☆もうすぐ六月!
一日一日が早く感じながら過ごす日々・・・
だいぶ前に読んだ小説から~
・・・一人の人間を理解することなど軽々にできるはずがない。・・・
「情報の世紀」が本格化するのはこれからだ。
今後もメディアはより早く、より個人的に、より便利に、より安価にーという流れで変質していくだろう。
溢れるほど情報が、自分に合った心地よい世界へ誘い、社会は細分化を続ける。
結果、あらゆる業界が薄利を押し付けられ、まとまりのなさから多売の機会すら奪われれる。
だが、世の中が衰弱していく様を、ただ指くわえて見ているわけにはいかない。
思考を続ける人間には、真贋を見極める目が備わっている。
本物を、上質を選ぶ慧眼を身につけることが、情報の波にさらわれない唯一の対抗策だと小山内は信じる。
思考の源は言語だ。
言葉を探し、文化を育み続けることこそ、出版人の使命だ。・・・・
△単語:
ー真贋(しんがん)
本物と、偽物。また、本物か偽物かということ。「真贋を見分ける目」
ー慧眼(けいがん)
「慧眼の士」→慧眼(えげん)