<del>いわゆる10月23日通達を違憲とした地裁判決について</del>君が代の思い出

2006-09-23 01:05:27 | 雑記
 地裁だから出た判決で、最高裁でこんな判決がでるはずがない。地裁の判決を大々的に取り上げるしかないあたり、先生側につく人々も苦しいんだなあ。
 都の方針はともかく、上の言うことを聞かない教師が懲戒を喰らうのは当然のことのように思える。今回の教師たちのやってることは、授業ほっぽりだしたり、法令違反犯したりしたのと大差ないのだし、日の丸・君が代にかかわるからと言って特別扱いするわけにもいくまい。平教員は校長の方針に従って授業やってればいいんです、というシステムなんだから、先生たちも難しいこと考えないで働いてください。
 でも一番思うのは、こういう御時世に学校行ってなくって良かったわ、ということ。自分の小中高時代、国旗掲揚は冒頭あったはず。国歌斉唱はあった。嫌だったのでよく覚えている。意識的には蛍の光やら旅立ちの歌やら校歌やらを歌うのと違わないのだけれど、何せ歌いにくかった。声変わり以降かなり声域が下になってしまった私にとっては、通常の音程ではd2が難敵であった。真面目に歌えば歌えたのだが、それだと異様に目立つ。他の曲ではg2ぐらいは克服しているのだから、「君が代」を元気一杯歌っていることを知られたくないという意識のあったことは否めない。ともかくも、オクターブ下げて歌う群れに混じったのだが、こちらも綺麗に音程が取れる人間が少なく(大抵の式典会場に響き渡る得体の知れない男どものうめき声の正体は、オクターブさげた奴らのdefの音程が取れなくなってグダグダになった声の集まり)、これも嫌だった。今、歌えと言われたら絶対口パクにする。あ、小声で歌えばいいか。歌い方はともかく嫌なのに歌っていたあたり、当時の自分は随分と真面目だったのだなあ、と思う。
 学校によるだろうが、音楽の時間の歌唱指導が少ないかも知んない。斉唱でお茶を濁さず、ソロで歌えるくらいにまで仕上げれば問題あるまい。とはいえ、曲自体がつまらないので、音楽の時間がもったいない。国旗国家に力を入れる学校では「君が代」の授業を設け、まともに歌えないと単位が取れないということにでもすればどうか。

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