると雨は雪に変わった。
ベベルイが近くなってくると風がどんどん強くなっていき,林道に着いて車から降りてみると風は凶悪な音を立てて木々を揺らしていた。
これはノーマンでありんす。
だけどここまで来たら行くしかない。
こんなグッドコンディションの中でシーズンインができるなんて僕らは幸せ者だ,涙が出るくらいにね・・・(笑)
「もうこんな季節か。半年ってあっという間だったな。とうとう始まるぜ!」
僕らはこんなことを言って自らを鼓舞し,砂利が出ている林道を板を担いで歩き出した。

久しぶりの後ろ姿。
板を担いで男前度を上げるパク氏。


林道の途中で板を履いた。
半年ぶりだとスキーを履いて歩くだけでも楽しかった。
林道終点で尾根に取り付く。
てくてく歩いて稜線コルに出ると,そこはリアル地獄だった。
風速は少なくとも15はあっただろう。
もっと早く地獄装備にするんだった。
とてもじゃないけどゴーグルなしでは歩けないってことで,僕らは風に叩かれながら稜線で地獄装備を身にまとった。
ここが今日一番の地獄だった。
シーズン1発目,しかも久しぶりのリアル地獄で,軟弱な僕はビビりが入って「今日はここでやめようよ。」って言いそうになったのを何とか堪えた(笑)
けど,せっかく持って行った風速計を使う余裕なんて全然なかった。
甘いな,俺・・・。
そーいえば,帰りの車の中でP軍曹にこのことを話すと,「あんなんでやめてたらどこの山にも行けねーだろうが,このブタ野郎!家に帰って母ちゃんの乳でも吸ってやがれ,FUCK!!」って感じでご指導をいただいた(笑)

板は途中でデポした。
頼もしくグイグイ進軍する軍曹。


風はコルが一番で,ピークが近づけば近づくほど弱くなった。
ピークまではツボで登ったけど,アイゼン履かないとイマイチテンション上がんないのね・・・。
展望もないしピークでは記念撮影だけしてすぐ下山。

着いたぜベイビー!


ヤーマン!


そして,いよいよお楽しみタイム。
といっても,まだまだハイマツやら笹やらが出てて快適とは言えない。
今シーズン初テイクオフで,僕らはビビりまくりだった。
滑り方を思い出すまでまだ時間がかかりそうだ・・・。


ほんの数ターンだけ,気持ちよく滑れるところがあった。


斜度もなく木もうるさいけど,滑れるだけありがたい。


半年ぶりのスキーは,たいして滑れもしなかったけど,マジで楽しかった。
これだよ,これ!
でも,6時間くらいしか行動してないけどすごく疲れた。
それはそうと,小指の付け根のでっぱりは治らなかった。
今日も,登っている最中は痛くないけど,下りになると痛くなった。
昨シーズンとはインソールを変えてみたけどダメだった。
パクはブーツを変えてみても痛かったらしい。
もう諦めるしかないな。
痛みを超越できるようにがんばろう。
ちなみに,どーでもいいけど,僕の溢れんばかりの色気がハードシェルとザックの色を変えました(笑)
僕の器の大きさに見合うようにザックの容量もアップして,いろいろ快適になりました。

飯は占冠で。
塩ラーメン最高っす。