マックス・ウェーバーは、自らが提唱した「官僚制」に於いて、「官僚制とは規則による機械的システム」であり最も合理的な組織だと述べている。
規則を守れば誰が行っても予定された結果が出て合理的、かつ、結果、プロセスが予測出来る(計算可能性)としている。
しかし、予定されざる結果(逆機能)も発生した。(参考だが、現在では「官僚制」とはこの“逆機能”のイメージで捉えられている。)
その“逆機能”の一つが「訓練された無能」だ。
その他の“逆機能”として、「最低許容行動」(これだけやっていればよいという考え)、「目標置換」(規則を守ることが目標となってしまう現象)、「個人的成長の否定」(スペシャリストが養成出来る反面、このマイナス効果も発生する。) 等々がある。
出典:https://blog.goo.ne.jp/4456hs/e/4ab79cb1a32f4aa3e972b63364afad0a
⇨警察官が取り締まりによる点数稼ぎを目的にしてしまい 事故や犯罪の撲滅にとって非合理な行動を採るようになることもある
機械手続き的制度においては 「許可なく薪ストーブの灰を売ったら書類送検」になったり 実害が予測できても被害が出るまで関与できないといった非合理な対応に陥る原因となる
それを「最も合理的」だと主張しているマックス:ウェーバーは自らの傲慢さや頭の悪さを自覚していない
武田砂鉄はギュスターヴ:ル:ボンの解説において ル:ボンの論説には弱点もあることを指摘している
読んだ内容に酔いしれ ただ漫然と鵜呑みにするのではなく どこかに弱点や間違いが存在していないか ちゃんと自分の頭で検証して判断する必要がある
だから「自律」が重要だと言っているのである
嘘やデマや間違いを認識できないということは 何も考えていないバカに過ぎないのである
バカの意識は人間としての意識としては機能しない
「どうせ俺はバカだから」と 安っぽい絶望で満足することも簡単であるし 「自分はバカだ」と嘆いて落ち込むのも簡単である
ヒトとは そういう簡単なことしかできないバカなのである
Ende;