バクテリアがヒトにまで進化した事実に対し 「偶然だけで起こるとは考えられない」と言い張る生物学者は多いものであるが
実際には「偶然だけで進化が起こるとは思えない」という主観的感想を述べているに過ぎず 論理客観的な根拠や証拠に基づいてチャールズ:ダーウィンの進化論以外の進化プロセスを説明しているわけではない
田島木綿子は 「環境が大きく変化した時にだけ生ずる急激な変異」などという 何の根拠も証拠もない勝手な妄想をでっち上げて遺伝的進化のプロセスを説明しており 科学者としての誠実さを著しく欠いている
危険学では どんなに小さな確率の危険性であっても 「いつか必ず起こる」ことを前提にして検証する
1000年に一度の津波の危険性に対し 「多分こないだろう」といった「だろう運転」を原発でしていたからこその原発事故という結果を引き起こしたのである
遺伝的進化は偶発的に適応変異が生じた結果として収斂進化が起こるのであって 適応変異以外の全てが死滅することを「収斂進化」と呼ぶのであり 決して個体の後天的意図目的や戦略 或いは個体以外の「誰か」の力学によって都合良く進化が生じるわけではない
どんなに低い確率であろうとも 大量無数の変異の中には偶発的に環境適応変異個体が出てきても 感覚的には「不思議だ」「凄い」という印象を抱くことはあっても 論理客観的に「絶対に起きない」ことの論理証明にはならないのであり 遺伝的進化が「偶然だけで起こるとは考えられない」というのは根拠のない嘘である
チャールズ:ダーウィンの遺伝的進化のアルゴリズムやプロセス以外の説明ができない以上 遺伝的進化には「誰か」の意図目的や戦略の存在を証明したことにはならない
生存は戦略ではなく ただの結果であり 結果に至るまでのプロセスに合理性があるとしても 遺伝的進化のプロセスが偶然に依存している以上「生存戦略」という概念は科学的に間違いである
Ende;