大正十年東京朝日新聞第19局

2006-10-31 13:40:14 | 棋譜
開始日時:1920/10/10
終了日時:1921/02/06
棋戦:その他の棋戦
戦型:その他の戦型
備考:角頭歩突き
手合割:香落ち
下手:大崎熊雄
上手:阪田三吉

場所:東京市「上野公園常盤華壇」および「柳澤吉保伯爵邸」
*放映日:1921/04/18-23
*棋戦詳細:(東朝)(國民)(大朝)東西将棋特別大手合
*「大崎熊雄七段」vs「阪田三吉八段」
*10月10日に指し掛け、その後翌年の2月1日、3日~6日に指し継がれた
△3二銀 ▲7六歩 △2四歩 ▲2六歩 △2三銀 ▲3八銀
△3四歩 ▲6八玉 △3三桂 ▲7八玉 △3二金 ▲4六歩
△7四歩 ▲6八銀 △7二飛 ▲7七銀 △7五歩 ▲同 歩
△同 飛 ▲5八金右 △6二銀 ▲6六歩 △7四飛 ▲7六歩
△7三銀 ▲4七銀 △8四銀 ▲6七金 △3五歩 ▲5六歩
△3四銀 ▲5五歩 △9四歩 ▲7九角 △3一角 ▲8八玉
△7三銀 ▲7八金 △6二玉 ▲5六銀 △4四飛 ▲9六歩
△7一玉 ▲6五歩 △6二銀 ▲1六歩 △4二角 ▲1五歩
△5一角 ▲7五歩 △8二玉 ▲7六銀 △7二金 ▲8六歩
△7三銀 ▲7七桂 △8四歩 ▲1八飛 △2五歩 ▲1四歩
△2六歩 ▲1三歩成 △2五銀 ▲1五飛 △6二角 ▲4五歩
△2四飛 ▲3五角 △2一飛 ▲1二と △5一飛 ▲1三飛成
△3四銀 ▲4六角 △2三金 ▲1八龍 △5四歩 ▲同 歩
△3五銀 ▲5五角 △5四飛 ▲1三と △3四金 ▲7四歩
△同 飛 ▲6四歩 △4五金 ▲同 銀 △同 桂 ▲6五銀
△6四歩 ▲6三歩 △同 金 ▲7四銀 △同 銀 ▲3二飛
△7三銀 ▲5二金 △3一歩 ▲2二飛成 △4四銀 ▲6四角
△同 金 ▲6二金 △7一歩 ▲6三歩 △5三銀 ▲6一角
△4二銀打 ▲5四歩 △同 金 ▲7二歩 △8三角 ▲5二角成
△7二歩 ▲4二馬 △同 銀 ▲同 龍 △9二玉 ▲7二金
△同 角 ▲同 龍 △8二金 ▲6二歩成 △6六歩 ▲同 金
△4四角 ▲9五歩 △7二金 ▲同 と △6六角 ▲7一角
まで132手で下手の勝ち
例によって國民新聞と大阪朝日新聞の原紙は確認していないが、朝日に囲われていた坂田と國民新聞の将棋欄を牛耳っていた大崎の企画対局だろう。将棋世界2006年1月号の一覧表によれば、國民新聞に将棋欄ができたときの本締めは井上義雄とされているが、井上は大正九年に死亡している。(追記)井上義雄の経歴として、将棋同盟会からの離脱時に、「将棋同志会」の結成がある。國民新聞を拠り所に活動していたようだが、後に中央新聞に移ったとの記述もある。死亡により大崎が引き継いだと考えていたが、同志会がアマチュア中心の団体であったこともあって、追い出された可能性もあるな、と思った。國民新聞の将棋欄を見てみればはっきりするだろう。

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