本当は北面に行きたかったが天気が悪い。
なるべく風に当たらない京極から登り、滝の沢を滑って下りてくることとした。
京極の街中に着いたのは午前4時20分頃。
道道から登山口へ向かう道路へ入るとまだ除雪がされていなかった。
道路管理の車のものと思われるタイヤの跡があったからなんとか登山口までたどり着けた。
しかし、登山口前はがっつり雪が積もっていて、駐車スペースを作るのにかなり時間がかかった。
車高の低い車だと駐められなかっただろう…。
京極で車を駐めるのにこんなに苦労したのは始めてだ。
というか、厳冬期に京極に来たことなんてあったっけ？
車から出た時は星空が見えていたがすぐにゴンゴン雪が降って来た。
準備をしてスタートするが前がよく見えない。
しかも雪は重く板はずぶりと沈む。
参っちゃうな。
ヒーヒー言いながらピーク着。
もっと時間かかるかなと思ったが、３時間半で登れたようなのでまあ良しとする。
ボッコを見るのは久しぶり。
釜からは風の唸り声が聞こえていたが、今日もピークは穏やかだった。
さあ滝の沢へ。
沢へ入ると薄っすらと日が出て明るくなった。
おかげでホワイトアウトで酔っ払うこともなく楽に滑れた。
沢は斜度が緩いように感じた。
先週の宗助本沢が急だったからそう感じるだけかもしれないが…。
沢はでかく、天気がよくて下界の畑が見える日なら楽しいのかもしれない。
700を過ぎた辺りで沢から脱出。
分かっていたことだけど、これ以降はほぼ自動運転にならず、えっちらおっちら漕いで帰って来た。
お沢の感想。
東墓地の沢の方が楽しいと思う。
1000辺りまで東墓地の沢を滑り、沢から抜けた後は尾根を滑って自動運転で車に戻る。
これが京極から羊蹄に登った際の正しい遊び方かもしれない。
車に戻ってみると、道路が除雪され、車の後ろには雪山ができていた。
一仕事せねばと思っていたら、消防の方が来て除雪を手伝ってくれた。
僕の車を退けた後に消防の車を入れたいらしい。
訓練をするとのこと。
ご苦労様です。
そしてありがとうございました。
本日は真狩温泉がお休みだから、久しぶりの京極温泉へ。
なかなかいいじゃない。
サウナは暑く、水風呂も冷たい。
なにより開店は午前10時。
京極から登って真狩温泉まで行く理由は、もはやない。
風呂の後は京極温泉のお向かいさんの蕎麦屋で。
ごちそうさまでした。
