地球には素晴らしい生物があふれている。
これは更科功の主観的感想に過ぎない
昆虫嫌いの人に昆虫を見せたら「最悪だ!」と思うであろう
ウチの母親に玄関先で捕えた大きなアゲハチョウを見せたら「ギャー」と拒絶反応をされてしまったことがある
養老孟司なんぞは昆虫は大好きな癖に クモやダニは「脚が8本あるから気持ち悪い」などと言い出す始末である
もうわけがわからない
もちろん個人の好き嫌いであるからどう「思おう」が構わないのだが それをあたかも一般化して人の全ては「地球には素晴らしい生物があふれている」と思わなければならないかのように 暗に強制するのは間違っている
しかし 「素晴らしい」と思おうが思うまいが 地球環境は守らなければ人類の存亡に関わることに違いなどないのである
個人的好き嫌いは社会的には意味がない
金メダルを噛じられて残念な思いをしている選手に対し 「俺はそこまで怒らない」などと称して 「俺様は心の広い人間だ」とでも思ってもらえるものだと期待している糞弁護士もいるが
そんなものは人それぞれであって 当人が嫌がることがあるなら尊重するのが本当の心の広さというものである
ダイバーシティ(多様性を受容する)とは そういうことだ
個人的な好き嫌いを他人に押し付けてしまうから「身勝手」なのであって 社会的な倫理以外を他人に強制するのはむしろ「心の狭い態度」である
実際の自然環境においては「地球には凶暴な野生動物や猛毒を持った植物にあふれている」という側面も存在するのである
ギョウジャニンニクだと間違えてイヌサフラン(コルチカム)を食べて死んだり 最悪意図せずに他人に食べさせて殺してしまうこともある そういう怖い側面も自然にはあり 決して「素晴らしい」の一言で済まされる話ではない
ウチの近所にはスズメバチはいないのだが アシナガバチはいる もしかするとこの2種は共存できないのかもしれないとすれば 凶暴性の低いアシナガバチは営巣していても放置しておいた方が良いのかもしれない
港湾で問題になっているヒアリも 国内在来種のアリがいると共存できないという話もある
見た目の怖い大型のアシナガバチだからといって無為に駆除してしまわない方が良い可能性というのもある
知らんけど
本当のところは
詳しい人に訊いてください(j高田)
巣の近くで叩いたりしなければ アシナガバチは襲ってくることはまずない
ヒトが動く姿を見るとアシナガバチはフラフラと上空に逃げてしまうことの方が多く 毒性は高いが攻撃性は高くない
自然界の多様性というものも個人の好むと好まざるとに関わらず 守らなければ自分で自分の首を締めることになりかねないのである
誰も「破綻に陥りたい」と思って生活しているわけではなかろう
それなら個人的好き嫌いと社会的行動は分別をつけるのが人間性というものである
Ende;