ウイルスが生き残るためには、宿主(今回なら人)に死なれてが困ります。
困らないように進化するメカニズムはない ヒトが先天性疾患を持って産まれてきてしまうと困るからといって先天性疾患がなくなるわけではない 死ぬか生きるかは結果であり目的ではない
宿主が死ぬとウイルスも生きられないからです。
ですので致死率が低く、かつ感染力の高いウイルスが生存に適しています。
適しているからといって都合良く適した進化が起きるわけではない 進化の果てに絶滅することも充分にあり 生物史の中では幾度もの大絶滅は起きており 中間種のほとんど全ては絶滅しているのである
変異しやすいRNAウイルスではそういった環境に適したタイプのものがどんどん増えていきますので、それにより弱毒化が起こります。
一体どういう淘汰圧力がかかれば弱毒化への収斂進化が起きるのかについて論理的説明にはなっていない
出典:大手町リーレクリニック
⇨環境に適した個体種や株種であれば生き残れるのだが 環境に適した個体種や株種以外が全て死滅し 偶発的に環境に適した個体種や株種だけが残った結果が遺伝的進化というものであって 遺伝的進化が起こるためには膨大な死滅(失敗)が必要である
アナウサギとミクソーマウイルスの場合には 最初に膨大な死滅があってこその弱毒化であって それでも致死率は50%にしか低下していないのである
これはヒトのウイルスで言えばエボラ出血熱ウイルスに相当する致死率であり アナウサギほども繁殖力があってこその共生可能なものであって ヒトでこれが再現されれば医療どころか文明ごと崩壊する
現在の生物相というものは 過去に膨大な死滅を伴った収斂の結果であり 収斂が生ずるためには適応した個体以外が全て死滅する必要があり 都合良く適応した個体や株種だけが増えるメカニズムは存在しない
遺伝的進化の結果だけを見て あたかも進化のほぼ全てが成功しているかのように錯覚し 全ての生物種やウイルス株種の全ても必ず進化に成功するかのように錯覚するのはトンデモナイ大間違いである
Ende;