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書き逃げアンドロイド。

副交感神経が優位になるような写真が好き。

認知的不協和

2020年11月01日 12時02分05秒 | 意識論関連

物理学とか天文学というのは 批判対象が理論とか数式であるため あまり個人の人間性とか倫理には言及することがないのだが

人文学部や哲学においては批判対象に「自己」が含まれてしまうため 本来個人的主観は徹底排除すべきなのだが むしろ文科系学部では主観しか取り扱わないため ヒトという種の生物の悪い面ばかりが出てきてしまい 組織腐敗や封建的独裁状態に陥ることがよくある

主観的に気分が悪くなることや 与えられた「仕事」にとって邪魔でめんどくさいことは「悪いこと」だとみなして問答無用で排除することによって 封建的独裁や組織腐敗に陥る原因となる

警察官が個人的「業績」のために 押収物の自転車を勝手に持ち出して その自転車を盗む奴を検挙しようとした事例があったが これは社会安全性よりも利己的利益だけしか見ていない身勝手な行動である

押収物に限らず 放置自転車はどんなに邪魔でも警察官は放置する

なぜなら放置自転車を盗む奴が現れて検挙できれば業績になるからである

盗まれた人の損害や利益については警察官は一切関知しない

にも関わらず 「警察の捜査にご協力ください」などと平気で言い出すのである

警察の本来の社会的「目的」とは 安全性を高めることであって 酔っぱらいが放置自転車を盗んだのを検挙する「数」を稼ぐことではない

 

本来の社会的な役割を忘れて 業績などの目先の利己的利益ばかりを追求してしまえば社会を破綻に導くのは必然である

福島第一原子力発電所における津波に対する脆弱性放置がその典型であろう

アダム:スミスの言った「見えざる神の手」などという根拠の乏しい神話の類いを盲目的に信奉したからこそ 利己的金儲けばかりが正当化され 貧富格差の拡大の大きな要因となっているのであり

経済の本来の目的である「世を経て民を救済する」ことを忘れて各々が利己的利益追求だけやっときゃ全てはうまくゆくとでも思っていれば安心なのであろう

安心とは 脳の報酬である サルがエサが得られる行動に執着するようになるのも 「パブロフの犬」と同様に機械手続き的条件反射に過ぎず これは「意識」ではなく無意識なのだが 主観的な安心などの脳への報酬さえ得られればヒトもサル同様に何も考えなくなるものなのである

ヒトという種の生物は 別に人間性を発揮するために進化したわけではなく あくまで脳が肥大した結果として客観的論理検証もできるようになったことによって人間性も発揮する可能性も持てるようになっただけであり

生育環境によっては簡単にバカになることも簡単なのである

シエラレオネのゲリラ社会で育てば 子供は全員もれなく残虐なゲリラに育つものであり

バカな大人しかいない環境で育てば日本であっても障害者虐殺をする甚大なバカも育つものなのである

「誰が一番バカなのか 決めれば良いんだ(勝俣州和)」というタイトルの書籍があったが 「決める」とは「レッテルを貼って安心したい」だけであって それが社会安全性や持続可能性にとって有益なわけではない

ヒトの多くは他人に対して論理的な根拠のないレッテルを貼ることによって 本当にバカなのが誰なのかについての自発的検証というものを一切しなくなる習性があり 集団組織的協調性を発揮して「アイツはバカだ」と多数で同調して決めつけることで 自己客観性を簡単に喪失するのである

自分の頭の悪さだけを例外扱いしてしまうのである

その原因は簡単である 主観的に「気分が悪くなる」からだ

人間としての意識の本質を語る上において 自己の主観的感覚も客観的に検証する必要性がある

自分も「ヒトという種の生物」の一個体に過ぎないという自己客観性が必要になる

だから本論は「人気」がない

簡単に気分が良くなるようには誘導しないからであり

むしろ 自らの頭の悪さを自覚しなければならず 嫌な気分にしかならない

自らの頭の悪さがどのようなものであるのかを客観的に理解しないことには 「頭が良くなる」わけがないのだが ヒトの多くは「気分が悪くなる話は洗脳だ」とでも決めつけレッテルを貼って満足する

本当の洗脳というものは むしろ気分が良くなるからこそ盲目的に信頼するようになるのが原因であって 洗脳されている者というのは洗脳状態に満足しているのである

洗脳の話でよく取り沙汰される「認知的不協和を解消する形」だが 要約すれば「気分が良くなる話しか信用したがらない」という意味に過ぎない

洗脳のメカニズム構造というのは 理論的には実はそんなに難しいものではなく 極めて単純な「ヒトの先天的習性」に起因する条件反射に過ぎない

 

 

Ende;


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