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書き逃げアンドロイド。

副交感神経が優位になるような写真が好き。

○危険性。

2019年05月10日 09時04分11秒 | 意識論関連
一般大衆が「哲学」というものに求めるのは 人生相談である

人生相談というのは 主観的気分を良くするだけの占い相談のようなものに過ぎず 到底倫理や人間性の論証には全くならない

「主観的に気分が良くなったこと」を短絡的に人間性や倫理だと勘違いして哲学だと錯覚しているのである

ヒトの多くは主観的に気分が良くなると 短絡的に「自分は頭が良くなった」と勝手に妄想し 論理思考を停止させ 何も考えなくなる

そういうペテンを大衆の多くは「哲学」だと勝手に勘違いしているのである



フリードリヒ:ニーチェを読んだ者の多くは 内容の論理客観的精査など一切せず ただ自分の主観的気分が良くなるよう誘導されることで満足し

更に 自分の主観的気分を満足させてくれるニーチェを「頭が良い」とか「人間性に優れている」などと勝手に思い込み 好きになり 何も疑わなくなる

こうした思考停止の中毒症状というのは ニーチェに限ったことではなく マルクス:ガブリエルでも養老孟司でも山極寿一や松沢哲郎でも引き起こされるものである

「ハーメルンの笛吹男」というのは実話だそうで 再現可能な洗脳傾向というものを ヒトという種の生物は先天的に持っている

ヒトは ヒトに進化する以前から 動物的本能習性としての統率的協調性を持っており 実際ヒト以外でもイヌやハダカデバネズミでも統率的な協調性を発揮する習性が見られる

権威と見なした相手を盲目的に信奉し 忠誠忠実であることへの感覚的「美しさ」というものを主観的に「感じ」るのも そのためである

カール:ライムンド:ポパーが激しく批判した「プラトンの呪い」とは こうした先天的な権威服従性への感覚的誘導を促す危険性を孕んでいるためである

生物学では久しく長い間 ヒトの先天的な社会形成習性による統率的協調性を 短絡的に人間としての社会性として「解釈」してきたが 無論 これは科学的には根拠のない生物学者達による勝手な妄想観念に過ぎない

ヒトの統率協調性というものは ナチス政権やポルポト政権 ISILやオウム真理教などのカルト宗教でも発揮されるものであり ヤクザやマフィアなどの反社会的集団組織においては むしろ顕著に発揮されるものである



ニーチェによる「超人」妄想がナチズムを精神的に支えたことは何度も述べたが それでもなを大衆の多くや「哲学者」達はゾロアスター教を哲学だと信じて疑わない

大衆や文系マスコミの多くが養老孟司の言っている内容に意味があると信じて疑わないのも 読み手が主観的に気分が良くなることを 短絡的に「自分の頭が良くなった」と勝手に勘違いしているためである

「自分の頭を良くしてくれた先生様(教祖様)」を主観的に好きになり その主観的な好きを根拠に盲目的に信頼して何も検証しなくなることで 人々はバカに陥るのである

バカとは何かと言えば 何も「考えない」状態を指す

カルト宗教の信者達が自分達の行動が異常かどうかを「考えない」ことと同様に 養老やニーチェやマイケル:サンデルやマルクス:ガブリエルの「信者」達も その内容に客観的な論理的根拠を伴った「哲学」なのかどうかも「考えない」のである



大衆が人生相談を求めるのは 主観的な「悩み(気分)」を解消するためである

従って 客観的な安全性のための人間性や倫理など 意識の中にはない

自分の主観的気分さえ良くなれば それを「哲学」だと勝手に思い込んでいるのである

それがどれだけ危険であるのかを 多くのヒトは認識していない



Ende;

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