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書き逃げアンドロイド。

副交感神経が優位になるような写真が好き。

○バカの哲学。

2019年05月16日 15時29分57秒 | 意識論関連
「雨乞いをしたら 雨が降りました」

その理由とは

「雨が降るまで雨乞いを続けた」からです

ですから 「雨乞いに効果があって雨が降った」わけではないんですね



亀山郁夫は「ドストエフスキーは 現代の社会を予言した」と言いましたが

具体的に「テロや暴力が蔓延する理由」をドストエフスキーが解明していたわけではなく

ドストエフスキーの著作の中の雰囲気を 現代社会の雰囲気に後からこじつけただけなんですね

それって「ノストラダムスの大予言」と一緒で 既に発生した事象に対して 後から予言っぽい話をこじつけているだけなのと同じなんです

*:「フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー」 オイラてっきり「ドスト:エフスキー」かと思ってたよ まあ 全く興味ないからな



予言をするのは簡単で 「3歳児が自動車に轢かれて死にます」と予言をしておけば たくさん起きる自動車事故の中には3歳児が巻き込まれる事故も発生するかも知れません

「航空機が墜落する」予言しておけば そのうち本当に墜落事故も起きるかもしれません

でも こうした予言には 論理的根拠がありませんから 予防に有効な情報が一切ないんですね



NHK解説委員の室山哲也は 「人類は絶対に絶滅します」と宣言しました

はて この予言は当たるでしょうか 外れるでしょうか

でも 良く考えて下さいね この予言って当たろうが外れようが どうでもいい話なんですよ

人類が絶滅する可能性は確かに無いとは言えませんけど 必要なのは「どういうメカニズム構造によって絶滅するのか」を論理的に解明することで 絶滅を回避することも出来るようになるので それなら有効性もありますよね



フリードリヒ:ニーチェは「人類は超人へと進化する」と予言しました

「で?」

「だから?」

「なんなん?」

実を言うと 分子生物学の観点からは ヒトという種の生物は数百万年先には生殖能力が劣化することが解っています

遺伝的進化が起きるためには 突然変異と苛烈な淘汰圧力が働き続けなければならず

しかも それが必ずしも生存にとって有利である保証もなく 生物の歴史の中では幾度もの大量絶滅も実際に起きているわけです

単に生物として生存に適するだけなら おそらくヒトよりゴキブリの方が有利なんですね

「ヒトが遺伝的進化をするかどうか」を予言したところで 「どう進化するのか」「何のために進化するのか」という目的関数のようなものは そもそも遺伝的進化には存在しておらず もし人為的に遺伝的進化を促すためには動物や植物で行っている品種改良のようなプロセスが必要になるわけです

目的にとって都合の悪い個体は破棄して 目的に適した個体だけを交配繁殖させる

それ ヒトでやって良いことですかね

そもそも疑問すら持っちゃいけないことなんじゃないですかね

こうした品種改良における目的関数の決定って 一体誰がするんですかね

絶対に間違えることのない完全無欠の「ヒト」が決定するんですかね

そんな奴いるんすかね

「人知や理性を超越した 実証不能の謎の英知」みたいなもんを発揮出来るヒトを超越した「超人」が決めるんすかね

それヒトにとって必要性あります?

そもそも 「超人」って何かの役に立つんすかね

何のために「超人」に進化しなきゃいけないんですかね

原発事故の再発防止とか 交通事故の再発防止とか そういう具体的な社会安全性にとって何か応用可能なんすかね

それ 別に遺伝的に「超人である必要性」あります?

そういうこと 今まで誰か考えた人います?

いないでしょ

「考えない人」って どういう人ですかね



Ende;

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