to the mountain

いつもハイボールを飲みながら書いています。ただの酔いどれ日記です。

カムイエクウチカウシ山(八ノ沢カール泊) 2015年8月29,30日

2015年08月31日 | ハイキング

今夏の目標の1つだったカムエクに行ってきた。
リョーさんと職場の先輩と3人で。
僕にとっては3度目の正直だった。
1度目は体調不良で途中撤退,2度目は天候不順で中止。
今回ダメなら今年は諦めようと思ってたけど,登ることができてよかった。

札幌発は当日深夜1時30分。
今回はリョーさんが車を出してくれて,僕の家まで迎えに来てくれた。
結局,行きも帰りもリョーさんが全て運転してくれた。
リョーさん,ホントにありがとうございました!
先輩とは中札内の道の駅で合流して,札内ヒュッテへ。

ヒュッテに着くと,1839峰を目指すマサさんとゆりねさんが準備中だった。
マサさん達が1839に行くっていうのは前日に聞いてたけど,出発が5時くらいとのことだったからまさか会えるとは思ってなかった。
だから会えてうれしかった。
少し話をしてから,旅立つ2人を見送った。

がんばってきてください~。


2人を見送った後は,僕たちも準備を整えて出発。
チャリに乗ったり押したりして林道を進む。
七ノ沢出合にチャリをデポして,そこから河原歩きが始まった。

どーでもいい話だけど,僕のザックとリョーさんのザックは一緒だった。
違うのは容量うだけで,色も一緒(笑)。


札内川の水量は少なかった。
そのおかげで,渡渉には全く苦労しなかった。


三股の辺りにはまだ雪が残っていた。


三股を過ぎると急登が始まる。
滝には全て巻き道が付いていてピンクテープも多かった。
個人的な感想としては,道は極めて明瞭な「登山道」だったし,急登っちゃ急登だったけどそれほどでもないっていうか,特に大変だったという記憶はない。
むしろ,先週のコビキの,僕が余計にぶっ込んだヤブ漕ぎの方が疲れたくらいだ(笑)
でも,1人じゃなくて3人で登ったせいもあるかもしれない。
ちょっと面倒臭そうなところがあると,とりあえず「パワー!」と叫んでみる。
すると,後ろから必ず「パワー!」って叫ぶリョーさんの声がする(笑)
リョーさんは「パワー!」って叫ぶと力が出ると言ってたけど,もしかしたらリョーさんの「パワー!」は仲間にも力を与える効果があるのかもしれない。
そーいえば,「パワー!」にもバリエーションが増えてきた。
リョーさん,時には「パワっ!パワっ!」って言ってたりする。
今後どれだけ増えるのか楽しみだ!

あと少しでカール。


そして,カールに着!


登ってる途中で晴れ間も見えてたから,まだ時間もあるし今日中にピークに行っちゃうのもありかなと思ってたけど,カールに着いてテント立ててたら一気にガスってきた。
こりゃダメだって感じだったし,ほかにやることもないからその辺をプラプラしてたら,壊れたわらじを発見
きっと誰かが焚き付け代わりに残して行ってくれたんだろう。
そこで,やることもないし,酒飲むのもまだ早いってことで,わらじを使って焚火にチャレンジしてみることにした。
カールには枯れた枝がたくさんあったから,とりあえずそれを集めた。
集めてて思ったけど,カールは熊の糞だらけだった。
新旧入り乱れてた(笑)
平だし,水もあるし,熊も居心地いいんだろうな~なんて思った。
で,肝心の焚火は最初のうちは全く火が着かなかった。
もう諦めようかって時に,パワーさん・・・
あっ間違えたっ(笑)
リョーサンがわらじをほぐしたらどうかと言い出した。
それはいい考えだってことでわらじをほぐしてみたらかなりの手ごたえがあった。
そして,着火の最大の功労者は,先輩だった。
先輩の美木良介ばりのロングブレスが薪に一気に火を燃え移らせた。
いや~,感動,感動。
すばらしい!

ってことで飲みましょう!


せっかく火があるのに炙るものがないって思ってたら,美木先輩がアタリメをくれた。
炙ったら激ウマっ!


薪を集める人たち。
カールのデカさが分かってもらえるだろうか。


時折ガスが切れたりもする。


焚火は暖かい。


先輩は,どうやら焚火と会話ができるようだった。


焚火でテンションが上がり,ビール1リットルとウイスキー200ミリリットル弱をカールの湧水割で飲んだ。
楽しい夜だった。

翌日,起きてみるとフツーに具合が悪かった(笑)
ちょっとだけ,具合悪いしピーク行かなくてもいんじゃねって思ったけど,気を取り直して準備開始。
月が明るかった。
カールからピークまでの踏み跡も明瞭だった。

ついに山頂~!


山頂標識を指さして記念撮影してみた。


結構早く着いたから,山頂ではコーヒーを飲んだり,カップ麺を食ったりしながら時間をつぶした。

遠くの空が赤くなってきた。


写真を撮ってもらえるのがうれしい。


自分的にはちょっといい感じに撮れたんじゃないかと思っている。


美しい日高稜線の朝。


素晴らしい景色だ。


右の方に39が見える。
マサさん達は今頃どの辺を歩いてるのだろうか。


カムエクの影。


霞んでる感じも幻想的でいい。


カールに戻ろう。


結構急だね。


ピラミッド峰もかっこいい。


テントを撤収して,いよいよ下山開始。

カールの中心で「パワー!」を叫ぶの図。


気持ちのいい青空。


晴れていれば河原歩きも悪くないかも。


デポしたチャリまであと少し。


危ないですよ・・・(笑)


下りはチャリの恩恵をめいっぱい受けた。


長かった旅ももう終わり。


お疲れ様でした。