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書き逃げアンドロイド。

副交感神経が優位になるような写真が好き。

イデア。

2011年04月12日 23時44分18秒 | 意識論関連
 プラトンのイデア論とかっていうのは、要するに混沌とした現実世界を拒絶しているだけの観念の世界である。

 大脳辺縁系が促す抽象化、すなはち「整理。」された世界をヒトは求めるため。結果的にイデアという観念こそが実体であるという現実逃避の屁理屈がイデア論である。

 ヒトが見ている自然界というものは、数十億年の生物史の中で、ごく最近の状態しか見ていない。初期の生物、カンブリア紀の混沌とした生物進化の過程を経て、種の淘汰が充分に行われた結果だけを見ているため。世界は一見すると混沌ではないように見えるのである。

 その整然とした「結果。」だけを抽出しているから、イデア論などという気分的理想郷を勝手に妄想してしまうのである。

 カール:ライムンド:ポパーが大批判した「プラトンの呪文。」というものも、プラトンの異常なまでの権威に対する盲目的強迫観念の結晶であるからに他ならない。

 だからプラトンを哲学だと思ったら大間違いである。

 それくらいなら判っていると思うけど。気がつかなかった?。

 イヌとかって、ヒトが品種改良することによって、極めて多種多様な混沌とした生物になってしまっているでしょ。あれは本来イヌという種の生物の中にあった性質を先鋭化させたものであって、直接遺伝子操作をしたわけではないので、環境によっては混沌とした多様な品種になるものなのである。

 実はヒトもある種の「品種改良。」が結果的に行われてしまっている。相手を理性的に見極めずに、その場限りの性欲で子供を作っちゃうもんだから、結果的に離婚率が増えたりするのではないかと考えられる。

 「恋愛は自由。」だとかいう観念を盲信したがるのも、そのためだろうね。そういうことにしておかないと、自分の行動の結果を正当化できない奴が多いんだろう。




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